【10分師匠】「時間を消費する人、投資する人」〜横田尚哉〜
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。
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さて、今回の師匠は横田尚哉さん。
横田さんはファンクショナル・アプローチ研究所というコンサルティング会社の代表を務められており、世界最大の企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)の改善手法をアレンジして10年間で総額1兆円分の公共事業の改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させた実績を持つ、業界屈指のコンサルタントとして有名です。
そんな横田さんですが、今回「時間を消費する人、投資する人」というテーマでお話くださっておりますが、やっぱり自分の捉え方次第でどうにでもなるんだなと思いました。時間を消費する人と投資する人にはどんな違いがあるのか、内容に入っていきましょう。
まずは結論から行きますね。今回の結論は以下です。
これは横田さんが新卒で入った会社で4年目に入ったときにできた新卒社員にも伝えたことだそうです。
もともと大阪本社に勤務していた横田さんですが、広島に技術部門を親切することになり転勤することになりました。そこに新卒で1人のエンジニアが入社してきます。
彼の同期は東京や大阪本社に配属されましたが、彼だけ広島配属となり、しかも周りの先輩とも歳が離れていて普段話せる人もいない。彼は毎日つまらなそうに過ごしていたそうです。
そんな彼にある日「今何の仕事をしてるんだ?」と横田さんが尋ねます。
彼は「私もうずっとこの雑務ばっかりですよ。同期は打ち合わせに出たとか、自分の資料がプレゼンで使われたとか楽しそうに話しているのに、自分はアルバイトにでもできそうな雑務ばっかりさせられて・・・」
と、不貞腐れながら話していたそうです。
すると横田さんはまた、このように尋ねたんです。
「そうか、お前が今やっている仕事はどんな仕事なんだ?その図面の縮尺は何分の一?」
彼は「え、ちょっと待ってください」と図面の端にある数値を読もうとしました。
それを見た横田さんは「お前、まだ数字を見ないと分からないのか。半年もずっとその図面を見ているのに。1つの図面を見続けることなんて滅多に経験できないぞ?どんな図面がきてもパッと縮尺が言える。それが技術屋の仕事というもんだ。」
彼はその言葉を聞いてハッとした表情を浮かべ、「自分はこの半年間、雑務としか思っていませんでした。」と言いました。
そして横田さんはこう言います。
これを聞いた新卒の彼はその日から目の色を変え、嬉々として自分の仕事に励むようになったそうです。やっぱり自分の気持ち次第ってことですよね。全く同じ業務だったとしても、雑務と思うのか経験と思うのかで自分の成長も全く異なってきます。
何事でも、どうせやるのであれば未来のための経験・投資だと思って取り組む方がいいと思います。普段やっている仕事で「これ何の意味があるのだろう・・・」と感じている仕事も、「これは将来の自分のために必要なことなんだ!」と捉え直すことで、ポジティブに生き生きと仕事ができそうですね。
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