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【女ひとりでエベレスト街道・番外編】神々が住む街、カトマンドゥを歩く(前編)

色々なことがあって追いついていないけど、忘れないうちにヒマラヤトレッキング後のカトマンドゥ観光について、番外編として記録しておきたいと思います。

ネパール旅の目的はエベレスト街道を歩くことだったので、トレッキング後の4日間をどう過ごすかについてはほぼノープラン
正直、カトマンドゥにあまり期待もしてなかった。

とはいえせっかくの機会なので、予定を詰めすぎず決めすぎず、とにかく歩いて街を散策してみることに。

結果、歩いているだけでめちゃくちゃ楽しかったし、さらに深くネパールの魅力にハマれた気がします。


1.タメル地区

1日目はとにかく街の中を歩いて空気に馴染もうということで、まずは外国人旅行者で賑わうタメル地区へ。

タメルに向かう道中から、もうカオス、カオス、カオス…!

車とバイクで大渋滞

まず、道を渡れない
信号も横断歩道もないし、ひっきりなしに車やバイクが来るし。
本気で轢かれる!と思ったことは一度や二度ではなかったよ。。
(旅の後半では、だいぶ渡るコツがつかめた…気がした)

しかも、なぜか道を渡るのを手伝ってくれる一見親切そうな男の人とか現れたりするんだけど、その後ずっと着いてこられて「一緒にインドパーティ行こうよ!ティカ(おでこにつけるやつ)付けて踊ろう!」と怪しすぎる誘いを受けたり。
(ティカは一度つけてみたいのですけどね。顔立ち的に割と似合うと思っておるよ。)

巧みに日本語を話す人もいて、とにかく色々声をかけられる。
私は普段から舐められやすいタイプなうえ、明らかに旅慣れしてない雰囲気を醸し出してたので、カモにされないようなるべく険しい顔をして歩くことに。笑

インドとかと比べるとカトマンドゥはだいぶマイルドなんだろうけれど、私にはなかなか衝撃的な街だったー。

交通ルールも何もあったもんじゃないので、車同士がありえないすれ違い方してたり。

よく事故らないなと思った場面が多々。
道行く人が勝手に交通整理始めてた笑

でも、このカオスな感じはちょっと楽しいかも?!
こんな無秩序でも意外となんとかなってると思ったら、なんだか色々どうでも良くなってくる。
なんせこれまでルールにガチガチに縛られた生活をしていたのでねー。
(今思えば、この時点で既にだいぶネパールにハマっていたかも)

タメルはこんなところ

タメルにはアウトドアショップもたくさん。
ほとんどはバッタもんだけど、見た目には分からないし機能性も悪いわけじゃないらしい。
掘り出し物もありそうだし、タメルでトレッキングの装備全て揃えるのも可能。
エベレスト街道行く前にタメルで準備整える日を設けるのが理想的なスケジュールだったなー。
(ただ、お店の人との値段交渉は慣れてないと大変そう)

この日はお土産探しがてら歩きに歩いた。
日本人がやってるお土産屋さんまで行くのに1時間以上歩いてみたり。

そして買い物を済ませた後は、話のネタにもなるかと思って日本食レストランに行ってみた。

カツ丼セット

日本食と言いながら謎に中国テイストが強く、不思議なお店だったけど、カツ丼も味噌汁もまさしく日本のそれで、とっても美味しかった〜。

2.ヒマラヤンジャバコーヒー

カトマンドゥ2日目。
この日はお目当てのお店があって再びタメルへ。
ネパールのスタバと言われるヒマラヤンジャバコーヒー

落ち着く空間
カフェラテはあっさりしていて美味しい
ケーキは少し甘め

タメルの喧騒が嘘のように静かで落ち着ける空間。
多分、ネパールで一番のオシャレスポット!(KIKU調べ)
いろんな場所にたくさん店舗があるので、帰国するまで毎日通ったよ。

3.スワヤンブナート

ヒマラヤンジャバでゆっくりした後は、ネパール最古の仏教寺院ともいわれるスワヤンブナートへ。

カトマンドゥの街を一望できる歴史のある場所らしい。
そしてどうやら私はチベット仏教のモチーフや雰囲気にとても惹かれているみたい。
自宅にもなぜかタルチョ(お経が書かれたカラフルな旗)がある。
いつどこで買ったかは全く覚えていないけど、無意識に惹かれていたのかな。

タメルからスワヤンブナートまでは、40分ほど歩きます。

途中、寄り道してモモを食す。

パクチーが効いてるスープが激うま!
しかも激安!!

