京から旅へ / インド編 インド仏跡巡礼⑪カピラ城/釈尊のお骨
カピラ城は、釈尊が生れてから29歳で出家の為に家出するまで、王子時代を過ごした実家の城である。
釈尊は約2500年前、釈迦族の浄飯王と摩耶夫人の王子(長男)として生れたが、その時、アシタ仙人が「この子は将来、偉大な教えを治める仏になる」と予言したと、伝えられている。
王は後継ぎが出家しては困る為、冬と夏、そして長い雨季を快適に過ごせる三つの宮殿を建て、王子に、何百人もの女性の従者をつけて、歌、踊り、音楽と御馳走の溢れた、贅沢な日々を与えた。この世の不浄、不快、不吉なものを遠