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#183 「強くなって勝つ」よりも「基本を重ねて負けない」の意識が大事【一笑門 マガジン】

どうも!海先輩です!

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。

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年の瀬は楽しいイベントもたくさんありますが、受験生にとっては非常に大事な時期でもあります。

受験において最も大切なことは体調管理ですので、受験生の皆さんは風邪をひいたりしないようにしっかりケアしてくださいね。

受験や資格の勉強の仕方で大事だと言われるのが、応用問題を解けることよりも基本問題を絶対に落とさないということです。

僕も何か試験を受けるときには、基本問題を「いやもうこれ分かるって!」っていうくらいに何周もして、確実に解けるようにしていました。

これは、仕事に関しても大事だと思います。

おはようございます。海先輩です。

今日は、「強くなって勝つ」よりも「基本を重ねて負けない」の意識が大事というお話です。

ご存じの方も多いと思いますが、「孫氏の兵法」という紀元前500年頃の中国春秋時代に軍事思想家の孫武という方が書いた有名な兵法書があり、ここに書かれている内容は、現代のビジネスパーソンにも非常に参考になります。

教育学者の齋藤孝さんが、この「孫氏の兵法」の内容を図解を用いて解説した本がとても分かりやすかったです。

「孫氏の兵法」の中に"奇勝無く、智名無く、勇功無し。"という文があるのですが、これは直訳すると「戦い方が上手な人は派手な勝ち方をしないので、『優秀な人だ』と褒められない。褒められているうちは優れているとは言えない。」ということ。

孫武さん、ちょっと厳しいですね。

つまり、デキる人はしっかりとした準備と地道な努力によって、"ミスをしない"ことを徹底しているわけです。

何か大きいことをして勝とうとすると、普段とは違う慣れないことに手を出してしまい、逆にミスを起こしやすくなってしまいます。

そのため、当たり前のことや基本的なことを確実にこなし、負けない自分を作っていくことが重要になります。

齋藤孝さんは「交通事故」を例に出していて、車の運転において1日だけ事故を起こさないことは簡単ですが、本当に大事なのって毎日事故を起こさずに運転をすることですよね。

毎日事故を起こさないために、視界が悪い交差点や細い道などがあるたびに、「子どもが飛び出してくるかもしれない」と注意をすると思います。

気にしないでスピードを出していて、たまたま子どもが飛び出してきて轢いちゃったというのは許されません。

実際ほとんどの場合は誰も飛び出してこないことが多いと思いますが、万が一誰かが飛び出してきて事故になってしまうことを防ぐために、安全確認という当たり前のことを毎日行うわけです。

細かい数字を扱う仕事などもそうで、例えば営業をしている人なら見積もりを作成する場面があると思います。

金額があっているかや、備考欄に誤字がないかを確認するのは難しいことではないですが、これを毎日やっていく必要があります。

「交通事故を起こさない」や「見積もりを完璧に作成する」というのは、勝利と言えますが誰かに褒められることではなく、当たり前のことです。

奇抜な勝ちを求めるのではなくて、基本的なことを積み重ねて負けないように仕事も勉強も進めていくことが、最終的には勝利につながるということですね。

なので、ミスなく仕事を遂行できた日には「今日もミスがなくて素晴らしい1日でした!」と、社内で褒め合うと雰囲気も良くなりそうです。

ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです!

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