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【10分師匠】「一%の明かりを見つけて努力する」〜山下俊彦〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてください。

さて、今回の師匠は山下俊彦さん。
山下さんはパナソニックの3代目社長をお務めになられた方です。
創業者である松下幸之助さんとも一緒にお仕事をされていた方で、今回はそんな松下幸之助さんの「ポジティブさ」に関するお話です。

今回のお話を読んでの感想は、やっぱりポジティブさってリーダーに必要な資質だなと思いました。組織の雰囲気やカルチャーは、その組織のリーダーによって大きく影響を受けると思うんですよね。松下さんのようなポジティブな方が上司であれば、さぞ働きやすくてやりがいのある職場になるだろうと感じました。

結論としては、「どんな状況であっても少しでも明るい方を見せようとする姿勢が、人の上に立つリーダーにとって大切」ということです。良い面、長所、恵まれている点などポジティブな側面に目をむけるカルチャーが組織に浸透していると、疲れにくい組織になります。仕事の大変さを理解して、かつ前向きな発言をしてくれる上司の下であれば、たとえ厳しいことを言われてしまったとしても働きやすい環境になります。

松下さんも、日頃からポジティブな発言が多かったそうですよ。

松下さんには、トヨタに石田さんという仲の良いご友人がいらっしゃいました。あるとき、松下さんが「石田さんは気の毒だな。自分は石田さんに比べたら恵まれた環境で育った。」という内容の発言をされたそうです。

松下さんは病弱であったり、幼い頃から働きに出たりしており、石田さんの方が順調な人生を送っているように見えます。どのような点が石田さんより恵まれているのかというと、「松下さんは23歳で電気業界に入って一筋でやってきており、石田さんは遅めにトヨタで自動車業界に参入した」という点で、石田さんは気の毒だというのです。

これは早く始めたもん勝ちということを言いたいのではなく、このような見方をできる方だという部分がポイントです。松下さんのように、どんなに厳しい状況でも、少しの良い部分に目を向けて自信を持つことのできるリーダーは、良い組織を形成できます。

人間は意識しないと、ネガティブなことにフォーカスしてしまいます。どんなにポジティブに見える人も、最初はネガティブなものから思い浮かぶのです。しかしそこで、ポジティブな部分を見出そうとする姿勢を意識することで、自分に自信が持て行動にも活気が出てくるので、まずはポジティブな部分を見つけるように意識してみてくださいね。


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