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#縄文 noteまとめ

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縄文に関するnoteで面白そうだなーと思ったもの、面白かったものをまとめていきます。
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#三内丸山遺跡

ヒタカミのホツマ旅⑤~三内丸山遺跡(約5900年~4200年前の縄文の大規模集落遺跡)

この記事は2019年(令和元年)8月に青春18きっぷを使い、東京から仙台、秋田、青森を巡ったときの記録です。「ヒタカミ」とは古代東北地方の呼び名で、「ホツマ」とはホツマツタヱという古代文献の略です。 書物で繰り広げられる時代をリアルに体感する ホツマに初めて触れたときに驚いたのは「古事記や日本書紀で語られる神様が実在した人だった」ということ。神話の時代は縄文という実在した時代だった。すなわち、ご先祖様の物語だった、ということでした。そんな視点は今までもったことがなかったので

縄文活動 秋

暑い時期からいきなり寒くなったようなこの頃。 先週末、実家の親がストーブつけてたのを笑ったけど、私もつけたくなってきました。 さて、このところの縄文活動のあれこれ。 青森市三内丸山遺跡では、ただいま、秋期特別展「発掘された日本列島2019」が開催されています。 日本全国で毎年約8000件行われる発掘調査の中から、近年発掘された遺跡で、成果がまとまった12遺跡の473点が展示されています。 前に見たものもありました。久しぶりの知り合いに会った気分。 馬埴輪も展示され

土偶かわいい派よ、そして板状土偶へ

鉄道ファンほど細分化はされてはいないはずだが、縄文好きにも色々な種類がいる。その中でも最も大きなグループが「土偶かわいい派」だ。 土偶に「怖い」、「恐ろしい」という印象を持っている、「土偶ヤバイ派」からしてみたら、何とも不思議な一派だが、土偶のようにわけのわからないもの(研究者から見てもまだ答えは出ていない)に、個人的な何かを多少投影したってお互いにバチは当たらないだろう。ただし、「土偶かわいい派」に言いたいことがないわけじゃない。 板状土偶のことを忘れてないか?個人的な

あおもり土偶展みてきました!

あおもり土偶展がただいま、三内丸山遺跡で開催中ドグ〜!(*´Д`)♡ つがる市発祥の重要文化財、遮光器土偶が青森に15年ぶりに帰ってきたドグ〜!!\(^o^) 欠けた足以外は左右対称のシンメトリーな美しさ……! 全方向から土偶が見られる展示!! 土偶好きの心がよくわかってらっしゃるドグ〜!! 3000年前の土偶がこんなに完全な形で残ってるなんて。。。本当にすごいドグ〜! 今回の目玉。国内最大級の土偶、国宝・「縄文の女神」ドグ〜!(●´ω`●) なんと、45センチも

「縄文時代の商人たち」小山修三+岡田康博

三内丸山遺跡を中心に、糸魚川地域など他地域との「交易」が存在したのではないか、という仮説のもと繰り広げられる対談。 この本を読んでいたときに、「(縄文時代に)実際にあったの?」と質問をされたことがあったのですが、考古学上は「同種類の遺物が複数地域から発見される」ことから、「人の移動があった」ことは証明されても、「専業の『商人』が存在していたことの証明」は理論上不可能、という回答しかできません。 同種類の遺物、という意味では、例えば糸魚川産のヒスイというのは糸魚川産であるこ

春の三内丸山遺跡

春から、三内丸山遺跡は有料になりました。 三内丸山遺跡は、青森県青森市三内丸山(さんないまるやま)にある日本最大級の縄文集落跡です。世界文化遺産登録を目指しています。 売店やレストランは、無料エリアです。観覧料は一般410円。(特別展は別途) GWに行ってきたのですが、大勢の来場者で溢れていて、「これほどの人々の入場料がセンターに入るのか!」と思ったら、胸が熱くなりました。 (私は、何目線?? ʕʘ‿ʘʔ) いや、ほんとに一般市民が心配になるくらい、立派な施設を無料