自己紹介~コーチとして大切にしていること~
コーチとして独立して、半年が経ちました。
本投稿は、私がどのような経緯でコーチングをはじめ、何を目的にコーチングをしているのかをこれまでの経験を通してお伝えし、どんなコーチなのかを知っていただく機会になれば幸いです。
私の人生の目的
私がコーチングをしている目的は、「すべての人には可能性があり、すべての人が自分の人生を自分で選択して自分らしく生きていくことが必ずできる」ことを伝えていくことです。
以下では、なぜ私がそのような思いに至ったのかについて、経験談も交えて語っていきたいと思います。
コーチングとの出会い
コーチングとの出会いは一冊の本だった。
それは「Selfish」というトマス・J・レナードというコーチが書いた本でした。
本の内容を一言でいうと「自分らしく生きることが人生の成功」ということが書かれていた。
この本を読んで、これまで私が歩んできた人生がすべてつながった感覚を覚えた。「これだ!」と衝撃が走ったことを今でも思い出す。
逆を言えば、そう思えるほど、当時の私は自分らしく生きるとは正反対の生き方をしていた。
自分らしさなど考えず、ただひたすらに会社や上司、周りからの評価を気にして、周りからの期待に応えることがすべてだと思って生きてきた(それ自体を否定するものではないです)。
そんな中、30歳を過ぎてくると「自分の人生はこのままで本当にいいのか?」「本当は何がやりたいのか?」と真剣に考えるようになるが、考えても答えは出ず、自分が何者で、何をやりたいのか、どんな人生を送りたいのか毎日悩んでいた。
本も年間100冊くらい読んだ。ビジネスセミナーに行って色んな学びを得ていったが、結局答えはみつからないまま。。
そんな自分を変えたくて、自分を変えたい、一から挑戦してやりたい事を見つけたい、そんな一心で、34歳で初めて転職して地元広島から東京のベンチャー企業へ。
しかし、世の中は甘くなかった。環境も仕事内容も全く違う会社に飛び込んだ結果、うまく適応できずに、人生の答えが見つからないまま、苦しくて、家族とともに東京までに来たのに何をしているんだろうと思う日々を過ごしていた。
新橋の駅から会社までの道中に、「俺は一体何をやっているのか」と思い、涙したこともあった。
そんな中、「Selfish」という本に出会った。
「ありのままの自分でいることの大切さ」を伝えているこの本を読んで鮮明に思い出したことがある。
それは、前職の会社を辞める時に、担当していたお客様から言われた言葉だった。
「石丸さんだから、この商品を買ったんだよ、ありがとう」と言ってくれた方
「今まで、たくさん無理を聞いてくれて、助けてくれてありがとう。そのお礼に…」とプレゼントをくれた方
「東京に行ってた時は会いに行くからね」と個人の連絡先を教えてくれた方
「会社を辞めても、まだ縁は切れてないからね」と温かい声をかけてくれた方
ビジネスで成功すること、会社や上司、周りから認めらることが一番大事だと思っていた。今の自分ではない、どこか遠くにある自分を追いかけ、何かを手に入れるために転職した自分がいた。
でも本当に大事にしたいものは、地位とか名誉とかではない、その人がもっている大切な価値観を尊重して生きること、私の場合だと「人とのつながり」などそれを大切に生きていくことが人生の成功なんだと思えた。
そして、今の自分を変える必要はない、ありのままで自分でいいんだと心の底から思えた。
すると自然と涙が溢れてきた。
これまですべての出来事を受容できた。
この日から「自分らしく生きる」が私の信念になった。
私の自信をもっていることは、それから3年経った今でもその信念は一度もブラしたことはないである。
コーチングを学ぶきっかけ
そんなこともあり、人生の在り方を問うコーチングに興味を持ち、コーチングを学びたいなと思い、色々なコーチングスクールを調べていた頃、ある出来事が起きる。
転職先に同時期に入社した同期が突然会社を退職した。
突然、音信不通になり、会社にも連絡がない状態で退職代行を雇って会社を辞めた。
その同期は、すごく個性があり、ある業界で九州一の実績をあげるくらい優秀だった。
同じセールスということもあり、仲良く、よく飲みに行っては色々語り合っていた。
音信不通になった時、誰にも連絡できないくらい追い込まれて苦しんでいたのに、助けてあげられなかった。何もできなかったと自分自身を激しく責めた。
なぜなら、私も過去に同じような経験をしたことがあったからだ。
