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中国映画「僕らの先にある道」(后来的我们)

主演:ジン・ボーラン(井柏然)、チョウ・ドンユイ(周冬雨)
2018年
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真=Netflix公式サイトより)

もうすぐ中国の春節ということで、その時期が舞台となっている中国映画について書こう。っていうか、視聴中の7本の中国ドラマがなかなか観終わらない〜(笑)。やっとそのうち3本が残すところそれぞれ10話未満となったのだが、他にも観終わったドラマの記事をいくつか書きかけだし、でも観たい映画とかも見つかっちゃったし、ぐちゃぐちゃである。しかも台湾と韓流は我慢してそれぞれ1本ずつに抑えている。早く今リアタイで観てるタイBLが終わんないかなぁ。あ、大倉くんのも見始めちゃったんだ。

色分けされた物語

2007年の大晦日、北京から東北地方へ帰省する人たちで溢れかえる北京の駅。ジン・ボーラン演じるリン・ジェンチェン(林清)とチョウ・ドンユイ演じるファン・シャオシャオ(方小)は出身地の遥江という村へ向かう列車の中で知り合う。悪天候で列車が止まってしまったため、そこから二人で歩いて故郷へ向かう。

2018年の大晦日、画面は一転してモノクロになり、地方から北京へ離陸しようとする飛行機の中。ビジネスクラスの席に座るジェンチェン、エコノミークラスに座るシャオシャオ。それぞれもしかして?と思い、通路越しにお互いの姿を確かめ合う。久しぶりに再会した二人だったが、飛行機が悪天候で欠航。乗客は飛行機から降ろされ、ビジネス客であるジェンチェンには航空会社からすぐホテルが手配されたので、その一室で思い出を語り合い、2007年の大晦日に知り合ってからの二人の物語が始まる。

過去の物語はカラー、現在の場面はモノクロの映像となっているが、この理由が途中から判明される。一時期は付き合っていた二人、ホテルでいろいろな思い出話をしながら、繰り返される問いかけは
「もしあの時・・・」

思っていることを伝えるタイミング

簡単に言えば二人のラブストーリーを懐かしむ話なのだが、北京で夢見る若者達、彼らの貧乏な生活、東北地方の寒村など、ゲームクリエイターになる夢を見ていたジェンチェンと、北京戸籍の男をゲットして結婚したかったシャオシャオを取り囲んでいた状況も一緒に語られることにより、物語がより魅力的なものになっている。実はこの映画、最初に観た時はエンドロールの部分を見なかったのであるが、観直したときにきちんと最後まで観たら、エンドロールの部分まできちんと話が続いている。
ジェンチェンが開発したゲームは重要な役割を持っており、観ているものに思っていることをきちんと相手に伝えるタイミングの大切さというのを、今一度思い出させてくれる。
じっくり感動したい、ほっこりしたいという方には是非この映画はオススメしたい。

あの日本文化の有名人も

初めて聞いたが、今調べたらジェンチェンの父親が作るきびまんじゅう(きび大福)は春節の伝統料理らしい。蒸し器に入っているのはとても美味しそうであった。
また、この映画では非常に重要な日本文化で活躍する(していた)人たちの名前も出てくる!蒼井そら、天宮まなみ、北川絵美、桜子。。。劇中から覚えられた名前だけ挙げたが、中国でも有名だったんだな(って私は検索して知ったが)。

こちらは確かエンディングテーマ♪映画のトレーラーにもなっている。


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