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【10分師匠】「一番よい会社の条件」〜柳井正〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は柳井正さん。
柳井さんはファーストリテイリングの会長兼社長をされている方で、言わずと知れた日本屈指のアパレルブランド「ユニクロ」のトップですね。もうほぼ全日本人がお世話になっているお洋服屋さんだと思います。

そして柳井さんは日本が誇る経営者でもありますが、今回はそんな柳井さんが語る「一番よい会社の条件」についてのお話です。

いきなりですが、結論いっちゃいましょう。柳井さんが思う良い会社の条件とは以下です。

一番良い会社は、末端の社員でも自分がトップの経営者だと思っている会社だ。自分が全部のことを決められ、この会社を支えている、あるいはコントロールしていると思える社員がたくさんいる会社こそ、良い会社だと言える。

柳井さんは冒頭で、経営の神様といも言われているP・ドラッカーのこんな言葉を紹介されています。

「企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である。」

藤尾秀昭「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」, 致知出版社, 2022年3月

つまり、ビジネスというのはお客様がいない限り成立しないということです。近頃は会社は誰のものだと論じられることも多く、株主のものとか、社員のものとか言われますが、「お客様のもの」であるわけです。ドラッカーは会社というものの本質を見抜いていたと、柳井さんは語ります。

しかしほとんどの場合では、会社は何のためにあり、そこで仕事をする人は何をしないといけないのかを掴まずに仕事をしている人、会社が多いそうなんですね。

特に大企業になってくると、「会社に使われている」「自分は下っ端だ」と思ってしまう社員が多くなるとのこと。そういう気持ちでいては仕事はつまらないです。

ファーストリテイリングでも、特に部長や課長クラスの人たちは自分の立ち位置にとらわれすぎていて、ごく限られた範囲内でしか物事を見れていないといいます。全体が俯瞰して見えなくなり、失敗につながってしまうと。

なので、一度自分もトップの経営者だと思って、今の仕事を上から見直すことで、すごく良くなるとのことです。局所的な目線ではなく、全体を見る視座が大事だということですね。

そのためには、サラリーマン意識ではなく、自分は会社という場所に「自営業」として来ているんだと思うことが大事だとのことです。給料をもらっている立場じゃなしに、「自分が会社を食わせているんだ」と思うことで、仕事が面白く感じるそうです。

どうしても普段会社で仕事をしていると、「働かされている」「やら
されている」と思ってしまうこともありますが、それではモチベーションが上がらないですよね。積極性も損なわれてしまいます。なので自らこの会社のために動いているんだという意識を持っていきたいと思いました。

また、将来自分がチームをまとめるリーダーになったとき、メンバーに対して、「やらされている」と思わせてしまうようなチームになるとだめですよね。メンバーのモチベーション管理も重要になってくるなと感じました。

今回のお話は全ての会社はもちろん、部活やサークル、学校での生活にも参考になる内容だと思います。ぜひ「やらされている」から「自分が動かしている」という積極的なスタンスを意識してみてくださいね!

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