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随想(エッセイ)

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その時、浮かんだことを書いたもの
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#水彩画

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気がつけば初夏:花のスケッチ

自分でするようになって見えたもの

さて、ここアメリカ、インフレも落ち着いたと聞くけど、私の住んでる街では、商品の価格、すでに庶民に、手に出ないものばかりになった。そのあたりは、前も書いたので、もう言わずにおく。 あと、物価と反比例なのか、商品の質も、体感として、悪化していると思う。例えば、コーヒー。1杯4ドル以上して、まずいところばっか。コロナ前は、もうちょっとマシだったと記憶してるけど。一口以上飲めない場合も頻出で、私など、「どうなってる。」と、心の中で叫ぶ感じである。 コーヒーは、家で入れるのが一番。

十人十色の深み

実は、私たちは、思うより、一人一人、かなり違った感覚を、持っているのではないかと、考えるようになった。ここでの『感覚』とは、感じ方とか受け止め方という、文化的や心理的な印象に関することではなく、5感と言われる感覚器が受け取って、それを処理する、一般的に、より身体的と考えられている機能のことである。感覚器官が受け取る情報は、個人によって、かなり違うのではないか。 たとえば、同じ青色を見たとしても、多少違って見えるだろうと言うのは、前提としてあるのだろう。けれど、実際、どれくら

どんぐり拾って、クッキー作りました

今年の初めに、書き初めをする機会があって、『どんぐり』と書いたんです。そう、今年の抱負は、『どんぐりを食べること』だったのですね。 無事に、そして、おかげ様で、9月の中旬に、達成できました。その記録です。 ニューヨーク地方は、日本より緯度が高いので、9月にどんぐりを拾うことができるの、在米15年以上で、今年知りました、山に行った際に、集めてきて、クッキーを作りました。 まず、出来上がりの写真。 作り方は、オンラインで、日本語と英語で調べました。日本で、どんぐり食べてる

『世界は、どれほど確固たるものか』について、SF作家からならうこと

相変わらず、幾つもの本を並行して読んでる。その一つが、『われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」』。著者のリズマン バークは、人気ゲームのクリエイターで、『この世界は、コンピューターで作られたシミュレーションみたいなものである』という仮説についての本である。まだ、最初の方を読んでいるところ。 シミュレーション仮説に興味を持っている理由は、前にも、紹介した私のイチオシサイト、『魂のインターネット』で、作者の野口氏独自のシミュレーショ

だいだい色の空の日

今日は、空が、夕景でもないのに、数時間、橙色になって、家の中もヘンテコリンな色に包まれた。 カナダの山火事の雲が、ニューヨークまで、やってきて、空気を汚染したという。数字をみると、やばいレベルまで上がっていた。ここで、何かが、燃えてるわけでもないのに、煤けた匂いが。私は、直接は見なかったが、SNSで、膨張したオレンジの太陽のビデオを見た。 数時間で、空の色は、だいぶおさまったけど、相変わらず、空気の状況をみると、汚染レベルのまま。 一日家の中にいて、窓も閉めていた。なん

『AI』って、何? 

少し前、グーグル社でAIの開発をしていた、『AIのゴッドファーダー』と言われているヒントン氏が、AIの危機を訴えるために、退社したというニュースがあった。 開発に関わったことを、後悔しているような報道もあり、原爆の開発に関わった、オッペンハイマー博士が、後程、後悔していると発言した話を、思い出した。 また、ツィッター社のイーロン・マスクなどが、ジェネラルAIの開発を、6ヶ月止めようと言う意見書を公開したというニュースもあった。 『AIが人類を滅ぼす可能性』があったり、あ

