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小学生の、放課後の居場所です、学童保育クラブ。
お家に帰っても、誰もいないという世帯が多いです。
小学校が終わったら、学童保育クラブに直行し、放課後を過ごします。

全国的には、放課後児童クラブと呼ばれているかもしれません。

ウチの子ども達も、みんな学童保育クラブにお世話になってきましたし、今もお世話になっています。

いまや、『社会的機能』です。
エッセンシャルな、なくてはならない場所です。

この学童保育クラブは、場所・施設によって形態が違ったりします。
子育て世帯でも自分の地域のものしか携わらないし、特に選択肢もないから、その違いをご存じなかったりすると思います。
ぼくの知る限りで書いてみたいと思います。

言葉足らずや語弊、また他地域の状況とは違う点もあるかもしれませんので、予めご了承ください。


冒頭の素敵なイラストは、メイプル楓|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


①北九州市では全小学校区に学童保育クラブを設置!

もう10年ぐらい前になるでしょうか?
社会的なニーズの高まりもあり、全小学校区に学童保育クラブを設置することに急激に展開していったように記憶しています。

小学生の頃、ぼくの地元では、校区の端の方の公園の一角に設置されていた「学童」がありました。
親が共働きや母子家庭など、帰っても家には誰もおらず、家のカギを持っている『カギっ子』と呼ばれる子たちが多く利用していました。

家以外にも、同年代の友達と一緒に過ごせる場所がある学童を羨ましくもありました。

「学童」がある校区と無い校区があったようです。
ある校区については、地域の住民たちで立ち上げた!というところが多かったようです。

それが、全校設置!に大きく舵を切っていったという展開です。

市立小学校の敷地内に学童保育クラブが設置されているところもありますし、
公園の一角にあるところ、
違う場所に設置されているところ、
児童館と一緒になっているところ、
塾が学童になっているところなど、
様々です。

放課後等ディサービスなどの福祉事業所も学童としての機能を兼ねているところもあるようです。

既存の施設を活かしながら、
どうにか全校設置!を実現したとも言えますね。

ぼくたち保護者からすると、ありがたいかぎりです。


②運営主体が様々!

学童保育クラブは、公的な施設かと思いきや!
実はちょっと違うんです。

いや、公的ではあるんですが、
運営主体が、実は様々なんです。

主なパターンとしては、


公設公営は、イメージのとおり、市町村などが設置して、行政機関のひとつとして、いわゆる直営するものです。
北九州市には、この割合は少ないと聞いています。(意外でしょ?)

正反対の、民設民営は、
塾やNPOなどが経営するものが多いようです。
放課後の子どもの居場所と、習い事がセットになっているような感じでしょうか。
保育園と幼稚園の違いのような感じでもありますかね。
校区内に2つ以上あるところは、こうした施設だったりします。

北九州市で最も多いのは、『公設民営型』と聞いたことがあります。
公に設置をするんだけれども、
運営主体は行政ではないということですね。

運営に、NPOや会社などの"民”が入っているケースもありますし、
『実行委員会方式』がとられているケースが多いようです。

この実行委員会方式は、
指導員の先生方だけでなく、地域住民や保護者が運営主体となるものです。

もちろん、いずれかが参画していなかったりもあります。
もっと多くの機関が参画しているところもあるようです。

ウチの「学童」の例で言っても、実行委員会方式です。

指導員の先生方が毎日ご尽力されており、その運営に関してもいろんな調整・企画をしてくださっています。
「運営委員」と呼ばれるおじ様たちがいらっしゃって、重要な学童の運営について管理してくださっています。このおじ様がたは、先輩保護者です。このまちに学童を!と立ち上がった頃の皆さんが、ずっと面倒を見てくださっています。
地域によっては、まちづくり協議会や、町内会、地区社会福祉協議会が運営主体になっているところもあります。

また、運営主体の一員であるのは『父母会』です。

毎月、父母会を開催しており、昨夜も参加してきました。
我ら父母が運営主体だ!っていう認識はとっても薄いのですが、実際はこうした形態になっています。

なので、ぼくたち保護者が、運営主体の一員として、学童の運営に関してしっかりと考えなければならないし、課題などがあれば主体的に考えていくべきです。
全部、指導員の先生任せというわけにはいきませんよね。


③夏休みは大変!!!

放課後の居場所である学童保育クラブですが、
夏休みに突入しました。

朝から夕方まで毎日、多くの子ども達がいます。

指導員の先生方も大変です!!!!
喫緊の課題です!

この3年間、感染対策を施しながら、踏ん張ってきてくださいました。
学校や保育園などには、各種報道でもスポットがあたっておりましたが、「学童」は、指導員の先生方もとっても少ないなか、頑張られておられました。感謝してもしきれません。

また、夏休みは暑い暑い!!
いつも、子ども達の遊びに付き合ってくださり、炎天下のなか、見守りをしてくださっています。
そのご尽力に感謝するばかりです。

指導員の先生方の給与などは、行政からの助成もあるようです。
担い手不足の現場でもあります。
処遇改善の話が昨夜も中心でした。

せめて、ぼくたち保護者としてすぐにできることは
感謝の気持ちをもつことです。

先生方のご苦労に、とてもとても感謝しています。


第7波が深刻なものにもなっています。
社会的機能の土台としても、この場を保っていくご尽力をしてくださっている先生方がいますので、今日は知識不足ながらもスポットを当ててみました。

どのまちにも、子ども達がいて、
その居場所を設けていくために、
どんな運営がされているんだろう?


少しでも興味をもっていただけると嬉しいです。

今日もご覧いただきありがとうございます。

これまでの学童のことを含めて記載した記事を貼っておきますね。


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