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なかなかに、世にも人をも恨むまじ、時にあはぬを身の咎にして

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マガジン

  • つぶやき五郎

    つぶやきだけを集めました

  • 明日なろう雑記

    生まれてこの方、明日できることは明後日になっても手を付けなかった。そんな風に生きてきた男が、気まぐれに書いた記事たち。あすなろ、ならぬ、明日なろう雑記。

  • 1メロス記事

    太宰治の「走れメロス」は10,882文字であるらしい。 これは約1万字であることから、1万字の小説や記事を1メロスと呼ぶ業界があるらしい。 noteに記事を何件かアップして気付いたが、私はどうやら一つの記事を1万字程度で書くのが多いようだった。 なので、ちょうど1万字の記事だけ集めた「1メロス記事」 多少強引にでも、無理やりちょうど1万字でおさめてみた。

  • 足利直冬紀行

    南北朝の混乱期、足利直冬は武将として北朝と南朝の間で揺れ動きながら、決して彼を受け入れることのない父親の足利尊氏を追い続けました。 最後は戦に敗れて神にも見捨てられ、隠棲地で敗残生活を送るのですが、私はそんな足利直冬に親近感を覚え、彼の痕跡を辿る旅に出ます。

  • 花山法皇ゆかりの地をゆく

    平安時代を生きた花山法皇ゆかりの地を実際に訪れる紀行文です。 花山法皇は平安時代中期の第65代天皇で、986年に藤原兼家(藤原道長の父)の陰謀で発生した寛和の変により、わずか2年間の在位期間で退位・出家をして法皇となりました。 花山法皇は西国三十三所巡礼の中興の祖として知られていますが、西国三十三所以外にも花山法皇伝承の地が各地にあるので、それらを巡ります。

最近の記事

  • 固定された記事

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」と、ネットに初めて書き込んだ男はどのように生きたのか(後編)

前編・中編リンク 中編までのあらすじ 彼は新婚旅行の帰りに、これからの結婚生活はきっとうまくいくだろうとの予感を感じた。 それは、ウィーンのオペラ座で着物を着こなして、現地の立派な服を着た紳士淑女と流暢に会話を交わしていた彼女を見れば、そう思うのは当然であったかもしれない。 しかし、彼のこのような前向きで明るい予感は当たらないのが常だが、彼の不吉の予感は必ず当たるどころか、彼の貧しい想像力を超えたさらに酷い不幸が襲い掛かるのであった。 事実、彼は彼女と付き合う直前まで、

    • 都知事選の最後のつぶやき。石丸伸二、岡田斗司夫、ひろゆき。このあたりは、動画を眺めていれば何となく自分が頭良くなった気にさせてくれる点で、動画の視聴者層は同じなのだろう。それぞれの背景は大分違うけど。過去では立川談志のファンも同じかも。で?何?といわれると、それ以上何もないけどね

      • また都知事選の話題だけど、蓮舫落選の原因に野田佳彦の応援があったからだと分析している奴がいてズッコケた。もともと蓮舫や小西は野田の子分みたいなものだったし、無党派層には先鋭化し過ぎの印象のあった蓮舫を、野田の応援で中和しただろうし、プラスにはなれどマイナスの要素などなかったろうに

        • 石丸伸二がマスコミ全方位からぶっ叩かれている姿を見ると、応援をしたくなってきた。失言が過ぎるから政治家として大成はしないだろうけど、過激な意見で硬直した議論や現状に風穴を開けるという意味では、ああいう人も必要だろうとは思う。一夫多妻制で少子化、人口減少問題が解決はしないだろうけど

        • 固定された記事

        「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」と、ネットに初めて書き込んだ男はどのように生きたのか(後編)

        • 都知事選の最後のつぶやき。石丸伸二、岡田斗司夫、ひろゆき。このあたりは、動画を眺めていれば何となく自分が頭良くなった気にさせてくれる点で、動画の視聴者層は同じなのだろう。それぞれの背景は大分違うけど。過去では立川談志のファンも同じかも。で?何?といわれると、それ以上何もないけどね

        • また都知事選の話題だけど、蓮舫落選の原因に野田佳彦の応援があったからだと分析している奴がいてズッコケた。もともと蓮舫や小西は野田の子分みたいなものだったし、無党派層には先鋭化し過ぎの印象のあった蓮舫を、野田の応援で中和しただろうし、プラスにはなれどマイナスの要素などなかったろうに

