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「防災の日」のきっかけとなった関東大震災からちょうど100年。
2023年8月26日(土)27日(日)で開催した
『防災Lab.夏まつり~みんなであそぼうさい~』
3,000人の親子連れなどによるご参加があり、とっても盛況に幕を閉じました。


そんな大きな数字や全体の盛り上がりの裏で?水面下で?はたまた小さなところで、様々な喜びがありました。


小さなことばかりですが、こんな喜びもここに書き留めておこうと思います。

徒然なるままに書きますのでご容赦ください。


①活動者どうしのコラボの実現!

今回の防災Lab.北九州の活動テーマでもありました『コラボ』。

様々な場面でコラボの様子がうかがえました。
市民活動の場合、割とみんな一匹オオカミ。
単体で動くことが多く、他とコラボすることはなかなかありません。

・北九大3Clubの皆さんと、吉田M's工房の溝上さんとのコラボは親しみやすく、まさに理系の面白いレスキューを実現されました。

・生き方のデザイン研究所とSay!輪は、ホワイトボード工作でコラボし、福祉への目線や思いやりと、工作の体験型のブースを実現されました。

・NPO法人ALL OKとspoonさんは、独自に開発されたTABシートという水に濡れても大丈夫な素材を釣り上げるという面白いアトラクションをされました。

・九州共立大学SDGsチャレンジアクション研究会は、ソフトバンクとコラボしました。Pepper君が来てくれて、一緒にクイズを出題したり、チビッ子たちに大人気の学民連携のブースを実現されました。

・NPO法人わくわーくとあそびとまなび研究所は、他のプレイヤーとのコラボでブース運営となりました。特にわくわーくについては、離れた場所にいる人と会話ができるオリヒメロボットを、職場にいながら対応することを実現しました。

・ステージ企画では、北九大MATE'sの皆さんが主導するなかで、九州共立大、産業医大、北九大ESDプロモートなど、他の学生団体がコラボしながら、2日間終日でのステージを回していくことを実現しました。

このように、活動者どうしのコラボがそれぞれのブースやステージで見られて、とても嬉しかったです。


②テナントとのコラボ!

このような市民活動のプレイヤーだけでは、まちづくりは進んでいきません。
いかに『民』のチカラが大きいか。
イオンモールに入っておられる各テナントさんとのコラボも実現しました。

・モーリーファンタジーや楽市楽座については、無料のコインやクレーンゲーム券を大判振る舞い!!多くの子ども達が足を運んでくれるきっかけになったことでしょう!また、場所の提供をいただき、ブースも設置させていただきました。

・無印良品では、北九大MATE'sの皆さんのブース出展もさせていただきました。『いつものもしも』というフレーズから、生活の中での備えや、無印良品で販売されている商品との連携など、とても素晴らしかったです。聞くところによると、親御さんたちがこういう商品に興味を示してくれたとのことです。

・雑貨屋さんのヴィレッジヴァンガードでは、一番通路側の入口部分に防災コーナーをつくっていただいておりました。日常からよく使うような商品で、日常の中からの備えを感じました。ぼくも商品をひとつ買わせていただきました。

・本屋さんの未来屋書店さんは、これまた店頭の入口部分に、防災書籍コーナーを設置されて啓発されていました。ぼくが覗きに行ったときも、「こんな本が出てるんだ〜」という感じで、本をご覧になられている方もいらっしゃいました。

・ペット関連ショップのペテモさんは、入ってすぐの中央に、ペット防災コーナーを設置されておりました。日常のペットの飼育の連続した先に災害の備えがあることを感じました。こうした啓発が大事だよねって、たまたま出くわした市役所の防災担当幹部の方と一緒に拝見させていただきました。

『民』との連携は、とても意義が深いと思いますし、大きなムーブメントを生むものだと思います。実現できてとっても嬉しかったです。
また、先方との協議・調整に奔走していただいたメンバーに感謝です。


③メンバー大集合!

