世界大会への挑戦 final #3
◇マルペンサでのアクシデント
10月11日 イタリア時刻 pm16:00。
ミラノ・マルペンサ空港に到着です。
羽田から時間にして約半日。
その間は機内に預けたチョコレートやシュガークラフトのパーツ達のことだけが気掛かりで、
「フライト中の衝撃で壊れたりしないか」
「到着時に紛失していないか」
心中穏やかでいられません。
手元に戻った荷物の無事を確認した後は「第一関門を超えたぞ」という想いでした。
「さぁ後は現場にいくだけ!」
既に心身共にクタクタ。
だけど気持ちを改め、油断なくゲートをくぐろうとした、、、
その矢先。
税務署で引っ掛かりました。
たくさんの大きなダンボールをカートに載せ、空港内を歩いてゆく日本人はかなり異質に見えた模様。
どうやら荷物の中身を見て、海外からお菓子を売りに来たと思われたらしく、税金を払えとのことでした(※超高額)
気がついたらおっかないおじさま達に次々と囲まれていきます。
イタリア語でめっちゃ怒鳴られ、戦々恐々、阿鼻叫喚です(※英語で話してくれないので何言ってんのかわかんない)
約2時間後。
「販売ではなくコンクールに出場するため」だと何度も猛説得した上、解放されました、、、。
*
◇オルタ・サン・ジュリオ
税務署にておじさま達のあったかい歓迎を受けたのも束の間、空港からは車で移動です。
行き先はオルタ・サン・ジュリオ
田舎町を通り林道を抜けた先で、湖面輝く雄大なオルタ湖が優しく出迎えてくれます。
(※走行中の振動から荷物守るのに必死でそれどこじゃない)
首都ミラノのドゥオーモ大聖堂やガレリアも圧巻でしたが、個人的にはこっちが好きです。
1年くらい住みたい。
*
そんなこんなで車で1時間弱🚗
今回の作業場に到着です。
街から少しだけ離れた丘の上にあるこれまた素敵なカフェレストラン。
大会の期間中、日本チームのために貸してくださったみたいです。
本当にありがたい。
この時点でようやく荷物を安置。
あれだけ不安だったダンボールの中身も大した損傷はありませんでした
一安心した後のまかないは何よりも美味い。
初っ端から物語が展開しましたが、移動編もここまで。
次回は遂に大会本番です。
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