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#縄文 noteまとめ

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縄文に関するnoteで面白そうだなーと思ったもの、面白かったものをまとめていきます。
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2020年1月の記事一覧

縄文の芸術家

これは、1万年以上も前の話。

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1日だけの漆器公開、日帰り強行福島旅でたくさん木製品を見てきました。

模様のついた木胎漆器が福島で見つかったというニュースを目にし、その展示会が1日限りで行われるという情報を仕入れて、福島まで行ってまいりました。 福島は縄文の遺物はたくさん出ていて、行くべき博物館やら何やらも多いのですが、いかんせんまとめていくには遠かったり、交通の便が悪かったりするので、今回は特別展示と市内の「じょーもぴあ宮畑」のみ。 じょーもぴあについてはJOMOSEUMの方でそのうち書くとして、今回は特別展示の様子をさらっとお伝えします。 会場の「とうほう・みんなの

JOMOSEUMリスト(随時更新)

縄文の遺物を見られる博物館や埋蔵文化財センターの情報を掲載する「JOMOSEUM」を2020年の1月にはじめました。自分が訪れたスポットの情報を写真とともに掲載してゆくことで、これから訪れようという人と博物館などのお役に立てばという気持ちでやっています。 自分が訪ねたことがない場所の情報も知りたいので、ゆくゆくは広く情報を集められるプラットフォームにできたらなぁなどと夢想していますが、まずは自分が訪れたスポットを100ヶ所くらいリストアップしていきたいと思っています。 タ

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縄文ZINE11号

早いところでは来週の金曜日(2/7)からそのほかは順次、縄文ZINE11号が発行されます。色々な方の協力を得て、今号も楽しい誌面になりました。 テーマは「好きなことがあってよかった」縄文ファンの作る雑誌ですが、今回は他ジャンルのファンに「好き」について聞いてみました。表紙とインタビューはエンジョイ・ミュージック・クラブの3人。彼らの好きなことについて色々聞いてみました。 そして、特集は大好きな土器の一つ、「大木式土器」です。これについてはぜひ読んでくださいとしか言えません。

jomoseum.com計画

縄文の遺物を楽しめる施設「JOMOSEUM」の情報を縄文の方のnoteに掲載し始めて二十日あまり、記事をマガジンにまとめてリストとして使おうと思っていたのですが、noteのマガジンはリスト化に向かないことが早くもわかりました。 地域をタグで分けたものの全てのタグがリスト化されるわけではないし、順番も記事数の順番でしか表示できないので、使い勝手がよくありません。 そこで、とりあえず地域別(地方/都道府県/市町村)リストの記事を新たに作りました。 しかし、つくってみてわかっ

世界の周辺で配送作業手伝ってくださいと叫ぶけもの

世界の周辺で配送作業手伝ってくださいと叫ぶけもの お待たせしました縄文ZINE11号。 2月8日に発行が決まりました! そして今回も発送作業ボランティアを募集します。 毎回毎回すいません。みなさんのお力が必要です。どうぞよろしくお願いします。アッセンブル! 日時:2/8(土)10:00〜19:00(どの時間に来ていただいても大丈夫です) 場所:縄文ZINE編集部(最寄りは北参道駅)  東京都渋谷区千駄ヶ谷 3 13 22  第二五宮庭マンション 303 来ていただいた方には

縄文時代の遺物を展示している博物館や資料館の情報をまとめはじめました

縄文にハマってはや2年ほどでしょうか。その間ほぼ毎月どこかの博物館や郷土資料館に行って土器やら土偶を眺めて過ごしています。 そんな中で思うのは、縄文の遺物を見られる場所の情報を探すのがあまりに大変だということ。あまりに見つけにくいので、せっかくいいものがあってもほとんど人の目に触れないこともあるのです。 その典型が松前町の収蔵庫で、今年の5月に訪れたとき「最初の訪問者」だといわれて驚き、昨年12月に縄文ZINEのツイッターで「二人目と言われた」と書かれていてさらに驚いたの

2020年1月4日。弾丸旅行in南茅部

弾丸旅行最終日は、恵山、椴法華から南茅部へ。 中空土偶の「カックウ」くんに会って来ました。昨年は夏から秋にかけて長期出張していたので、昨年8月の東京以来、久しぶりに本物のカックウくんに会えました。 博物館に隣接する遺跡の整備も進み、世界遺産登録に向けて準備が行われている様子。 世界遺産になるのは誇らしいことだけれども、単なる観光スポットではなく、縄文文化に触れることで、古くて正しいものを知り、豊かさをはかるものさしが、「カネ」オンリーから「時間」や「スペース」「ココロ」

縄文時代の遺物を展示している博物館や資料館の情報をまとめたい

一昨年くらいから、縄文時代の遺物を展示している博物館やら郷土資料館に足繁く通い、その中で個人的にぐっと来たものを中心にここで記事を書いているわけですが、とてもじゃないけどすべてを記事にすることはできません。 でも、行ったところがどんなところか個人的にも記録にとどめておきたいし、これから訪れようという人の参考にもなるはずなので、今年はこれまで訪ねたものも含め、訪れた施設の情報を簡単にまとめて載せていきたいと思っています。 そんなことを思ったのは、昨年末に縄文ZINEのツイッ

アイヌの隣人として、ウポポイができる前に思うこと

2013年9月、私と廣川は白老のポロトコタンにいた。 その前年、国立遺伝研究所などの研究チームによって、アイヌ人と琉球人が遺伝的にもっとも近いことやアイヌが縄文人の系統をよく残している※ことが明らかになり、アイヌの狩猟採集や交易に関する資料に興味が尽きなかった私たちは、ボランティアガイドのおじさんに1時間以上も解説をしてもらっていた。そして、ふと自分のことを言いたくなったのだと思う。たしか弓矢で使う鷹の羽根がアイヌの交易品として重宝されたという話のときだ。 「そういえば、う

縄文時代の精神性を現代にアップデートした形が新しいライフスタイル(Vanlife)になると考える理由

いつもありがとうございます。最近79歳の祖母が「ぴえん」を使いだして驚愕しています。木下雄斗です。 元々歴史が好きというのもあるのですが、数年前くらいから縄文時代に興味があります。 簡単に縄文時代を紹介すると、諸説ありますが、約16000~15000年前から12000年続いた旧石器時代の次の時代です。旧石器時代との大きな違いは居住が始まりました。有名なのは竪穴式住居や貝塚ですね。そのため保存用の土器や狩り用の弓などが出土しており、文化的にも発展がみられています。 その次

自在な「習合」の創造性と生命としての文化−読書メモ:安藤礼二『列島祝祭論』

安藤礼二氏の『列島祝祭論』がおもしろい。 陰と陽、生と死、死と再生、静と動、天と地、海と山、といった対立関係。 そういった対立関係にある両極のあいだで繰り広げられる、両極をひとつに結び合わせる作用や、片方の極を他方の極へと転換する作用。 その作用を、移動、移行、変身といった身体の動きによって、身を持って演じること。 密教、天台、能などへ至る日本列島の「祝祭」の儀礼の中には、そうした対立関係にある両極を媒介するための転換作用を演じる、という明確に意識された動機があるとい