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一般職からの転職は有利?不利?

こんにちは。いりこです。

私は大学卒業後、銀行に一般職で入社し約5年間勤務した後、一般職/総合職の区別の無い会社へ転職し、さらにその後も2度の転職活動を経験し、同様の働き方をしてきました。
つまりこれまで経験してきた3社のうち一般職は最初の銀行1社のみで、その銀行を退職してからすでに3年以上は経過しているのですが、未だに「なんで1社目で一般職を選んだの?」という質問を受けますし、実際に過去3回の転職活動の面接においても、必ずと言っていいほど質問されました。

私としてはもう過去の話なので、「そんなことどうでもよくね‥?」と毎回思うのですが、それでも「一般職」という肩書は、私の経歴として一生ついて回ってくるようです。
今回は、その一般職の経歴が転職活動にどのような影響を与えるのか、これまでの経験を踏まえて書いていきます。
(ちなみに、「なんで一般職なの?」っていう質問、もうええわ!って記事はこちらです。↓)

一般職からの転職は有利?

・向上心のある人として捉えられる

これが一番大きな強みだと思います。「新卒では一般職で入社したものの、働いているうちに徐々に主体性が芽生え、一般職では物足りなくなり、転職という行動に出た」というのは、その人の「向上心」や「成長性」「主体性」を象徴する、重要な事実です。
私も実際に3回の転職活動でもこれを強くアピールしましたし、面接官にも評価されたポイントでした。前職での具体的なエピソードを交えながらお話できると◎。
(そうやって無駄に向上心を持って転職した結果挫折した記事はこちら↓)

・サポート力や仕事の堅実性を評価されやすい

一般的な世間の一般職の仕事のイメージとしては、営業事務やサポート事務などの「誰かをサポートする仕事」や、一般事務などの「丁寧さや正確性とスピードが求められる仕事」だと思います。
たとえ一般職から総合職やその他の職種にキャリアアップするとしても、そういった「サポート力」「仕事の堅実さ」は、評価されやすい強みであり、アピールポイントになります。また、一般職を経験したことの無い人、たとえば新卒からゴリゴリの営業だけを経験してきたような人は、これらの「サポート力」「仕事の丁寧さ」に苦手意識を持っている人が多い傾向にあると感じます。なので、そういった社員が多い環境では、重宝されると考えます。
私もこのふたつは自分の「強み」として全面的にアピールしてきましたし、実際に転職先でも評価されてきました。

一般職からの転職は不利?

・転職先での年収が低くなりがち

私が感じた一番の不公平はこれでした。転職活動では、前職の年収に基づいて年収が決まるパターンが多いです。そして皆さんご存じの通り、一般職は総合職と比較して給与が低いです。なので、単純に前職の給与が低かったという理由だけで、転職先でまったく同じ仕事をしている同僚と年収格差が生じる、という不公平感が生まれます。
さらにその後転職を何度経験しても、すでにスタート地点でハンデを負っているので、意外に何年経っても年収が周りの同僚と比較して上がりづらい可能性もあります。

対策として、面接過程や内定後のオファー面談などで、「前職は一般職でしたが、御社では自分の強みを活かして貢献できると考えるため、年収〇〇円を希望します。」と伝えてみるのもアリかもしれません。

・「なんで一般職を選んだの?」にしっかり答えられないとアウト

結局この質問がついて回って、我々を苦しめます‥。「当時はワークライフバランスを保ちながら働きたいと思っていたからです」と率直に答えたこともあるのですが、面接官は渋い顔をしていました。(笑)
結局、この質問で面接官が確認したいのは、「その人の仕事への熱意」「論理的で説得力のある回答ができるか=地頭の良さ」とかそこらへんかもしれません。だって、「なんで一般職を選んだのか?」なんて、「がっつり働きたくなかったから」に決まってるのだから。
なので、ここでしっかりと説得力のある回答ができないと、「主体性が無い人なのかな」「ただラクしたかっただけなのかな」と思われてしまうので注意です。

また、この「なぜ新卒で一般職を選んだのか?」という質問は、面接の序盤で聞かれることの方が多い(経歴を順に追って質問されることが多いため)ので、その後の受け答えも「主体性が無い人」の先入観を持たれたまま進んでしまい、不利です。
面接の序盤で良い印象を与えておくためにも、この質問にはしっかり答えておく必要があります。

「なんで一般職を選んだの?」の答え方

・「サポート力や仕事の堅実性を活かしたかったため」

さきほども書きましたが、一般職の経験で培った「サポート力」「仕事の堅実さ」は、非常に評価される強みであり、アピールポイントになります。「表立って働くより、縁の下の力持ちとして誰かの役に立つ働き方の方が、自分の強みを活かせると考えていた」というような趣旨で回答すると面接官も納得してくれるはずです。

・「その企業を強く志望していたが、総合職での内定が叶わなかったため」

一般的には、総合職の選考の後に、一般職の選考が始まります。総合職での選考が上手くいかなかったが、どうしてもその企業を志望していたため、その後の一般職の選考を受けた、というパターンの人は、実際に銀行時代の一般職の同僚にもいました。
これって裏を返すと「一般職になってでもその企業にどうしても入りたかった」という熱意の表れでもあるので、転職活動においては有利になることもあると思います。
ただ、注意点としては、「どうしてもその企業に入りたかった理由は何ですか?」と深堀されることがあるので、この志望動機も綿密に用意しておく必要があります。

一般職を選んだ私の本音

ワークライフバランス重視のため

というか、この「なんで一般職を選んだの?」っていう質問って、すごく意地悪でトリッキーな質問だと思うんです。だって、絶対積極的にガツガツ仕事をしたい人は一般職を選ばないですし。つまりその人の粗探しをするような質問でもあると思っています。この質問はまさに愚問。

なので本音としては「ワークライフバランスを重視するため」です。それ以上でもそれ以下でもない。
この本音について語っている記事はこちら↓



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