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年末の伊勢神宮『どんど火』
12月31日の伊勢神宮に行ったことはありますか?
私も年末に伊勢神宮へお参りはするのですが
内宮(おかげ横丁の方)はと〜〜〜ても混んでいるので、外宮(伊勢市駅に近い方)に行きます。
年末には『大篝火(おおかがりび)』
通称『どんど火(び)』が神宮内で行われています。
このどんど火を見に行くと
『今年も終わりなんだなぁ』としみじみ思います。
どんなイメージかというと
非常に大きな焚き火をしていると思ってもらえればイメージしやすいかなと思います。
伊勢神宮の中で4〜6箇所でどんど火を行い
参拝する方々の暖を取る場所になっています。
バリバリ伊勢神宮の境内でやっているので
『これ木に火がうつったらやばいよなぁ…』
と少し心配になります笑
昔は2~3mくらいの高さに木が組まれていたので、すごい圧巻などんど火だったのですが、流石に強風の日だと神社の森が燃えるかもしれないので現在は1.5mくらいになりました。直径は5mくらいあります。
どんど火は観光客の方々からすれば
ただの暖が取れるスポットなのですが
地元民はこの火を使って
『餅を焼きます』
この餅を焼くために
伊勢のそれぞれの家庭は、自作した餅を焼く道具を開発し
うまく焼ける方法を試行錯誤しています。
なので家庭ごとにいろんな形の餅焼き道具を持ってきていますね。
さてこの餅、なんで食べられているのかというと
『どんど火の炎で焼いた餅を食べると1年間無病息災でいられる』
と言われており
私の今は亡くなった祖父母が、癌になった時は『これを食べると来年もなんとか生きていけそうやわ』と言って食べていました。
確かに、キャンプ飯と同じ感じで
外で食べる飯は非常に美味しいという効果に加え、伊勢神宮の中で焼いた餅なのでさらに効果があるように感じますよね。
このどんど火は外宮は大体18時くらいから
内宮は20時くらいから行われます。
特に神聖な感じで始まるという気配はなく
なんだかぬるっと始まります。
このぬるっと始まる感じが
地元民から愛される行事なのかもしれませんね。
※火の粉が非常に舞っているので、ダウンジャケット穴が開くことがありますので、ご注意を!
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