自分でするようになって見えたもの
さて、ここアメリカ、インフレも落ち着いたと聞くけど、私の住んでる街では、商品の価格、すでに庶民に、手に出ないものばかりになった。そのあたりは、前も書いたので、もう言わずにおく。
あと、物価と反比例なのか、商品の質も、体感として、悪化していると思う。例えば、コーヒー。1杯4ドル以上して、まずいところばっか。コロナ前は、もうちょっとマシだったと記憶してるけど。一口以上飲めない場合も頻出で、私など、「どうなってる。」と、心の中で叫ぶ感じである。
コーヒーは、家で入れるのが一番。水も、家のピッチャーで濾したのが、うまい。
あと、洋服。値段もあるけど、なんか今ひとつ、合わない。これは、年のせいなのだろうか。
というわけで、否応なく、今年は、裁縫デビューの年になりつつある。正確には、去年の後半から、手縫い(ミシンがない)で、スカートとか下着作ってみている。気に入ったものは、高いし、デザインが廃盤なのか、もう手に入らないものが多いので、作ってみようかと思ったのが、きっかけだ。
やってみると、裁縫、何十年もやってないので、縫い目が、めちゃくちゃ。ひどいもんだ。今まで、作ったのは、失敗ばっかり。スカートは、はけたけど、丈を間違って切ったらしく、短かすぎ。夏まで待って着てみる。下着は、完全に小さすぎ。試着も無理だった。でも、記念に保存している。
ただ、自分が時間をかけた縫い目は、下手でもいとおしい。完成すると、失敗作でも嬉しい。
それと、上手くいかないにしても、洋服って、作れるんだなと思った。しかもミシンすらない。簡単なものしか作ってないので、前に購入して気に入った服から、寸法をコピーしているから、今のところ、型紙購入もなしである。
GAPの下着、立体(3D)の型紙を使っているようで、私には無理なので、2Dに、変更した。知人に聞いたのだが、GAPは、すごい機械を持ってて、裁断もいっきに、100枚とかできるらしい。縫うのも、立体ミシンみたいなのを使って、いっきに作ってるのかもしれない。新しいことが、いろいろわかってくる。
それと、手作りと言えば、テック系。以前から、Linux(WindowsでもMacでもないOS)を使ってみたいと思ってたけど、延び延びになっている。今年は、必ず挑戦するつもりである。Linuxは、オープンソースで、使用する人が、カスタマイズできるようになっている。無料なので、使用する人の作業が増えるのは、いたしかたない。
Linuxにしても、手縫いで服作るにしても、時間取られるし、できたものを購入した方が、早い。そちらの方が、使い勝手が良い場合も、あったりする。でも、手作りの良いところは、『どうなってるか』わかるというか、探索できるところだ。
なんでも、人が作ったものを購入するのが当たり前の時代に育った。それで、使ってるものが、どのように作られるのか、全然わからなくなってしまった。作ってる人に、完全に、委ねる形だ。もちろん、それで良い場合も多い。
それでも、私、もう少し、『自分で作る』を増やして行く方向で、行こうと思っている。
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