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蒸留酒②「ブランデー」

今回は、 蒸留酒の種類のひとつ、"ブランデー"について
詳しくみていきましょう。

◇ブランデー

果実酒を蒸留したものを総称して

ブランデーといいますが、一般的には

白ワインを蒸留したものを指します。

フランス産はコニャックやアルマニャックなど

地方名で呼ばれることもあります。

ブランデーはぶどうからつくられるため

フランスの他にも、

  • 地中海周辺

  • 南アフリカ

  • 中南米

  • オーストラリア

などが名産地であります。

現在はぶどうの他にも多くのフルーツからブランデーがつくられ、

それぞれが個性的な魅力を持っています。


○語源

ノルウェー語で「焼いたワイン」という意味の

「brandeviin」からきています。


○特徴

ブランデーは果実酒を蒸留したお酒で、

芳醇な香りと味わいを堪能できるのが特徴です。

またブランデーには、ブレンドした原酒中で

最も古いものの熟成年数を表す符号が

一般に用いられています。

ランクを熟成年数が短いモノから順に並べると、

  1. スリースター

  2. V.S.

  3. V.S.O.P

  4. ナポレオン

  5. X.O. オル・ダージュ

です。

また熟成年数がある程度長いモノは質が

高くて飲みやすい傾向にあり、

その中でも"VSOP"という名前のものは、

Very(非常に)Superior(優良な)Old(古い)Pale(澄んだ琥珀色)

の略で、熟成度の高さがブランデーの

澄んだ琥珀色を生み出します。


○種類

●キルシュワッサー

・チェリーの果肉を種子ごと粉砕し、蒸留したもの
・生産地はフランス、スイス、ドイツなど
・無色透明で華やかな芳香が特長


●カルヴァドス

・リンゴが原料の蒸留酒
・フランスのノルマンディー地方でつくられるものがカルヴァドスという
・まろやかでフルーティな香りをもつ

●コニャック

・原産地やぶどうの品種・つくり方が厳しく定められており、その条件をクリアしたものだけがコニャックを名乗ることができる
・繊細かつ豊かなボディ

●アルマニャック

・コニャック同様、厳格に定められたものだけがアルマニャックという
・ワイルドで骨太・男性的な味わい

●マール

・ぶどうのしぼりかすを発酵→蒸溜→熟成してつくられたブランデー
・ぶどうの香りをぎゅっと濃縮したような芳醇

●その他

・木いちごが原料の「フランボワーズ」
・すももからつくる「ミラベル」
・洋梨からつくる「ポワール」
・あんずからつくる「アプリコーゼンガイスト」

などといった各国でさまざまなフルーツが

使われているお酒が存在します。


ブランデーは主に各種のリキュールのベースに多用されます。
例えば、洋菓子に広く使われるとともに
ケーキ・フルーツの漬け込みやシロップなどに使われています。

※bitesjapansquadの投稿:きぴり

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