        • 石丸伸二がマスコミ全方位からぶっ叩かれている姿を見ると、応援をしたくなってきた。失言が過ぎるから政治家として大成はしないだろうけど、過激な意見で硬直した議論や現状に風穴を開けるという意味では、ああいう人も必要だろうとは思う。一夫多妻制で少子化、人口減少問題が解決はしないだろうけど

        マガジン

        • つぶやき五郎
          4本
        • 明日なろう雑記
          21本
        • 1メロス記事
          5本
        • 足利直冬紀行
          4本
        • 花山法皇ゆかりの地をゆく
          14本
        • プログラムのいろはの「い」
          1本

        記事

          今話題の石丸伸二って、賛否はあるけどハマコーやクイズ小西みたいな政治家ポジションに収まるんかな。 何をすればよいかわからないけどとりあえず現状に不満があるって層が、内容はどうでも良いから強弁を振るう姿が爽快な政治家を支持しちゃうのは、いつの時代でもあるのだと思う。

          今話題の石丸伸二って、賛否はあるけどハマコーやクイズ小西みたいな政治家ポジションに収まるんかな。 何をすればよいかわからないけどとりあえず現状に不満があるって層が、内容はどうでも良いから強弁を振るう姿が爽快な政治家を支持しちゃうのは、いつの時代でもあるのだと思う。

          性の問題を「寛容さ」で断じてしまう危うさ

          Edgeのトップページを見ていたら、気になる記事があった。 この記事のライターは、恋愛ガイドの肩書を持つ亀山早苗さんという方らしい。 AllAboutには2015年から記事を寄稿しているようだ。 Wikipediaを見ると、氏が著作の書籍も大変に多いようだ。 タイトルでこの記事のあらすじは概ね語ってしまっているが、実際の内容もそのままである。 記事の中ではセクシー女優がアパレルのコラボから排除されそうになっている問題を挙げているが、引き合いとしてキャバクラ勤務経験のある女

          性の問題を「寛容さ」で断じてしまう危うさ

          弱者のnote戦略

          はじめにnote世界の強者と弱者 人間社会には強者と弱者がいて格差があるように、noteの世界にも格差がある。 記事を公開すればあっという間に数十数百のスキがつく「強者」のクリエイターがいれば、いつまで経ってもスキがつかない、あるいは数件のスキしかつかない「弱者」のクリエイターもいる。 note強者とは、noteにおいての努力が実った成果である。 おそらく、フォロアーを増やすためにフォローバック目当てで積極的にフォロアーを作り、こまめに他人の記事を読んでスキをつけ、自

          弱者のnote戦略

          山手線第二象限クロニクル

          2024年6月29日土曜日。 この日の朝は、空を覆う雲の間からわずかな青空が見えた。 梅雨の合間に訪れる、短い晴れの日だった。 俺は12年間も足しげく通っている池尻大橋の歯医者を出ると、千葉県の家にまっすぐ帰りはせず、青葉台の交差点を越えて渋谷駅まで歩いた。 神泉町の交差点から道玄坂を下ると、円山町からわき出るカップルたちの群れに紛れて道玄坂を下った。 俺は一人である。 渋谷駅に近づいて高架橋を右から左へと流れる山手線の車両が目に入ると、あれに乗らなければという衝動に駆

          山手線第二象限クロニクル

          大塚幸代さんのような記事を書きたかった。そして、イケてる応募作品③

          前回は、note創作大賞に落選した人の気持ちになって書いてみたら、最初は「イケてる応募作品」紹介前の添え文のつもりだったのに、妙に筆が滑ってしまい、将来の落選者(つまり、ほとんどのnote創作大賞応募者)に手厳しい内容になってしまった。 上記の記事の結論では、note創作大賞に受賞できなかった人は、noteなんて止めちまえとなってしまったのだが、これはnote公式の見解とは当然違うだろうし、私としても、本当に本意の結論ではない。 ただし、落選という結果を受けて、感情面であ

          大塚幸代さんのような記事を書きたかった。そして、イケてる応募作品③

          足利直冬紀行④~九州探題編~

          あずかり知らぬところで自分の地位が大きくぶれる 新幹線で熊本へ2024年6月22日土曜日、私が乗るのぞみ17号は8時30分の定刻通りに東京駅を出発した。 今回はタイトルに九州探題とある通り、訪問先は九州である。 関東から九州を訪れるのであれば、新幹線より飛行機を使った方が断然に早くて安いのだが、事情があって新幹線で九州まで行くことになった。 わざわざ新幹線で九州まで行く事情とは、なんてことは無い、寝坊をしたのである。 本来であれば、羽田空港6時20分発のスカイマークで

