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はてしない石の物語#70~「十石十色のアクセサリー」その後~

『はてしない石の物語#51~長女に繋がれたアクセサリー「十石十色」~』で、私の母から長女に譲られたアクセサリーの話をお伝えしました。

それがこちらの記事。

これらのアクセサリーは長女が帰省するたび見ていただき、2回目まではメッセージに大きな変化は感じませんでした。ところが3回目に見ていただいた時、ルビーとサファイアが同じメッセージを送ってきたのです。

最初にサファイアのリングを見たK先生は「これを譲ってくれたお母さんはすごく疲れているね」とおっしゃいました。母は庭でバラを育てていて手入れが忙しい時期だったので、それが理由かと思って伝えたところ「それは趣味でしょ?そういう疲れではない。もう長年たまっている疲れだと思う。いろいろ無理している。もっと外を楽しんだほうがいい。旅行に連れ出すのがいいと思うよ」とのこと。

次にルビーのリングを見たとき「これも同じことを言っている。なるべく早く旅行に連れ出してあげて」とのこと。

母に長年の疲れがたまっている、いろいろ無理をしている、というのはわかるような気がしました。たぶん母だけでなく、多くの日本人はとても真面目だから家族や周りの人のために自分の時間やエネルギーを必要以上に費やして尽くしているのではないでしょうか。それがもうあたりまえになっているので、疲れていても体をひきずるようにしてそれをこなしている、ということもあるように思います。

「旅行が良い」というのもわかるような気がしました。私も少し前に、はじめて一人で自分のためだけに一泊してきたことがあって、その解放感がとても大きくて「ああ、自分一人の時間が必要なんだ」と感じていたからです。

先生から受け取ったメッセージは、できるだけ間をおかず実行に移すように心がけています。メッセージを受け取ったのが2024年5月29日、父の日も近かったので両親へ旅行のプレゼントをすることに。できるだけ自然が多くのんびり過ごせるホテルを選びました。これが大正解!両親が喜んだことはもちろん、私自身も癒されて、あらためて「自然の中で家事のことを考えずのんびりする時間も必要」ということを実感しました。

この写真は、ホテル周辺を散策した時のもの。

せせらぎに癒されて・・・

そんなわけで、リングたちが伝えてくれたメッセージのおかげでリフレッシュした上に、これからの人生で大切にしたいことも実感することができました。選んだホテルがとても良かったので、これからは毎月両親と積み立てをして、また行こうと約束もしました。「未来の楽しみな約束」は生きるハリになるように思います。

それにしても、手を離れても石やアクセサリーは元の持ち主を想っているものなのですね。そのことに胸を打たれます。

私たち家族は石たちから大切な贈り物をいただいたのだと思います。心からの感謝を込めて・・・

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