うつは隠した方がいいみたい

「うつは隠せ」と私の周りの大人は言う。母も父も祖母も病院の先生も学校の先生も口を揃えてこう言うのだ。

周りに心配をかけてしまうから、まだ今の世の中ではうつを逆手にとってしまう人がいるから、大人はそう言ったし、私も時間はかかったけれど、納得した。まだ社会に出てすらいない私の意見より、社会を嫌ほど知っている大人の意見を尊重する方が私が生きやすくなるんじゃないかって。

もちろん、うつを理解してくれる人がたくさんいる世の中になってほしい。どうして妊娠してる人は「赤ちゃんがいます」というマークをつけるのに、うつの人は何も付けず、そして傷付けられ、理解されないの?そんな疑問をたくさん抱いた2日間。気付いたことは私の周りは、理解がありすぎること。感謝しかない、私は恵まれた環境でここまでやってきたのだ。

学校の恩師はこう言った。「彩夏、次は大人になっていくんだよ。」大人になるってことは、社会に出るってことは今まで以上に多くの周りの人を巻き込むことになること。責任がもっともっと発生すること。リズムを作って自分をよく管理しなければいけないこと。たくさんのことを教えてもらった。同時に不安にもなったけれど、みんながどこかで「ああ、しまった。」という経験をしてるからなんとかなるってこともなんとなく教えてもらった。そして、居場所を作ることを教えてもらった。信頼できる人にはこっそりと話せ。そして自分から自分の居場所を作るんだよって。

あとは自信を持つこと。それが私の課題である。生きてることが精一杯の私。書類に手をつけないこと、やることを後回しにしたこと、全てを母に言い当てられた。でも、私なりの精一杯の結果なんだ。それじゃあだめか。なんで、生きてるだけで偉いって言ってくれないの?なんて母を責めた。

兎にも角にも、私は6月からなんとか社会に出れそうだ。まずは隠して、でも居場所は作って、やってみようと思う。それでもうつって言った方がいいって思ったならまたnoteに書き起こしてみようと思う。どうかこのnoteを見ているあなた。私がやってみるから、私の経験談を活かしてほしい。同じ失敗をして、傷が痛むのは嫌だから。避けれる失敗は思う存分避ければいい。知識を得たんだから、それを活かせばいい。

さて、どうなるやら6月。運命の6月。

とびっきりお気に入りのネックレスが
手元に戻ってきた!

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