末っ子の夢

わたしは三人息子と四人暮らし
今日は12才の末っ子の話

小さい時から食べるのが大好きで、保育園の給食もいつもお代わりしてた。
冷蔵庫に何か見慣れないものが入ってると真っ先に気付く人。
最近は、食べたものの調味料や隠し味を当てるのも大好きで、どこで調べてくるのかプロの調理テクニックを覚えては再現にチャレンジしてる。

昨日鹿児島から帰ると、空き家になっている母方の実家の庭に柿を取りに行ったと言う。
古い武家屋敷のその空き家で、レストランを開くよって。ミシュランの星を目指すよって。

あんな田舎にお客さん来るかなぁ？って私が言うと、桜島フェリーに乗らなくても良いように橋の建設予定があるんだよって教えてくれた。
武家屋敷群のある麓が日本遺産に登録されたので、観光客も増えるかもしれません。

そんな三男りっちゃんと、鹿児島の両親に会いにいき、天文館のモダンフレンチ「et Nouエ・ヌゥ」へ。
アミューズからデセールまで10品
りっちゃんはレストランで2時間以上かけてのゆっくりしたコースは初体験で、じっと座っているのが人一倍苦手だからどうなるかと思ったけれど、食の好奇心のお陰で最後まで楽しめました。

普段からスーパーでも価格を見比べる子なので
しきりに値段を気にしていて、贅沢すぎるんじゃないかと言っていたけれど、
シェフに質問して教えてもらったソース一つでもかける手間と時間を考えたらこの価格になるのはよく分かった様子。

お料理はもちろん、大滝シェフの自家製ウスターソース、マスタード、フルーツシロップなど、香りも味わいも素晴らしく、りっちゃんは感心してた。

食後のドリンクは香りを聞いてから選ぶという体験も楽しかったね。

大滝シェフ、ありがとうございました。

シェフの心遣いで、お会計の時に値段を彼に見せないようにしてくれた事を、りっちゃんは気付いていて「あの時ボクに見えないようにしてたね😉」って。