敏感さんに言ってはいけない言葉

「(お前の)設計ミスが原因だな」

夫の一言が原因で、久々に長男が怒りの涙を流し、手当たり次第にモノを投げ始めました。

少ない材料をかき集め、学校で作った「輪ゴムカー」を自宅で再現しようとしていたのですがうまく出来ず、イライラしていたところにそう言われたのですから、無理もありません。自分でも分かっている問題を指摘されて感情が爆発してしまったのでした。

しかし夫は「失敗することのどこが行けないんだ？　もっと打たれ強くならなきゃダメだ」と言って理解してくれません。挙げ句の果てには「（そう言った）おれが悪いのかよ？」と愚痴をこぼし始める始末。

私が言いたいのは、「HSCは些細なことでも過剰に受け止めてしまうし、『そのやり方が悪い』＝『自分が悪い(自己否定）』と感じてしまうから、もう少しほかの言い方があったんじゃない？」ということです。

発言者が相手を傷つけるつもりがなくても「攻撃された」「傷ついた」と感じてしまうのがHSC（HSP）なのです。

社会に出れば、否応なしに優劣をつけられ、皆と違うことをするだけで冷たい視線を浴びせられます。もう充分外で戦ってきて疲弊し、落ち着くはずの家でも「打たれ強くなる練習」をさせられるのでは息が詰まってしまいます。

私は、家でゆっくり英気を養い、チャージしたら外に出て戦い方を少しずつ覚えていけばいいという考えです。

そもそも、自分の意志でメンタルを強くしたいと思った人しか、打たれ強くなれないと思うのです。疲れやすい気質の人間が強い風にさらされ続ければ、すぐにバッテリー切れになってしまうし、メンタル疾患になってしまう危険性すらあるかもしれません。

それに、根性論はもはや古い考え方だと思っています。

「強くなれ」

ではなく、

「そのままのあなたでいいよ」

といってあげられる親でありたいと、HSPの私は思っています。

※余談ですが、ストレスをためている人や睡眠不足の人は、些細なことでイライラしやすいです。自分のストレス度や健康状態はしっかり把握し、怒りが噴出しそうなときは体調が万全でないことを周知すると良いのでは、と考えています。

今日も最後まで読んでくださり、感謝です💖

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