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【10分師匠】「教えてもらったことは忘れる」〜小野二郎〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は小野二郎さん。
小野さんは日本の寿司職人の方で、江戸前寿司「すきやばし次郎」の創業者です。その実力は並外れており、ミシュランガイドで10年連続三つ星を獲得、さらに90歳を超えた今でも現役で寿司を握り続けているという、生ける伝説とも言える日本を代表する職人さんです。

そんな小野さんですが、今回は「教えてもらったことは忘れる」というタイトルでお話くださっていて、職人業をされている方はもちろん、会社員として働かれている方にも非常にためになるお話なので、ぜひシェアさせてください。

今回小野さんがお話くださる結論は以下です。

人は教えてもらったことは忘れるが、
自分で苦労をして先輩から盗んだものは決して忘れない。

親方や先輩に教えてもらおうと思って弟子入りしてくるのは大間違いであり、自分から上の人のやり方を盗んで勉強し、進歩することが大事だとのことです。

小野さんはすきやばし次郎で修行をしている若手の職人達にも、鮨の握り方を覚えろだの何だのとは言わないそうです。みんな昼ご飯終わると、冷たい鮨飯を温めて、自分で握る練習をしているそうです。

やっぱりそういうことを自発的にできるようでないと、一人前にはなれないんですよね。遠くから先輩がやっているのを見ているだけ覚えられるのであれば、誰も苦労しません。

しかし、良い鮨屋でしっかり勉強するほうが独立したときに良い仕事ができると思うが、そういう鮨屋は往々にして厳しいとのこと。とはいえ自分のわがまま放題、好き勝手放題でずっと通るかといえばそんなことはないので、まずは1番底辺からいぼえていくことが大切だといいます。

ただ実際は朝が早いから嫌だとか、夜が遅いから嫌だとか言う人が多いとのこと。しかし小野さんにしてみれば、今一所懸命やって苦労してでも少しずつ頭を持ち上げていったら、自分が将来楽になれるそうです。

受け身でいることはやっぱり楽なんですよね。ただそれだとスキルや知識は身につきません。やっぱり自発的に動いていかないとだめですよね。なので受け身で教えて"もらう"のではなく、こちらから積極的に盗んでいく姿勢を持っていきたいなと思いました。


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