見出し画像

フリーランスは家賃支援給付金の対象になる?

フリーランスの方で、所得税確定申告時に収入(売上高)を「雑所得、給与所得」で申告した方もいらっしゃると思います。

その場合、家賃支援給付金の対象となるでしょうか?

給付対象とする方向で検討

結論は、「給付対象とする方向で検討」されています。

※経済産業省、中小企業庁(ミラサポplus)の情報なので、給付対象となる可能性は高いです。

画像1


売上高とは?

詳しく説明します。

【家賃支援給付金対象者】

中堅企業、中小企業、小規模事業者、個人事業者等であって、5月~12月において以下のいずれかに該当する者に、給付金を支給。
①いずれか1カ月の売上高が前年同月比で50%以上減少
②連続する3ヶ月の売上高が前年同期比で30%以上減少

※支給額の説明は割愛します。

ここで、「売上高」が何を指すかが問題となります。


持続化給付金でも同じ問題

実は、持続化給付金でも同様にこの「売上高」が何を指すかが問題となりました。

当初、持続化給付金では、この「売上高」を「所得税確定申告時の事業収入」としていました。

「売上高」=「事業収入」だったのです。

でも、フリーランスの方で「売上高」を「事業収入」として申告しないで、「雑所得、給与所得」で申告された方もいます。

例えば、次のような例があると思います

・塾講師などとして働いている方で、本来は事業所得で申告すべきところ、給与所得で申告した。

・ミュージシャンなどの方で、本来は事業所得で申告すべきところ、雑所得で申告した。

そして、このようなフリーランスの方は持続化給付金の対象から外れていました。


実質で判断

しかし、実質は「事業収入」と変わらないのに、申告方法(形式)次第で申請対象にならないのは問題があるということで、持続化給付金では「雑所得、給与所得」でも対象となるように見直しがされました。

※形式よりも実質が優先されたということです。これは、持続化給付金の趣旨からして当然だと思います。フリーランスの方はご自分で所得税確定申告をされる方が多いと思います。でも、ご自分で「事業収入」、「雑所得」、「給与所得」を判断するのは難しいのではと考えます。正直、税の専門家(税理士)である私もこの判断に迷うこともあります。


そこで、この持続化給付金の見直しを受けて、家賃支援給付金においても「雑所得、給与所得」でも対象となるように検討されているということです。

画像2


早く申請するために準備を

家賃支援給付金の申請開始は最速で6月下旬以降、給付は7月以降になる予定です。

ぜひ、「フリーランス(雑所得、給与所得計上)は対象となる?」、「申請方法?」などの情報を早く取って、申請準備を進め、そして早く申請をしていただきいと思います。


ミラサポplus

その情報収集方法として、「ミラサポplus」への登録をお勧めします。

「ミラサポplus」は経済産業省(中小企業庁)が運営している国のサイトです。サイトに登録すると、補助金、支援制度が更新されると登録アドレスへお知らせメールが送信されます。

つまり、確実な情報(経済産業省(中小企業庁))を、素早く入手(メール受信)できるということです。

もちろん、登録料、会費などは一切無料です。


漏れなく情報を取る

私は仕事柄、持続化給付金、家賃支援給付金などの情報を取る必要がありますが、情報源(例えば、持続化給付金サイト)にアクセスしても情報が更新されていないと無駄なアクセスをしたこととなります。また、アクセスが遅れることにより情報を取り漏れることもあります。

でも、ミラサポplusに登録していると情報更新をメールで知らせてくれます。私はとても便利に感じて、重宝しています。

ぜひ、今だけでも登録されることをお勧めします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?