#83 執筆(番外編)
さむいね、にいちゃん
さむいな、ひろみ
貴村 甍です。
書籍『授業展開の手引き〜「勉強」を「学び」に変えるメソッド〜』
が完成しました。現在Amazon Kindleで購入することができます。
今日は、
本の完成に至るまでの過程で
私自身が大切だと思ったことについて書きたいと思います。
1 「自分が何を表現したいのか」と向き合うこと
人が何かを表現する時、その内容は自分自身の内なる部分から出てきます。自分の今までの知識や技能、あるいは経験を踏まえて、本当に自分が表現したいことと向き合うことで、何を書きたいのかが見えてきます。
2「 誰に対して表現するのか」と向き合うこと
誰かに何かを伝える文章を書く場合、それは自分自身のためではなく、届けたい相手(読者)のためにあるべきです。一見、華やかで知識に溢れた表現でも、時に自己満足であることも。より簡潔にわかりやすく。これは読者という伝えるべき相手を尊重するとても大切な要素だと実感しました。
3「主観と客観の違い」と向き合うこと
自分の考え(主観)と研究結果などの情報(客観)の違いを意識することは書籍を作る上でとても苦労しました。自分が当然だと思っていることが、実は客観的なデータが全くないもの(主観)であると気づいたこともありました。自分の考えや思想について、客観的な事実をベースに展開することで、その本の内容の信頼性、信憑性が上がるのだと思います。
4「焦りや不安」と向き合うこと
2022年の6月に執筆を始めた時、完成予定日は9月末でした。しかし執筆が思うように進まないこと、一度書いた原稿の大部分を書き直さければならないこともありました。文章を書く以外にも、構成や編集、その他様々な作業が発生し、完成予定日がずれ込んでいきました。その時はとても苦しく、もうこのまま出版したいと思うことも多かったです。しかし、それでは自分の納得したものにならないという気持ちを保つことが非常に難しかったです。
5「自分を支えてくれる人」と向き合うこと
出版に漕ぎ着けるまでに、多くの人に支えていただきました。人は何かを生み出す上で、決して独りではより良いものを生み出すことはできません。自分を支えてくれる人、一緒にいてくれる人に敬意と感謝の気持ちを持つこと。私にとって、本書の出版による一番の学びは、この「当たり前」を実感できたことだったように思います。
もちろん書籍の内容やテーマによって
困難な部分は異なります。ここで書いたことはあくまで
私自身の個人的な感想であることはご了承ください。
これから本を出版しようと思っている方
また
これから何かを創造しようとしている方
の参考になれば幸いです。
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