身内トークになりますが、今回のこれだけの大がかりなイベントにあって、かなりのマンパワーが必要です。
ウチのNPO法人は小さな組織ではありますが、声をかけて、みんな来てくれて、とっても良かったです。
みんなそれぞれの生活や仕事などがありますから、いつも時間の都合良く活動できるわけではないですよね。
でも、こうした大きなイベントには、みんな来てくれて、久々に顔を合わせた好きっちゃメンバーも多く、とっても嬉しかったです。
やっぱり、人の繋がりが大切ですよね。

さらに!
好きっちゃアカデミーでの、元学生メンバーも多く来てくれました!!!

活動の一線から退いている就活中の4年生や、社会人1年目の元学生(笑)、来てくれてとっても嬉しかったです。

さらには、昨年度、大学を卒業したばかりのメンバーの一人は、終了後に、わざわざ電話かかけてきてくれて、「入門さん、今日はお世話になりました、帰り際あいさつできなかったもので・・」って!泣
律儀なヤツですし、大学1年生から見てきた彼が、こんなに素敵な社会人に成長していることをとても嬉しく感じました。

現在、主力の好きっちゃメンバーとして活躍中の同級生に頼んで、好きっちゃメンバーに引きずり込んでもらいました(笑)


④多くの賛同者が!

今回のイベントは、それでも人数が足りません!!!
防災Lab.北九州の個人メンバーを総動員しても足りません!!(笑)

そこで、ご賛同いただけるメンバーに少しずつ声掛けしたり、最近知り合った学生たちに声をかけて、段々と協力者が増えていきました!!

4つのブースと、本部運営と、休憩、そして居たり居なかったり。
このスケジュール管理のタイムテーブルを2日とも作りました。

これがまた大変で・・・(笑)
その数、52人!(笑)

30分刻みのタイムテーブル。
52人の動きで、休憩時間も確保しながら、皆さんの前後のご都合も確認しながらの配置でした。

そして、急に連れてこられたような(笑)メンバーも、皆さん大活躍してくださって、それぞれの目線で、このイベントを見てくださって、とっても嬉しかったです!!!


⑤寄付・協賛

ギリギリの直前だったのですが、資金不足のため、寄付を募らせていただきました。
このnoteを含め、各種SNSで発信したところ、
応援してくださる人が多数名乗り出てくださいました。

これはとっても嬉しかったです。
普段、連絡を取り合ったりとかは無いものの、こうして見てくれている、応援してくれているんだっていう気持ちが嬉しかったです。

更には、ご来場いただいた際に、寄付を持ってきましたってお渡しいただいた方もおられました。ありがとうございます!!!

また、プレゼント協賛についても、多くのメンバーが走り回っていただき、とんでもなく多くのプレゼントが集まりました。

本部やステージ運営を圧迫するほどの(笑)プレゼントの量が、
段々と、空き箱に変わっていったのは、いただいた皆さんからの想いが来場者に届いていっていることを感じました。

こうした、『応援』っていうのは、カタチにて示していただき、改めてこちらとしても感じるものです。本当にありがとうございます。

⑥改めての出会い

このイベントについて、色んなところで、宣伝・発信させていただいてきました。
多くの方が来られるなかで、久々の再会も多くありました。

『わざわざ来てくれてありがとうございます!!』
そんな嬉しい再会です。

ぼくの職場の同期も来てくれました。
市役所の関係の方も多く来てくれました。
幼馴染や友達も来てくれました。

そして、消防学校時代の教官も、遠くから来てくださりました。「いやいや、買い物に来たついでに」とおっしゃられておりましたが、そんな距離じゃない(笑)
とても嬉しかったです。県内に散らばる同期のLINEグループに、ぼくと教官の写真を載せてくださり、他の消防本部の同期からも「入門のSNS発信にいつも元気をもらってる」と嬉しい声をもらいました。

それぞれの場所で遠く離れて頑張っている同志たち。
こうして時間と場所を越えて刺激し合えるのは嬉しいことです。

また、産医大のメンバーが教えてくれましたが、先日あった講座での子どもが来てくれていたそうです!!
あれだけの人がいるなか、気付く双方もスゴイなと思いました!!


