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本を書いています。
Vol.23 親孝行とか子孝行とか。
先週末に発売になった拙著「面白い!」のつくり方 が売られている様子を見たくて、時間を見つけては書店さんをのぞいて回っています。ありがたいことにたくさんの書店さんに置いて頂いており、ただただ感謝する毎日です。
このnoteやSNSでも最近本の宣伝ばっかりでウンザリされてるだろうなぁとは思いつつ、今はもう何としてでも一人でも多くの人に読んでほしいので、なりふり構わず宣伝して回っています。今は、広告を打つクライアントの気持ちがとってもよく分かります…。とにかく売りたい!
それはさておき、今回本を出して一番喜んでくれているのは、何と言っても家族です。両親には早い段階で献本したのですが、一番最初に読んで感想を送ってくれたのは父親でした(普段は本なんて読まないのに)。献本したにも関わらず、母親は本屋でも2〜3冊買い求めてくれたようです。ありがたい話です。
前々回の投稿で娘の絵が賞を獲ったことを書きましたが、自分も親になった今、両親の気持ちも少しはわかるつもりです。子どもが褒められたりすることは純粋に嬉しいですし、何とも誇らしい気持ちになるものです。
妻は普段あまり本を読まないのですが、いま頑張って読んでくれているようです。昨日、ふざけて「出版直後にして早くも実写化!」という投稿をしたのですが、その写真を撮って協力してくれたのも妻です。
子どもたちもとても喜んでくれていて、娘は本を一冊学校に持って行って読んでいるらしく、それとなく周りの子にも話したりしているようです。今日なんかは、表紙のイラストのTシャツを着て誇らしげに学校に行ってました(元々何となく描いたイラストで、UTme!でTシャツにしたりしていたのです)。そんな様子が何ともいじらしくもあり、父としては嬉しい限りです。
息子の方はPOPにも書いていたように、漢字が多いのでまだ読めないのですが(笑)、自分の考えたものの写真が載っていたり、POPが店頭に出ている様子を見て、喜んでいます。もう少し大きくなったら「は!僕もう読めるかも」とか言って、読んでくれるんじゃないかと思っています。そんなキャラです。
そんな様子を見るにつけ、これで少しは親孝行できたかな、とか、親孝行ならぬ子孝行(そんな言葉はないのですが)もできたかな、なんて思ったりもしていたのですが、そもそも「孝行」って何だろうなと思って調べてみたら、次のようなことでした。
【孝行】
① 子が親を敬い、よく尽くす・こと(さま)。 ⇔ 不孝 「老母に-する」 「 -な息子」
② (親に対するように)大切にするさま。 「女房-」
三省堂 大辞林 第三版
「子が親を(もしくは親が子を)敬い、よく尽くすこと」とあります。そう考えると、
本を出したからと言って特に何か尽くしたわけではない
ので、孝行したということにはならないのです(涙)言葉は大事ですね。親に対しても子に対しても、もっとちゃんと孝行しなきゃいかんなぁ、と思っている次第であります。反省。
一方で、尽くすことももちろん大事なのですが、何よりもその前にある「敬う」という気持ちが、家族にとっては大事なんじゃないかなと思っています。親に対してはもちろんのこと、特に子どもに対してもリスペクトを持って接することが、子育てという面でも非常に大事なんじゃないかと常々考えている次第です。
だから、自分はしょっちゅう子どものことを恥ずかしげもなく自慢します。自慢と言っても「どうだ、すごいだろ」という気持ちは全くなく、純粋に自分が「すごいなぁ」と思うから、いろんな人に共有したくなるのです。
ここの所、幡野広志さんの「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」を読んだり、マークのデザインなどで協力させてもらった「里親制度」について勉強することがあったりして、「家族」ということについて色々考える機会がありました。
また、昨今よく報道されているような家族間の痛ましい事件などを見るにつけ、やるせない気持ちになる一方で「家族とは何なのか」ということを日々考えさせられます。
家族というのは、それぞれ多様なかたちがあってしかるべきで、私などはかなり恵まれている方だと思うのですが、どんな関係性であってもこの「敬意」があるかどうかが大事なのではないでしょうか。敬う気持ちとか誇れるような気持ちとか。
血がつながっているからと言って残念ながら敬意を持てない場合もあれば、逆に血がつながっていなくても、敬意さえあればそれは十分に家族と言えるような場合もある、ということです。
いくら仲のいい家族でも、何かをキッカケに敬意を持てなくなったら関係性が崩壊してしまうこともあるかもしれないし、逆に言えばお互いに敬意を持っていられるような間柄は、幸せな関係性であると言えるでしょう。
何だか浮かれた話から一点深刻な様相を呈してまいりましたが、自分も良い意味で家族から「敬意」を持ってもらえるよう、まだまだ精進していく所存であります。
といった所で、また告知です。
なんと、今回の本の話に関係してラジオ番組にゲスト出演させて頂けることになりました!
7/5(金)11:00頃〜 bayfm「MOTIVE!!」
ピンポイントで一言しゃべるくらいかと思っていたのですが、前回分をRadikoで聴いた感じからすると、わりとガッツリ30分くらいは出演させてもらえるようです。しかも生放送。ちゃんとしなくては…ドキドキ。
こんな本を書いておきながら面白い話とか全然できないかもしれませんが、あしからず。タイムフリーでも聞けると思いますので、よかったらよろしくお願いします。
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