アーティストになる

5年ほど前、中国系アメリカ人で、『ミスターウォン』と、私たちが呼んでいたアーティストの、水彩画のクラスをとった。当時、ミスターウォンは、90歳近くで、パンデミックの前の年に、なくなった。 私は、水曜日の夜の、モデルを水彩で描くクラスにいたのだが、ミスターウォンは、月1回20分のデモ(みんなの前で、モデルを描くのを見せる)をする以外、だいたい、座って、自分のスケッチブックにモデルを、筆ペンで描いているか、お気に入りの生徒と話してるだけ。私は、「先生、サボってる〜」と、一人で怒

優しいAI

今日、SNSにあがっていたビデオで、日本の有名文化人らしき人たちが、非人間的というか、とても、残酷な発言をしていて、いつものことであっても、改めてびっくりした。もちろん、煽ったり、注目を集めるために、驚かす発言かもしれないのが、見ていて気分が、悪くなってしまった。 それで、ちょっと思った。 もし、AIが人間的な感情を覚えるようになって、人やお互いに対して思いやりを持つようになったら、人間が、他の人の気持ちがわからなく、残酷だと、立場逆転で、人間の方が、冷血なんてことになる

人生ムリゲー論

ツィッターで以前、「生きるというのは、ムリゲーである」という感じのことを言っていた人がいて、これ、私の場合、当たってます。 もちろん、そんなこと全然ない、という方も多いと思います。スイスイ泳いげているなら、そのまま、どんどん進んでいかれるのが良いと思います。 でも、私は、生きるのは、ちぃっと、大変だなぁという感じ、かなり若いころからしていましたし、52歳の今も、大して変わりません。 ところで、「ムリゲー」という言葉ですが、私は、15年以上外国に住んでいるせいか、自分の理

日本で買った包丁で、指を4回連続で切って、気づいたこと

10年ぶりに日本に帰国、50日ほど滞在、アメリカに戻って、2週間ほどがたった。久しぶりの大陸間移動は、体にすごい衝撃で、日本では、3週間くらいは体調がすっきりしなかったし、こちらでも10日ほど、時差ぼけでが続いた。朝5時台に目が覚めるし、夕方眠くなって3時間ほど寝てしまう。やっと、ここのところ、平常運転に戻ったところだ。 さて、日本で、買い物をいくつかしたのだけれど、その一つが包丁。もちろん、アメリカでも包丁は売っているが、よく切れる包丁が安価で手に入るのは、日本だと思う。

お金について

(今、日本に帰国中なのですが、先月、グアテマラ旅行をしている時、こんな文章を書いて、保存してました。多少、編集してアップします。) ここのところ、お金ってなんだろうということをよく考える。ほとんどの人が、当たり前にように、お金というシステムを、稼ぐとか支払うとかいうことについて、受け入れているようだ。そして、お金で一喜一憂している。悩みのタネだったり、人によっては喜びや、誇りの理由、存在理由になっている人もいる。どう見ても、私の生活って、お金に支配されている。 今、旅行で

孤立無援

こちらのナカムラクリニックの記事にある、コロナワクチンを打たなかった人を讃えた文章なのだけど、読んで泣いてしまった。これは、匿名の文章で、オンライン上にたくさんある実態のない文章である可能性もある。でも、そうであっても、このような文章は支えになる。2021年を通じて、私のワクチンめぐる決断や、物の見方について、家族は「頭がおかしくなった」言っていた。遠くに住む家族を、説得しようとメールや電話をすると、相手にされなかった。やってたパートの仕事は、自らやめたし、通っていたアートス

日本人の創作

noteに、「なぜ、書くのか」という内容のエッセイを投稿したところ、予想以上に、たくさんのスキをいただいている。「書きたいから、書くんで良いんじゃないの。売れたり、支持されなくても良いんじゃないの。」という内容だったのだが、そういう創作に対する、シンプルな思いに共感する人が、かなりいるということだと思う。 私も、時間があれば、スキを押してくれた方のページを見に行って作品を確認している。中には、一挙にスキを押してる人もいて、「読まずに押してる?」と思う場合もあったりするのだが