⑦インクルーシブデザイン

生き方のデザイン研究所のブースでは、すぐに筆談ができるミニホワイトボードの工作をされていました。

ブースを運営するメンバーには、様々な障がいのあるメンバーもいます。
過度に保護・支援するのではなく、傷がいのある人も、無い人も、みんな一緒に活動するというのが、この団体のコンセプトです。

ご来場いただいた子どもが、耳の聞こえないメンバーさんに、一生懸命、筆談や手振り素振りで会話しようとしてくれたシーンがあったそうです。

コラボしているSay!輪のメンバーは、そのステキな場面に涙されたそうです。
一緒にしていく。ともに携わっていく。触れ合っていく。
こういうことが大切ですよね。

さらには!
両腕が無く、目が見えない「レンコンさん」というすごくエネルギッシュな方がおられますが、ステージイベントのMCを務められました!!

スゴイですよね。
人前に立って、更にはMCまでされるんですから。

そしてそして目が見えませんから、台本も読めません。
事前に台本を作成し、音声機能で耳から台本を認識し、話されるとのことでした。そのサポートも学生メンバーたちがしっかりと務めてくれて、ぼくはとっても嬉しかったです。


さらには!!!
いつでも筆談対応しますよって、スタッフを配置したり、筆談マークを掲示しておいたり。
ぼくたちのような素人作業ももちろん大切ですし、こうして色んなトライをしていくことこそ重要!としつつも、
プロの手話通訳士さんにお越しくださり、部分的なプログラムのところだけでしたが、こうした場面が実現できて良かったと思います。

ボランタリーでこういう方をお呼びした際に、活動フィールドがどんどん無くなっていきます。
こうした公の場では、必ず、そういう人がいることが当たり前のようになっていけたら、と。そのためには、運営費としてきちんと計上しておくことが重要です。
話し合いのなかで、メンバーどうし、それを確認して、元々計上してなかった予算でしたが、捻出してお呼びしようという意見で合意しました。
こういう展開がとても嬉しかったです。


⑧子ども達の成長

最後に、来場した子ども達の成長について。

色んなクイズをしていると、段々と覚えていったり、子ども達は知っていて大人たちは知らないことも多いことに気付かされました。

子ども達の成長はスゴイですよね。
このイベントを通じて、体験しながら、大いに学んでいただけたものと思います。

教えてもらったこんなエピソードがあります。

クイズを出すブースでのことです。
4歳か5歳ぐらいの小さな子だったそうです。

大雨時の避難で長靴で良いか?〇か×かと言う問いで、正解は×なのですが、〇と答えたそうです。
何故なら先ほどのステージのクイズで、長靴が良いと聞いたということで、大泣き(笑)

きっと、長靴なら紐で縛れるようなものにしようねって台本には書いてありましたので、そこを聞き違えたんだろうとは思いますが、
こんなに小さな子が、クイズの内容をしっかりと考えて、自分のものにして、こだわりを持って回答しているということを知り、とても心温まりました。

こんな小さな変容が、このまちを段々とつくっていくんだろうと思います。

ただただ、遊んで、走り回って、スタンプを押してもらって、プレゼントもらう。
そんなイベントではなく、それぞれのブースやステージで伝えたいことを表現していきました。

全てでは無いと思いますが、ほんの少しでも子ども達やご来場いただいた皆さんに届いているものがあれば良いなと思います。

『そんな小さなこと』にとても喜びを感じております。



スイマセン、
パラパラっと書くつもりでしたが、5,000字を越えてしまいました(笑)

もっと書き足りないことがありますが、いったんこの辺で。


大きなイベントの中に、
小さな喜びがたくさんありました。
忘れないうちに書きましたので、また改めて、振り返って喜びを思い出せるようになると思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

昨年の今日もあそぼうさいの話ですね!!
このときも看護学生とのコラボもありました!
親子で学ぶ「家庭教育学級」の枠組みでもありました。

このように『場』を実現しながら、何かを表現し、届けていくことが大切ですよね。







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