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人は、何も持っていない。

人間は100年ほどしか、生きられない。
その100年で、手に入れる、何か。

土地、家畜、お金、楽器、広い家、早く動く車。
骨董品、人形、絵画、頭のいい電子機器。

友人関係、好きな音色、卓越した技術、自分の事を記した紙や、インターネットのどこか。

その文を書く才能、言語能力、誰かが決めた常識。

数字。
喜怒哀楽の感情に、愛。



これら全てに「完成」やゴールは無い。
そのため、人が「持っていない」と考えれば、その手には、何も無い。


物質的に存在しても「持っていない」と考えるのなら、無い。

仮に「持っている」とするのであれば、それはそう、
その人が言うなりに、それ相応に、それなりに、持っているんだろう。

実は、善も悪もない。
是も非も。
白や黒、陰に陽もない。

ただ、生きている。



地球での生活は急に突きつけられた、へんてこな、幻のようなもので、
ここで手に入れた気がしている、呼吸や、人としてのからだ、

目に見えるすべては、手にできた気がしているすべては、
いつか、人間がいなくなるとき、歴史とともに、灰のようになる。


それは真っ白だ。
真っ黒かもしれない。


全てに良さがあり、
全てに悪がある。

カッコつけてゆっくり生きろ。
今世だけじゃ、お前は何にも救えない。

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