ここはネパールに来たことがある友人がおすすめしてくれたお店だったんだけど、本気で美味しくて後日リピートしたよ。

歩く道々で出会う景色もとっても面白くて飽きない。

ちょっとわくわくする道
豪快に洗濯物干してる
左の建物は建設中かな?


そして、着いた!と思ったら、結構な階段が始まる。

頂上に続くなが〜い階段

まぁヒマラヤ後なのでね。なんてったってベースキャンプまで歩いたわけだし。
これくらい…楽勝…よ…。ふぅー。(息切れ)

そしてこのお寺、別名モンキーテンプルと呼ばれているらしく、至る所でお猿さんが登場。

毛繕いするお猿さん

行く手を阻まれることも多々だったけど、このお猿さん達は神の使いという位置付けらしい。

思えば10月の屋久島でも散々お猿さんに登山道塞がれてた私。
お猿さんとの因縁が謎に深い2023年後半だった…。

そんなお猿さん達の追跡を免れ、野良犬を踏まないよう階段を進み、なんとか頂上に着くと、圧倒的な存在感で仏塔登場!

ブッダアイが印象的〜
たくさん仏塔がある


そして噂に違わぬ絶景も!
(ここでもお猿さん登場)

カメラ目線のお猿さん

タメルやこの後行くダルバール広場のような観光地と違ってここは客引きのようなものも少なく、開放的でゆっくりできたのが良かった。
(人間より猿が騒がしかったほど)
もちろん観光客もいたけど、ネパールの一般市民が沢山参拝に来ている感じでした。

お土産屋さんやカフェもたくさん
見たら絶対回してしまうマニ車

ちなみにこの寺院は「深夜特急」のドラマで大沢たかおが撮影に来た場所なんだとか。
「深夜特急」は学生の頃に一気読みしたけど、マカオやインドの印象が強すぎてネパール編はほぼ記憶にないので再読したくなった。
(ちなみにドラマは世代じゃないから全然見たことない。若かりし頃のたかおさまが見たいけど、配信はないのでDVD買うしかないか…)

4.大型スーパーマーケット

ゆっくりスワナンブナートを満喫した後は、もう一つ行きたかった場所へ。
それはズバリ、大型スーパーマーケット

旅先でスーパーに行きたくなるのは私だけじゃないはず。
その地に住む人の様子とか生活の雰囲気とか物価とか、よく分かって面白い。

しかし、そもそもネパールにはスーパー自体が少ない。
ホテルのそばにもスーパーがあって毎日のように通っていたけど、品数は少なめ。
大きめのスーパーを探してみると、結構離れた場所にあるけど歩けないこともない。

ということで、これまたひたすら歩くぅー。
道路は舗装されてたらありがたいレベル。相変わらず道の反対側に渡るのは命懸け。

広い道路はなかなか反対側に渡れない

30分ほど歩いて、スーパーに到着。

バトバティーニという名前のスーパー

1階は食品、2階は生活雑貨、3階は衣服、4階は家具という感じ。
珍しくエスカレーターがある建物だったので驚きました。

全フロア軽くのぞいた後、1階でお土産になりそうなものを物色。
大きいとは言っても、食品フロアはうちの近所のマックスバリュの半分くらいの面積だった。

キッコーマンの醤油発見
カラフルかつレトロでなんか可愛い

お茶、蜂蜜、お菓子、インスタント麺などを購入し、荷物を担いでホテルに帰りました。

ご飯はホテル近くのカフェ?でチキンヌードルなるものを。
鶏がカリカリで美味しかったー。

この下に麺がぎっしり

1日目も2日目も、本当によく歩いた。
山を歩くのとはまた別の楽しさがあった!

後編に続きます。

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