受け取ってくれるだけでいい
2021/1/28(28/365)
先日知り合いの職場の人が精神的に病んでしまいダウンしてしまったらしい。
いわゆる鬱というやつだ。
当人に話を聞いていくと、悩みの数々が出てきたらしいが、それらの根本的な原因は「コミュニケーション不足」なのではないかと、知り合いも思ったらしい。
コミュニケーションが取れていない→仕事量が多くても頼みづらい→さらに仕事に追われる→上司から怒られる→萎縮してさらに相談もできなくなる→職場自体の居心地が悪くなる
これは僕が勝手に憶測しただけだが、こんなところかなと思う。
この「コミュニケーション不足」という原因の解決策として、ポジティブ・ネガティブな事であってもまずは発してみよう。
まずは発信してみることで、何らかしらの反応があり、それがコミュニケーションへと繋がり、状態が改善されるのではないか。
言ってみないと何も始まらない。
という考えがあった。
ごもっともだ。
同感する。
何事もやってみないとどうなるかなんて分からない。
色々考えても仕方ない。
だからやってみよう。
すごく分かる。
でも、それができないから苦しむ人がいるのだ。
そもそも、コレってみんなが肯定までとはいかなくても、聞く耳を立ててくれたり、受け取ってくれる事が前提にあってできる事だと思う。
今の世の中を見渡してみると、勇気を出して何か言ってみたりやってみたりしても、批判される、笑われる、叩かれる。
それらをもろともしない強靭な心の持ち主もいるだろうが、みんながそうではない。
だから、言うのが怖くて本当の想いを押し殺して、誰にも言えず抱え込んで、心がパンパンになってしまい自分を壊してしまうのではないだろうか。
そんな人達に、まずは言ってみないと何も始まらないよ!頑張ろう!というのは酷ではないかと思う。
というか、それで片付けてしまっては寂しい。
もちろん本人の一歩踏み出してみるという勇気も必要ではあるが、それと同じ位かそれ以上に、周りの人の受け取ってくれる姿勢が、コミュニケーション自体のハードルを下げる事にとって大事かなと思う。
別に受け入れてくれなくてもいい。
受け取ってほしい。
いきなりバットで打ち返すのではなく、一回グローブにボールを入れてほしい。
そこからキャッチボールを重ねる。
それが、コミュニケーションではないのか。
僕の周りにはありがたいことに、グローブを構えてくれている人が多い。
バットを常に持ってオラついている人も、一回グローブを持ってキャッチしてみてほしい。
それで違ったら、自分でトスを上げて打てばいいではないか。
いきなり打ち返されるより怖くはないはず。
そしたら、もう少し生きやすい世界になるのではないだろうか。
一番はバットを持つ人がいなくなる事だが、恐らくそれは無理なので、そこは自分で見極めるかそんな人がいない環境に身を置くこと。
こう書いてて思ったが、結局は自分次第になってくるのかな。
んー、なかなか難しい…
なんかうまく表現できているかは分からないが、
僕は共感だったり、寄り添える人でありたい。
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