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英語を喋れない駐在員が感じるカランメソッド1か月目の効果と学習計画

英語は読めるけど喋れない私の海外赴任が決まった。英語のリーディングは得意なのに、スピーキングが全然ダメ。多くの日本人英語学習者が同じような悩みを抱えているのではないだろうか。
私がどのくらい英語のスピーキングが苦手かというと、主張したいことが10あるとすると、日本語で7、脳内英語で4、実際に喋ってみると2しか言えない、といった有様だ(日本語も難しいよね)。そんな私の海外赴任が決定し、なんとか口を動かせるようにならなければ!と始めたのがカランメソッドだ。今回はカランメソッドを開始し1か月目で感じる効果を紹介したい。


カランメソッドで4倍のスピードで英語が習得できるらしい

カランメソッドはネイティブキャンプの公式ページで以下のように紹介されている。

カランメソッドは、ベルリッツで働いていたロビン・カランがより良いメソッドを夢見て確立したもので、母国語での助けを借りずに英語のみを用いて英語を学んでいくカランメソッドはダイレクトメソッドの一つとされています。

https://nativecamp.net/callan

授業は全て英語で行われ、矢継ぎ早に質問を受け英語で回答したり、授業の復習やテキストのリーディングをしたりする。公式曰く、通常の4倍のスピードで英語が習得できるらしい。

通常、ケンブリッジ英語検定試験(PET)のレベルになるまで一般的な学習方法では350時間程度必要とされています。しかしカランメソッドで同レベルになるまでは80時間程度必要と言われており、カランメソッドであれば一般的な学習方法の1/4という短い時間で効率よく学習ができます。

https://nativecamp.net/callan

ちなみにこの「ケンブリッジ英語検定試験」のレベルは日本の試験で言うと英検準2級~2級程度の難易度で、中級よりやや低いくらい。自分のレベルが低級であれ上級であれ、早く習得できるに越したことはない。さらに私のスピーキングレベルが現地の小学生程度にも及ばぬことを考えると、カランメソッドを受ける価値はあるだろう。ということで、もともと契約していたネイティブキャンプでカランメソッドを受けることにした。

事前テストを受けてみた

まずはカランメソッドのレベルテストを受ける。いくつか簡単な質問を受け答えするが、この時点でオールイングリッシュ。ここで難しかったのが文法に関する用語だった。「XXの過去分詞形(past participle)」とか、「XXの過去形(past simple)」を英語で問われるのだが、past particileやpast simpleが何を意味しているのか分からず答えられなかった。結果、「いや~ステージ4でも良さそうなんだけどね。文法の用語分かんないよね」と言われながらステージ3から開始することになった。

各ステージごとの受講回数

平日・休日問わず、基本的に6時に1回、7時半に1回の1日計2回を受講している。残業がなければ夜にもう1回。

なんでステージごとにこんなに回数が違うんだろう

カランメソッドの効果をスピーキングテストで測ってみた

さて、気になるカランメソッドの効果を知るため、ネイティブキャンプの提供するスピーキングテスト(日常英会話、ビジネス英会話)を受けてみた。まずはカランメソッド受講開始直後の結果。日常英会話しかテストを受けていなかったという失態。

3月のスピーキングテスト

そして、1か月経過した時点の結果。

4月はビジネス英会話も受験

推移表がこちら。

(上図)日常英会話 (下図)ビジネス英会話

いずれも流暢さがかなり上がったのだが、これはカランメソッドの効果というよりは1度だけ受講したネイティブ講師のアドバイスによるものだと思う。彼女から「あなた抑揚が全然ないわ!」とご指導賜り、抑揚を意識して読むようになったためだと思われる。逆にいうと1回の受講でこんなに意識できたと考えるとネイティブ講師のレッスンを継続的に受ける価値は大きい。さすが課金するだけある。
カランメソッドの想定効果としては発話時の文法力の向上だと思っていたが、まだまだだなぁ…。aやthe、単複など意識できるようにはなってきたものの、いざパッと発話できるかというとそうでもない。いまだに思いついた英語の語順や単語を修正するために何度も言い直して口がつっかえてしまう。もう少しゆっくりと堂々と喋れると良いのだけど。
ということで1か月経過時点ではカランメソッドの効果は実感できていない。ここまで書いておいてなんやねん!というツッコミがありそうだが、実感できないものはできない。そもそも1か月で効果が出ることを期待してもいない。カランメソッドにおける私の目標は通常のカランメソッドのステージ10+ビジネスカラン完走なので、半年は続けた上で効果がどうだったのかを振り返りたい。

今後1か月の勉強計画

①語彙

昼休みにDistinctionの例文を暗記する

②文法

朝のカランメソッドの合間30分のうち20分を復習にあてる

③流暢さ

ネイティブのレッスンを週に1回受講する
プラダを着た悪魔の耳コピをする

④発音

ELSAで朝のカランメソッドの合間30分のうち10分発音練習する

語彙はインプットとアウトプットを繰り返すしかないので、3月に購入し運び屋状態になっているDistinctionに向き合うことにする。

文法は正直正解が見えていないものの、反射的に正しい文法を使うのは量をこなすしかないと思う。
流暢さはさらなる抑揚習得に向け、ネイティブと喋る!ネイティブを真似る!に徹する。先日私は最愛の映画「プラダを着た悪魔」のセリフスクリプト本を購入したので、これを使いながらネイティブっぽさを習得したい。

発音は正直全く対策してこなかったので、合間の時間に少しでも取り組もう。

忙しい社会人生活、勉強に時間を割くのは難しいからこそ、スキマ時間を上手に使って英語力を向上させたい。さあ、2か月目も頑張るぞ!