          足利直冬紀行④~九州探題編~

          note創作大賞に落選しても落ち込む必要はない。なぜなら…そして、イケてる応募作品②

          タイトルがタイトルであるから、おそらく、この記事を開いた方のほとんどは、note創作大賞に興味があるか、あるいは実際に投稿した記事をnote創作大賞にエントリーしている方なのではないだろうか。 創作大賞にエントリーをすると、その後に落選という現実が大多数の応募者に待っている。 注目をされるのは受賞者だが、人数だけなら落選した応募者の方がはるかに多い。ほとんどの応募者は落選者になる。 note創作大賞に限らず、コンテストに応募して落選、失格、受賞を逃せば、どうしたって落ち込

          note創作大賞に落選しても落ち込む必要はない。なぜなら…そして、イケてる応募作品②

          note創作大賞とは何なのか?そして、イケてる応募作品①

          昨年(2023年)の秋からnoteに記事を投稿しているのだが、特に私自身が有名でもなければ記事の内容にも話題性は無いので、大抵の記事はせいぜい50~100ビュー止まりになっている。 それでも、たまたま誰かの目に留まったかnoteのおすすめに引っかかるようになったであろうものがあると、1,000ビューを越えるかどうかのビュー数になる記事がチラホラ出るようになった。 自分でも大して上手いとは思えない記事であるから、これだけの方々に読んでもらえているか、あるいは読んではもらえてい

          note創作大賞とは何なのか?そして、イケてる応募作品①

          生きていくうえでやってはいけないこと

          生きていると何があるかわからない。 犯罪者やホームレスになってしまう人生だってあるだろうし、そのような人生になっても生きていかなければならない。 けれども「どんなことがあっても、これだけはやってはいけない」というものもあるはずだ。 それらを挙げてみた。 戦争以外の殺人 売国 強姦 自分より若い者の希望をくじく 返す当てのない借金 しょーもないことに使う借金 勝ち目のないギャンブル 痴漢冤罪のなすりつけ ラーメンのにわか評論家 オナホのにわか評論家 保

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          「自分探しの旅」というクッソこっぱずかしい言葉について考えてみた

          昨年の秋からしょっちゅう国内旅行をするようになり、noteに自分でもあまり上手いと思えない旅行記をアップするようになった。 若い頃はインドに一人で三カ月近く旅行をした。 それ以外にも、バイクであちこちを訪問しているし、登山で関東近郊から八ヶ岳や北アルプス周辺の山に登ったりもする。 これらは、ほとんど全て一人旅である。 これは、世間一般的に言っても、私は一人旅が好きなのだろうと思う。 こういった経験は良い話のネタになるので、飲み会などで話題につまると口走ることもあるのだけれ

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          足利直冬紀行③~中国探題(鞆の浦、尾道)編~

          彼は自由で幸せだったのかもしれない 今回の「足利直冬紀行」は、広島県の鞆の浦と尾道を訪問する。 私にとって尾道は初訪問であるが、鞆の浦は、昨年の11月に「花山法皇ゆかりの地をゆく」ですでに訪問をしている。 しかし、先の訪問では、鞆の浦から車であれば10分、歩くと2時間ほどかかる阿伏兎観音の訪問が目的であったため、鞆の浦はバスを降りてすぐのカフェで昼食を食べた後に沼名前神社だけ訪れて、早々に鞆の浦を立ち去ってしまった。 せっかくの鞆の浦を、たったこれだけの訪問で通過した

          足利直冬紀行③~中国探題(鞆の浦、尾道)編~

          花山法皇ゆかりの地をゆく⑫〜大入集落跡、笠置山 後編〜

          (前編からの続き) 設楽山荘2024年5月3日15時15分、本日の宿泊地である設楽山荘に到着した。 国道257号沿いに設楽山荘の看板はなかったが、国道の横を流れる名倉川の小さな橋を渡り、森の中を進むとすぐに設楽山荘は見つかった。 設楽山荘は山あいの静かな民宿と言いたいところだが、国道の方からはたまにバイクの排気音が聞こえる。私もバイクに乗っているから、文句は言えないのだが。 玄関を開けると女将さんと思われる女性の方が現れて、私が名前を名乗ると、向こうも私の訪問は把握済

          花山法皇ゆかりの地をゆく⑫〜大入集落跡、笠置山 後編〜