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天空のポスト

伊勢市と鳥羽市を結ぶ道、伊勢志摩スカイライン。内宮から三重県立陸上競技場に向かって車を進めると、その入り口が見えてきます。朝熊山の上を突っ切るような形で道が敷かれているため、道中はほぼ坂。そしてかなり蛇行しています。そのためスカイライン内へは歩きや自転車で入ることはできません。バイクでも125㏄以下のモノは通行禁止となっています。

なんせあの勾配ですからね…。通ったことのある方は共感できるのではないでしょうか。

鳥羽へ向かう、伊勢へ向かう際の利便性はさることながら、一番の目玉はその頂上にあります。展望台、展望台があるんですよ、360度見渡せる。展望台近くには駐車場があって車で行けるのですが、実は歩きでも行くことができるんです。朝熊山のハイキングコースとつながっていて、よくリュックサックを背負った登山姿の人たち見かけますね。

駐車場のすぐそばにお土産屋さんと食事処があり、傍の階段を昇ると広場があります。そこが展望台。伊勢・鳥羽を一望できるんです。

先にお土産屋さんのほうについて書きましょうかね。
店内に置いてあるお土産は伊勢・鳥羽に関するものがほとんどで、伊勢エビ味のお菓子屋ご当地サイダー、あとは最近鳥羽市とコラボしているミジュマル(ポケットモンスターの御三家)グッズなんかもあります。
地ビールもありますね。ここに来るだけで伊勢鳥羽のお土産はほぼすべて揃えられるんじゃないでしょうか。

そして特徴的なのが、はがきを売っているところなんですよね。御当地はがきを売っているところはほかにもあると思いますが、ここの本題ははがき「そのもの」ではないんですよ。

店内ではがきを買うとしましょう。普通なら家に帰ってから書きますよね?でもここにははがきを書くスペースがあるんですよ。そこでみんなはがきを書いて(ご当地スタンプもあって書くのが楽しい)いるんです。
じゃあこのはがき、どこに持っていきます?

ポストですよね。でも、わざわざ下に降りてからポストを探すなんてこと、みんなしません。

先ほど言った広場に、吹きすさぶ風の中、ぽつんとポストが佇んでいるんです。

その名を「天空のポスト」。標高約500メートルにある赤いポストです。みんなここに投函するんですね。

投函したはがきは配達員の方が取りに来てくれます。ちゃんと宛先に届くのでご安心を。

そしてそのすぐ近くに、景色を眺めながら浸かれる展望台足湯もあるんです。大人一人百円で浸かることができて、先ほどのお土産屋さんで足ふきタオルも買えます。ここの足湯に浸かると、目の前には鳥羽市内と伊勢湾岸が一望できるわけです。

ポストで写真を撮ったら足湯に浸ってリラックス、なんてのもいいかもしれませんね。


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