【短歌】さざなみ

短歌連作 『 さざなみ 』
海だけが知ってる青に浮くわたし生きるはきっと青纏うこと
好きだよのときだけ世界は明るくて誰の悪口も言いたくないよ
揺蕩うはやっぱりひらがなで書こう朝たゆたうランチパックホワイト
口紅の赤は強くて冷静に恋を俯瞰で捉えてくれる
グリンピース残さず食べればいいことがあるから
残すな強迫観念
太陽はひとつ事実はどうでもいい欲張れひかり頬張れいのち
決められた手順バラバラに試したい私にとってのわたしの正しさ
刺すだけじゃ足りない蝶のように舞い蜂のようにしがらみつづく
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