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忘れてはならない日

こんにちは。初めまして。ぶるまです。

今日は、今を生きる人々に共通して伝えたい、大切な節目の日です。

最後まで読んで頂ければ幸いです。

75年前の今日

今日、8月15日は75回目の終戦記念日です。

終戦から今まで人間らしく生活できているのは、戦後の日本を懸命に作り上げてきてくれた人々がいるからです。

その人々の奮闘に感謝し、平和とは何かを考え、かつて起こってしまった悲しい事実を改めて思い返し、未来に向けて伝え続けていかなければなりません。

それが、戦後を生きるすべての人々の使命だと思います。

私が生きる国、日本は、世界中でも数少ない核被害国の1つです。

私は、これまで広島の原爆資料館、平和記念公園に2回、長崎の平和記念公園には1回訪れたことがあります。

現代の豊かな生活からは、想像することもできない、悲惨で過酷な出来事が75年前の広島、長崎で間違いなく起こっていたんだということに、驚愕し、言葉が出ませんでした。

その行為が、同じ人間によるものだということは、本当に悲しい事実です。

人類の過ちを再び繰り返さないように、様々な形で、平和への呼びかけがなされています。

ここでは、私がこれまで感銘を受けた作品、3つを紹介したいと思います。


母と暮らせば

1つ目は、2015年12月12日公開、映画「母と暮らせば」です。

監督は、山田洋次さん。山田作品特有の、人間の愛情を根底に描きながら、原爆が落とされて3年後の長崎を舞台に、優しくて悲しい、母と息子の物語となっています。

助産師として働く母親役には、吉永小百合さん。原爆で亡くなったが、突如幽霊として母親の前に現れる医学生の息子役には、二宮和也さんがキャスティングされています。

息子を忘れられない母と幽霊の息子の、奇妙ではありながら、同時に深い親子愛を感じることができます。

戦争によって奪われてしまった、尊い一つ一つの命、ずっとずっと続くはずだったそれぞれの家族のストーリーに、そっと寄り添うことができる作品だと思います。


この世界の片隅に

2つ目の作品は、2016年公開のアニメ映画「この世界の片隅に」です。

監督は、片渕須直さん。主人公のすずの声を演じたのは、のんさんです。

広島から呉に嫁いだ18歳の女の子、すずがの貧しい生活の中、戦争に翻弄されながらも、明るく工夫して楽しく生きていく姿が描かれています。

この作品では、戦時中の暮らしがどんなものだったか、より具体的に生活の細やかな部分まで、イメージを膨らませることができます。

現在と変わらない、普通の女の子の日常が、戦争によってどのように変化していったのか、身近に感じられると思います。


アンネの日記

3つ目の作品は、オットー・フランクの尽力により出版された文学作品「アンネの日記」です。

オットー・フランクは日記を書いていた主人公アンネの父親にあたります。

この作品からは、当時のドイツで猛威を振るっていたナチスのユダヤ人剥奪行為ホロコーストについて知ることができます。

ユダヤ人のアンネは、ナチス政府から逃げるため、家族や知人とともに、隠れ家と呼ばれた、オットーのオフィスの屋根裏部屋で一歩も外に出ることなく2年間過ごしました。

隠れ家での生活から、収容所で亡くなる時まで、残酷な現実から希望を捨てずに、楽しい空想を膨らませ日記を書き続けました。

今の時代においても、たくさんの困難、難題があります。そんな中、うつむきがちになりながらも、前を向いて明るく進んでいこうとする姿勢は、誰にとっても大切なことです。

アンネのメッセージから、力をもらい、アンネに負けないようにエネルギーをもって、失われたユダヤ人の命の分まで、頑張ろう思わされる作品です。


これら3つが、私が感銘を受け、生涯忘れない作品です。

最後になりましたが、かつて、起こってしまった悲しい事実を繰り返さないよう、また、忘れ去られてしまうことがないよう、今日のような記念の日など、時にはこのような作品に触れてみてはいかかでしょうか。

読んで頂き、ありがとうございました。




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