草刈朋子

縄文探求ユニット・縄と矢じりの文章担当。NPO法人jomonism副代表。 黒曜石でつ…

草刈朋子

縄文探求ユニット・縄と矢じりの文章担当。NPO法人jomonism副代表。 黒曜石でつくるアクセサリーワークショップ講師。 縄と矢じり⇒ https://nawatoyajiri.com NPO法人jomonism⇒ https://jomonism.org

最近の記事

『ホピの予言』のDVDBOOK制作になぜ6年もかかったのか?

1986年の公開以来、グラスルーツで上映を続ける映画『ホピの予言』。この映画とブックレットとをセットにしたDVD BOOKが完成しました。 このプロジェクトに誘ってくれたのは、デザイン担当の野井俊良くんで、私が過去にマーブルブックスで北山耕平さん翻訳のネイティブ・アメリカンの言葉の本を編集していたことを知っていて、編集に誘ってくれたのだと思います。 プロジェクトに参加したのは2018年のこと。 じつに6年もの歳月がかかった理由は、思いのほか映像のクリーンナップ作

    • スピリチュアルなトーンで

      年明けに友人Mが亡くなった。彼女は高校時代の同級生で、東京に暮らす数少ない函館の友人だった。子どもは小学校6年生と1年生の息子2人。やはり子どものいる何人かの同級生たちと年に数回集まってはおしゃべりをする仲だった。 そんなMが入院したのは、昨年4月に花見をした後のこと。進行の早い小細胞肺ガンで、いつまで生きられるのかわからないという知らせに愕然とした。しかし、こういうときの女達の行動は早いもので、早速同級生の一人で保育園の園長をしている友人が窓口となり、抗がん剤治療を受ける

      • アイヌの隣人として、ウポポイができる前に思うこと

        2013年9月、私と廣川は白老のポロトコタンにいた。 その前年、国立遺伝研究所などの研究チームによって、アイヌ人と琉球人が遺伝的にもっとも近いことやアイヌが縄文人の系統をよく残している※ことが明らかになり、アイヌの狩猟採集や交易に関する資料に興味が尽きなかった私たちは、ボランティアガイドのおじさんに1時間以上も解説をしてもらっていた。そして、ふと自分のことを言いたくなったのだと思う。たしか弓矢で使う鷹の羽根がアイヌの交易品として重宝されたという話のときだ。 「そういえば、う

        • 私が縄文にハマったわけ

          こんにちは。縄文探求ユニット・縄と矢じりの文章担当、草刈です。 2009年よりNPO法人jomonismのメンバーとして縄文イベントの企画制作に携わるようになってから早いもので12年目。相方でカメラマンをしている廣川と縄文旅をするようになって8年が経とうとしています。 なぜ、「縄文」なのか?とよく聞かれるので、この際ここで書いておきますが、わりと自然な流れでそうなったとでも言いましょうか。jomonismに誘われたのも、たまたま広告関係の仕事をしている知人に誘われたからで

        『ホピの予言』のDVDBOOK制作になぜ6年もかかったのか?