Power Titan X'es ~VII~
VII. Burn-Glacier
「ところで、カラミティが“呪いの機体”というのはどういうことなんだ」
ダバランはピスケスに尋ねた。
「ワイルドやニーリンと違って、あれだけは神経直結で操縦する」ピスケスは答えた。
「帝政成立期の侵襲型BMIか。確かに、あれには軍による人体実験の側面もあったと聞く」
「それに、プラズマを出しながら体当たりする特攻技」ピスケスは続けた。「私達が喰らったのはフルパワーじゃなかったけど、帝政時代にはあの技で何人も死んだ。だから、兵士達は“呪いの