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全国の市民活動の発表を聴くと共通項も見えてきた

新潟から北九州に帰ってきました!!!

コツコツとアスファルトに足音を刻みながら、とんぼ返りしてきました!

新潟県長岡市で開催されました、コミュニティアンドハウジング財団主催の『地域交流会』にて、
ぼくたちのように、今年度の助成先の12団体が集結しまして、それぞれの活動について発表し、意見公開しました。

全国津々浦々で、
色んなジャンルの方々が、
それぞれの場所で、それぞれのフィールドで頑張っておられることを実感いたしました。

皆さんやはり、
同じようなことに悩み、
同じように、これからの社会をつくっていこうと、
強い眼差しをもっておられました。

様々な悩み相談で励まされたとともに、
同志として、とても勇気づけられたように思います。

多くの方とも名刺交換させていただきましたし、
『好きっちゃ』として、北九州はこんなんですよ!って知ってもらえることになりました。
強行日程ではありましたが、とても良い機会となりました。

よよ4団体ごと、3つのテーマに分けて発表することとなりました。
①住民等との合意形成や暮らしの共存
②若者や新しい人材の地域参画
③市民活動と福祉等との連携・関わり

というような大別だっただろうと思います。
この助成金の対象・目的のとおり、どの活動も、建物や場所、暮らしや住まいのなかでのありようをテーマにしたものばかりでした。
ハードとソフトが入り混じるテーマが多く、とても勉強になりました。

・地域に眠っている歴史の深い古道を再生しよう
・水流も人も汽水域となるところを見つめなおそう
・農業体験や人が触れ合う居場所づくりをしよう
・人口構造の変化からまちを捉えなおそう
・古本回収や学び場などの人が集まる場所を造ろう
・写真を軸に地域の表情や移ろいを集めて内外に発信しよう
・孤育て中のお母さんの頼れる場所を作ろう
・保育園跡地を活用した子ども達の遊び場を作ろう
・高齢者層の住民に喜ばれる朝市を続けよう
・不登校になってしまった子ども達が集まれる場所をつくろう

などなど、とても素晴らしい活動ばかりで感銘を受けました。

これらの発表や評議員の先生方のコメントなどをお聴きしていて、地域づくり、社会づくり、市民活動における共通点がいくつか浮かび上がってきたように思いましたのでアウトプットしてみたいと思います。



①賛同・合意形成をつくっていく

市民活動の団体内部だけでなく、
例えば、他の団体どうしや、地域、行政、民間企業、学校・大学など、他の機関との連携や協働においては、合意形成が重要となります。

その合意形成において、各組織や団体そのものがひとまとまりになってないということがよくあります。

例えば、地域と協働するにあたり、会長さんの承諾を得れば、えいやーで、みんな満場一致で合意できてるものではありません。
これはどんな団体や組織であっても、大なり小なりあることかと思います。

特に、選択縁社会の進展に伴い、個々の自由な裁量が多くなり、気の持ちようも、人それぞれ、という感じです。

各地の活動においても、同様の悩みを多く散見しました。突破口もいくつか見えてきました。
まず、時間をかけていくこと。それは、対話はもちろんのこと、そこにあり続けること。その、ここにいるよっていう『共存』をつくっていくこと。
場所であり、施設であり、受け皿であり、入口でもあるんだろうと思います。

そして、楽しんでいくこと。
関わる皆さんが、楽しんでやっていくことが重要だとハッキリとおっしゃられていました。
BBQや乾杯している様子の写真を拝見し、楽しそうだな〜と笑みがこぼれます。

協働や合意までいかずとも、『共感』『賛同』をつくっていくことも重要とおっしゃられていました。
これらは、ぼくたちの活動においても、大切にしていることばかりですが、改めて認識させていただきました。


②まちを変える、社会を変えていくのは若い人たちのムーブメント

ぼくたちも、『若者、よそ者』効果を大切にしながら、好きっちゃアカデミーの皆さんとも連携しながら、各種活動に取組んでいます。

ぼくたち自身もフィールドによっては、まだまだ若者世代です。

ぼくたちや、学生たちと、地域に入っていく意義は、若者効果として、とても意義のあることだと思っています。

各地の活動をお聴きし、
若い人たちが新しい風を吹かせていこうとしている!
若い人たちを取り込んで、もっと活性化させていこうとしている!
若い人たちの悩みや課題を支えていきたい!
というような話が多かったです。

百戦錬磨の先生がたもコメントしておられました。
地域や社会を変えていくのは、若い人たちの力であり参画であると。
そのムーブメントが少しずつでも、大きなチカラになっていくと。

とても背中を押していただいたように思います。


③手の届かない市民ニーズに応える市民活動

特に、福祉や孤育て、地域おこしなどのジャンルに多く見受けられました。

行政のテリトリーではなく、民業にもなり得ないフィールドで、手の届かないところに、
市民自らが、光を当て、アクションを起こしていくのが市民活動です。

NPOはじめ、多くの市民活動がこうしたフィールドで頑張っておられます。

ぼくが6年前、好きっちゃをNPO法人化させよう!と言い出したのも、こうした視線からでした。

行政にできないこと、民間でもしてくれないこと。ぼくたち自身が、達成するんだ。『共』のチカラで、社会や地域にアプローチしていくんだっていう気持ちでした。

皆さんの深く難しい課題をお聴きしながら、なかなか解決が難しいものばかりですが、
ぼくたちと同じようにアプローチしていこうといく市民活動の皆さんを応援しています。

市民活動の基盤は、ボランタリーに支えられているものばかりです。

ヒト、モノ、カネ、情報。

運営に必要な要素がより充実するように、
市民活動にもっとスポットライトが当たり、
多くの皆さんの共感や賛同や注目を得られるように、同志としても頑張っていきたいと思いました。

大別された3テーマと同じように、3つの共通項をアウトプットしてみました。

ぼくは全体の8番目に発表しましたが、皆さんの話を聴きながら、ウズウズしちゃって(笑)
7分間ピッチリに用意していたプレゼンはリセットさせて、話したい内容に急遽切り替えました(笑)
ちゃんと伝わったかは定かではありませんが、その後の交流会でも多くのお声掛けをいただきました。
共に頑張っていきたいと思います。


幸せのとんぼ返りなのが辛かったですが、
好きっちゃ北九州からの、東京の馬鹿野郎を経由しての好きっちゃ新潟出張。
とても楽しく有意義なものとなりました。

『オレはオレで有り続けたい、そう願った』そんな思いが、やけに骨身にしみました。


今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>


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