会社の中で上司との関係などで鬱になる一歩手前まで追い込まれたことがあった。私の場合は、ある先輩のサポートのおかげで立ち直ることができたが、その経験からもっと皆が輝いて働ける誰も取り残さない組織を創りたいと思い、企業の人材育成、組織づくりをするコンサル会社に転職した経緯があった。でも実際は、一番目の前にいる仲間すら救えなかった。
なぜ、こんなにも個性や強みをたくさん持っている人が潰れていくのか、これまでも私の周りの人で多くの人がつぶれていくのを目の当たりにしてきた。
その時に、決心した。
「コーチングを学んで、一人一人と向き合い、皆が自分らしく個性を発揮して前に進んでいける力を身に着けたい」
それがコーチングを学ぶきっかけだった。
余談だが、コーチングを学ぶ決意をした日、もう一人の同期と色々話をしていると「石丸さんはコーチに向いてると思うからコーチになったら?」と突然言われた。家族以外の人に、コーチングに興味を持っていることすら話したことがなかったのに、何か運命を感じた。
コーチになることを決意した日
それからCTIジャパン(興味がある方は以下のリンクをご参照ください)でコーチングを学び始め、プロコーチからもコーチングを受けていく中で、自分がどう在りたいのか、人生において何を実現したいのかが明確になってくると、行動が変わった。意識が変わった。
紹介動画 https://youtu.be/MgL6J5xoyOM
その頃から、コーチングは自分にとって天職だなと思い、いつかコーチとして生きていきたいなと漠然とだが思うようになっていた。
会社も再度転職して、コーチングや1on1を活用して組織づくりを支援するコーチング会社にセールスとしてjoinした。
だが、「自分らしく生きる」という信念を貫いて生きることは、想像以上に難しかった。コーチング会社で働くも自分のビジョンと会社のビジョンが合わないことが多く、その会社を辞めて一時的に無職になったこともあった。
その時期は、自分らしく生きることをこのまま貫いて、世の中の常識に抗って自分を大切に生きていくことが本当に正しいのか迷い、そして自分らしく生きることの大変さを痛感した。
CTIの教科書的な書籍にはこんな記述がある。
上記のコーチング・バイブルに記載があるように、何度も壁にぶつかり、何度も心折れそうになり、人として、コーチとして自分らしく生きることを諦めかけた。
ただ、そんな時でも、私にコーチングをしてくれていたコーチは、私以上に私の可能性を信じてくれた。どんな時でも応援してくれた。私が本当に実現したい未来、在りたい自分を常に問い続けてくれた。
その在り方、コーチングのおかげでもがきながらでも前に進むことができた。あの時あのコーチがいなかったら、途中で諦めていたかもしれない。
その時思った。
「たった一人でも自分の可能性を本気で信じてくれる人がいるだけで、人は前に進むことができる。力が湧いてくる。人生を変えることができる。」
「コーチという存在は偉大だなー」とコーチングセッション後、東京のビル群を散歩しながら、セッションを振り返り、心の中で何度も唱えていた。
あの時の風景、感情はいまでも覚えている。
今度は自分がコーチとしてクライアントの方の人生を応援してその人が輝く人生をサポートすると心に決めた。
そして、この時にコーチとして生きていく覚悟を決めた。
そして今現在
コーチとして生きていくと決心してから約1年後、会社員をやめ、コーチとして独立した。
まだまだ道半ばではあるが、自分らしく生きる道を貫いて生きている。
そして沢山の仲間と出会い、つながることができ、心の内面は満たされている。出会ってくれた多くの仲間には本当に感謝してもしきれない。
一人では決してここまでたどり着けていないと思う。
まだここには書ききれないストーリーは多々ありますが、上記のような経験を通して、34歳まで夢も目標もなく、他人軸で生きてきた私ができるのだから、必ずすべての人は、自分らしく自分の人生を自分で選択して生きていくことができると信じています。
だからこそ、私は会社や組織の中で自分を押し殺していると感じている人、何か違うなと違和感を抱えて悩みながら働いている人、自分のキャリアや人生について答えが出ず迷っている人をご支援したい。そしてそのような悩みを持っている人が、自分らしく働き、自分の人生を自分で選択して歩んでいくように行動変化できるコーチングを提供しています。
長文にも関わず最後まで本投稿を読んでいただき、ありがとうございます!
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