秋雨前線なの!?
北海道・東北・北日本と、とんでもない雨が降り続けてきました。
先日は関東にも台風と合わせて大雨となりました。
近畿地方でも、しばしば大雨が降っております。
現在、九州・中国地方に前線がかかっており、また北日本に向かっていく予報です。
昨年もそうでしたが、
かなり早期に梅雨入りしたかと思えば、雨がろくに降らず、水不足の心配もするほどに。今年もそうでした。
かと思えば、昨年は、お盆の期間に強雨の長雨になり、北九州市では約1週間にわたって、レベル4(紫)『避難指示』の発令となりました。
そのときに報じられていた言葉が、
『まるで梅雨のような秋雨前線』ということでした。
季節感わけ分からんくなってきております。。。。
そもそも、梅雨前線や秋雨前線というのは、
南北の双方からの高気圧が押し合いへし合いすることで発生します。
このメカニズムは基本的に同じです。
これから夏になっていくよ~!っていうときには、
南からの暖かい高気圧が上がってきて、梅雨前線を北上させていき、夏になります。
一方で、夏もそろそろ終わり!これから秋になっていくよ~!っていうときに、
北から南へ気団を押し下げていきます。
なので、大きく見ると、
梅雨前線は南から北へ。
秋雨前線は北から南へ、と移っていくものです。
ここ数日の降り方も、北から南へと移ってきており、
8月も後半に差し掛かったので、
時季的には『秋雨前線』と言えるのでしょう。
しかーし!!
梅雨前線と秋雨前線の圧倒的な違いは、その雨量です。
(台風などの送り込みがセットでない限りは)
秋雨前線の方は、しとしとと降るというものです。
災害などが起きるほどの大雨にはならない。
とんでもない!!
スゴイ量の雨が降ってます。
昨年もそうでしたし、今年もそうです。
『梅雨みたいな秋雨前線』です。
どんどん暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
季節感を考え直した方が良いかもしれませんね。
ぼくたちの地域での大雨災害との向き合い方としては、
6月に梅雨入りして、『いざ、出水期』という感じ。
『七夕豪雨』梅雨末期の7月上旬頃が一番怖い。
梅雨が明ければ、瞬間的に降る真夏のゲリラ豪雨と、単発的な台風シーズン。
という感じでした。
これに『梅雨みたいな秋雨前線』を加えなければならないぁと切実に感じています。
その年の、太平洋高気圧の位置や、
偏西風の蛇行によるジェット気流の位置などが関係するのですが、
雨量のボリュームとして、やはりこれが関係していると思います↓
海水温が高い!!!
(高気圧が張り出してくるから、晴天が続き、海水温が高くなるという因果関係もありますが)
海水温がどんどん高くなるから、
水分量も多くなり、一度に降る雨量が増えているということだろうと思います。
小学生の頃に習いました。
太平洋は暖かくて、日本海は冷たいって。
何のその。
日本海の海水温も高くなってますよ!!!
「こんなこと初めて」という、先日からの日本海側での豪雨が物語っているように感じます。
『気候変動』
という言葉をよく見聞きするようにもなりましたし、
ぼくもよく使う言葉です。
自然形態の変化や、干ばつや、海面の上昇など、
シロクマさんの住処のことを言っている場合ではないです。
『適応策と緩和策』
こんなこと初めてというような大雨が降ったり、
季節感さえ変わってしまうような気候変動の中で、
『適応していくチカラ』をつけていかねばなりません。
また、
この根本的な要因となっている地球温暖化を少しでも食い止めなければなりません。
環境対策は自分を守ること、生活を守ること、子や孫の世代に残していくものなんだろうと思います。
今回の前線による大雨も局所的にかなり強く降りそうです。
早めの避難。
空振りでも良いじゃないですか。
一人も死なない。
命だけは守られるよう祈っております。
今日もご覧いただきありがとうございます。
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!