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わたしたちの文化とまちを考える。 -周南市・新たな文化小ホール-

徳山駅前を中心に、進化しつづける周南市―――。
このまちで、新たな構想が動き出しています。

それは、「文化小ホール(仮)」

とある周南市の市有地整備が検討されており、令和6年3月からは市民の声を聞くワークショップが始まっています。
一市民として参加している私の目線を入れ、まちの取り組みや動きをみなさんへ届けます。

この記事は、周南市の魅力をPRする周南市市民ライターの活動として発信しています。


文化小ホールは、どこに?

みなさんは旧周南市市民館をご存じでしょうか?
昭和31年、現周南市役所本庁舎向かいの児玉町に開設した市民館は、市民をはじめ県内外の人々に親しまれました。
1,069名を収容できる大ホールや260名を収容する小ホールでは、コンサートや演劇、発表会などが行われ、生活・成長とともに歩まれ、思い出深い方もおられると思います。

旧周南市市民館/大ホール(画像は、http://s-bunka.jp/shimin/ より引用)

平成27年12月に閉館し、今は無き市民館。
―――解体後8年が経過しました。
跡地は現在、市役所臨時駐車場として使用されています。
周南市での生活が4年目の私は、残念ながら現状の姿しか知りませんが、今回のワークショップを機に過去・現状・未来の姿をみつめる機会をいただきました。
この跡地を利活用し、周南市の文化力向上やまちの賑わい創出を図るため、市は施設を整備し「文化小ホール」を建設する予定です。

市民館跡地

市民とともに考える

文化小ホールについて市民と一緒に考える場として、市は“これからの文化とまちづくりを考える市民ワークショップ”を開催しています。
(3月から7月、全5回)

①周南市のまちじまん・文化じまんから施設の将来像を考えてみよう!
②イベントカレンダーをつくってみよう!
③文化小ホールに必要な機能を考えてみよう!
④文化小ホール全体のレイアウトを考えてみよう!
⑤市民参加について考えてみよう!
まちと、地域とつながるにはどうしたらいいか考えてみよう!

参加するのは、市より公募(周南市に在住・在勤・在学の15歳以上の方)と無作為抽出(18歳以上の市内在住の方)にて参加意思のあった約20名です。

第1回ワークショップの様子(3月)

初めに市より文化小ホールの構想経緯、ワークショップの目的について説明があり、その後は早速グループワークに移りました。
私たちのグループには日々まちへの貢献に励み、小ホールに期待する方、未来を担う学生、周南市の歴史に詳しく、ミュージカルの経験があるなど年齢層や職業、背景の異なるメンバーが集まりました。

グループワークのテーマは、「周南市のまちじまん・文化じまんから施設の将来像を考えてみよう!」。
各グループの模造紙は、個々の視点からみる周南市の魅力・意見でいっぱいでした。
市民館時代を振り返り、まちの現状を捉え、未来の施設にどう活かすか?どうなると良いか?をまとめ、全体発表へと移りました。

発表では、若者・働く世代から「カフェやワークスペースの併設」、上の世代から「集って話せるスペース」、子育て世代から「屋内外に公園など遊べる場所」の希望が集まったほか、移住者目線の意見が出されました。
また、「歴史・文化」「著名人」「自然」「工場夜景」など、周南らしさを取り入れた施設にしてほしいなどの意見もあり、まちや文化小ホールについて、様々な視点から活発に意見が出て、第1回を終えました。

第1回ワークショップ・各グループのまとめは、市作成の以下 かわら版 をぜひご覧ください。

現在は、第2回(4月)のワークショップまで終えています。

参加者の声

ワークショップの約20名の参加者のうち、高校生が4名。
参加する高校生は「学校で募集要項が配られて、将来まちづくり系に進みたい思いもあり参加しました。緊張していましたが、みなさん優しく意見が出しやすいです。学校ではこうやって大人の方たちと一緒に取り組む機会がないので、新鮮な気持ちです」と話してくださいました。

また、徳山高専から参加する2名がワークショップについて記事にしておられます。

縁あって出会ったメンバーと、まちや文化小ホールについて5ヵ月間しっかりと考えていきます。
一人ひとりの声で、一緒に周南市をつくっていきましょう。

※本記事の内容は、執筆時点(令和6年4月)のものです。


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