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#145 愛されることは当たり前ではない

愛着障害とは、

幼少期に何らかの原因により、母親や父親など特定の養育者との愛着形成がうまくいかず問題を抱えている状態のことを言います。

子どもは愛されるべき存在である

という社会通念があります

今の日本は、多くの子どもたちは、(そのバランスはともかくとして)、養育者に愛され育つことができる社会と言えるでしょう。

しかし一方で

親が子どもを愛せない状況というのは、実は珍しくありません

愛したいけど愛せない(何かの歌詞のようですが)要因は社会の至る所に存在します。

愛着障害を抱えた子どもたちは

他人を信用できない / 人の言葉に深く傷つく / 自傷行為がみられる / 嘘をつきやすい
自己肯定感が低い / いつも人目を気にしてビクビクしている / 謝れない

など

人との関係を築く上で大切な「何か」が欠けてしまうことも多いのです。

学校は「医療機関」ではありませんから、ある一定の領域を越えてしまえば、その役割を適切な別機関に渡す必要があるでしょう

一方で学校は「学びの場」です。

人は様々な背景を持って生まれ成長していきます。

親に愛されること、それ自体は当たり前ではないこと

を学ぶこと自体が、その役割を担っているとも言えるかもしれません

人は愛されることでしか、人の愛し方がわかりません

相手を大切にすることの尊さは、自分が(無意識のうちから)大切にされてきたからこそできることなのです

逆に言えば
本当の意味で誰かを愛する
ことほど難しいことはないのかもしれません

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