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日本ドラマ「ばらかもん」

主演:杉野遥亮、宮崎莉里沙、中尾明慶、遠藤憲一、田中みな実
2023年 全11話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真=フジテレビ公式サイトより)

今クールいしゃーしゃ的ナンバーワン!
って、たった3本しか夏ドラマは視聴してないんだけど(苦笑)、勝手に順位をつけるとしたら、1番が本作、2番が『CODE』、そして3番目が『VIVANT』かな。

なんてったって、本作の主演は杉野遥亮君。他の2本は、竹財輝之助も竜星涼君も良かったけど、残念なことに彼らは主演じゃなかったしなぁ。
あ、これじゃドラマの評価になってない?
。。。はい、単に好きな出演イケメン順でした(笑)。

青年書道家の成長物語

日本一美しい海を擁するとも言われる五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家が、五島列島で出会った島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。

本作公式サイトより

漫画を原作としている本作(原作はもちろん未読)、まさにストーリーは上記のあらすじ以上でも以下でもなく、予定調和的な内容ではあったが、キャストも皆魅力的で、毎週とても楽しく観たドラマであった。
子供達も中学生たちも本当に可愛かった。(なるちゃんヘアーを自分でも試してみた、爆)
あとの2本があまりにもサスペンスフルであったため、ある意味癒しにもなっていたのかもしれない。

改めて書道を思い出すきっかけに

小学校中学年の頃に書道クラブに入っていたなんて、誤っても大声で言えないが、本作では小学校のときにはあまり興味もなかった書道のことについて、色々と思い出したり、知ることができた。

私が小学生の頃は、絶対に墨をすらなくてはいけなくて、墨汁なんて使えなかった記憶があるのだが、皆さんはどうだろう?

あと、多分書道クラブに入っていたからか、小学生の頃、香港旅行したときに尖沙咀の専門店のようなところで、筆を何本か買ってもらった記憶がある。なんかかっこいい文鎮も売っていて、欲しかったのだが、買ってもらったのか、それとも重いからやめたのか思い出せない。しかし、あの筆はどうしちゃったんだろう。。。

そんな遠い記憶を思い出しただけでなく、「書道家」という職業(本来は「書家」というらしいが)についても垣間見れたのは興味深かった。
様々なところで見かける看板や表示、あるいは作品としての書も、それぞれ書いた人の想い、それを依頼した人の想いが含まれているだけでなく、それを観る人達の想いまで想像して書かれているのだ。

これは特に、書の親子対決の場面が面白かった。
遠藤憲一演じる父の書き出す字の数々は、子供達だけでなく、画面の前の私も思わずわぁ〜!って歓声をあげてしまった。
書道というだけでなく、文字を書く楽しさ、そして漢字を知っていて良かった!などと改めて思わせてくれた。

漢字、そして書道といえばやはり中国。ドラマでも書を書く場面がよく出てくるが、実際に現地で体験されているnoterさんもいらっしゃる!

台湾在住のさちさん。

北京在住のしぇりーさん。

これらの記事を読ませていただくと、いかに書道が奥が深いかというのが伝わってきて、興味深かった。

これからも杉野遥亮君に期待❣️

本作は彼の初のGP帯の主演作だそうだが、GP帯って実際なんなの?と調べたら午後7時から11時の時間帯のことをいうらしい。
もう今は、ほとんど配信で観ちゃっているので、あまり深くテレビの時間帯なんて考えていなかった。。。
彼の主演作といえば、『スカム』が大好きだったが、そうか、あれは深夜ドラマ枠だったんだな。

とにかく彼は、主演であれ、1キャストであれ、なんかこう、だんだんと変化していく役を魅力的に表現してくれるんじゃないかと思う。
『スカム』ではだんだん堕ちていき、本作では少しずつ成長していく。これからも色々な変化を見せてほしい俳優である。

本作では彼のほか、なるちゃん役の宮崎莉里沙ちゃんも良かったし、なんといっても田中みな実!彼女のお葬式でのシーンはこちらも思わずうるるさせられてしまった。
というわけで、夏ドラマのナンバーワンはやっぱり本作でした!


こちらが主題歌のPerfumeが歌う『Moon』🌛
久々に聞く彼女たちの新曲、もうドラマが始まった時から大好きだったが、歌詞もとてもドラマにリンクしていたし、このMVもとても良い。


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