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【朝にも一風堂】一風堂の「朝ラー」誕生秘話

おはようございます!
一風堂note編集部です。

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こちらは朝日が差し込む「一風堂二子玉川ライズS.C.店」。

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なぜ朝から「一風堂」に来ているかと言いますと、
実は最近、‟一風堂が国内数店舗で朝営業を始めました!”
ただいま朝8時!ということで今回は朝メニューの「とんこつコラーゲンおかゆ」と「あさだ!ラーメン」についてご紹介します!

あさだ!ラーメン

あさだ!ラーメン 500円(税込み)
※「浅草橋本舗」で提供する「あさだ!ラーメン」は麺が異なります。

一風堂の朝食サービス「朝がゆ朝ラー」は、「一風堂浅草橋本舗(東京都)」で2月2日から始まり、その後2月下旬から「二子玉川ライズS.C.店(東京都)」、「浜松町スタンド(東京都)」「横浜西口(神奈川県)」「梅田店(大阪府)」「ekie広島店(広島県)」でも実施を始めました。

「朝がゆ朝ラー」の営業日や時間は各店舗異なりますので、詳細はこちらをご確認ください👇
浅草橋本舗 
二子玉川ライズS.C.店 
浜松町スタンド 
横浜西口
梅田店 
ekie広島店

メニューは2種類。豚骨スープを使ってお米を炊いたおかゆ「とんこつコラーゲンがゆ」と、煮干し出汁をきかせつつ、とてもあっさりとした味わいの醤油ラーメン「あさだ!ラーメン」です。一風堂ですが、豚骨ラーメンはお出ししていません。朝には朝ならではの、メニューにしております。

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とんこつコラーゲンおかゆ 500円(税込み)
トッピングの生姜が、良い具合に身体を温めてくれます。

健康志向の高まりや飲食店への時間短縮営業要請といった理由から始めたこの朝サービス。朝に食べていただくからこそ、目指したのは「朝から優しい」「身体を温めて元気になれる」商品。どちらも本当にホッとする、身体に染み渡る優しくて温かい一杯です。

朝ならではの醤油ラーメン「あさだ!ラーメン」とは

どちらの商品についてもぜひ詳しくお伝えしたいのですが、本日は「あさだ!ラーメン」について少し掘り下げてご紹介します。開発を手掛けたのは、商品開発グループの林賢太郎さん。林さんは「一風堂浅草橋本舗」で限定販売している「江戸式醤油ラーメン」の開発も担当しました。

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商品開発グループ 林賢太郎さん
一風堂のとある店舗で販売する予定の醤油ラーメンを現在開発中です...!

さっそく林さんに、「あさだ!ラーメン」の開発時に意識していたこと、醤油ラーメンの開発へのこだわりなどについて話を聞いてみました。

ー「あさだ!ラーメン」のテーマは?
林:「朝から目覚めがよくて、シャキッとする」がテーマです。実は開発し始めた当初は、もっと煮干しの香りが強く効いたものを作っていました。会社としてイメージしていた朝用の醤油ラーメンがそんな感じだったんです。煮干しもツンときて、醤油もツンと来る感じ。ただそれで実際試食してみると、ちょっと朝食べるにはキツいかな....という印象でした。「朝から目覚めがいいものを」と言ってもツンときつく来る香りで目覚めるのではなくもっと優しい方が、心地よく目覚めるという感覚で朝には適しているだろうということになりました。

ー「あさだ!ラーメン」の開発で特に意識したことは
林:程良い香りで朝から心地よく目覚めるというイメージで、全体的に塩味や油分を落として、優しい味わいを表現していきましたね。朝食なので、食べた後から仕事をする方が多いということで「ノンストレス」で仕事に行けるようなラーメン。煮干しの旨味という土台はしっかりと持たせつつもしつこくなく、食べてお腹や喉にストレスを感じさせないものを創り上げることを意識しました。例えば昼以降に「一風堂浅草橋本舗」で出している「江戸式醤油ラーメン」に比べたらですが、この「あさだ!ラーメン」は、使う油量を1/5程に抑えています。もう、蕎麦に近いくらいのあっさりしたスープですね。朝はこれくらいにした方が、朝食として馴染むんじゃないかと。その代わり、昼以降に出すラーメンに関しては、ちゃんとどっしりとした味わいのラーメンを出すように意識しています。

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ー  醤油ラーメンの開発、どんな点が醍醐味だと感じますか?
林:醤油ラーメンって、ごまかしの効かないラーメンだと思っています。醤油そのものはもちろん、出汁、油、使われる全ての素材の味が際立ちます。素材の影響が出やすいからこそ良い素材を使えばとても美味しいスープができるかとは思います。その一方で、組み合わせとバランス次第では、特段良い素材でなくとも美味しい醤油のスープを作れるのではないかと。

それに地域によって醤油の感覚も違いますよね。一風堂でも、九州と東京で醤油に求める味は異なります。その土地に合う醤油ラーメンを開発することが求められると思うんです。醤油ラーメンは難しくもありますが、だからこそ面白いですね。挑戦しがいがあります。

ー  ご自身が思う醤油ラーメンの楽しみ方は?
林:一口目のインパクトですね。醤油ラーメンは最初に口にふくんだ時に、口や鼻に広がる香りのインパクトが味の決め手だと考えています。醤油ラーメンは素材の味に影響されやすいからこそ、一口目に、それぞれの素材の香りがバランスよく引き立ち合うのではないかと思うんです。最初にピンときてもらえたら、その後の食の進み具合が違うのかなと。ですので、その一口目の印象については、開発する際に強く意識しています。

―  林さん、ありがとうございました!インタビューに答えている時の視線、とても力強くそして熱かったです!

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時間短縮営業の要請などにより、朝にラーメンを提供するお店が最近少しずつ増えていると言われています。「朝ラー」という習慣はこれまで全くなかったものではなく、地域によっては一つの文化として親しまれていました。しかし多くの飲食店が試行錯誤して営業していかなければいけない状況で、工夫のひとつとして、“朝食にラーメン”という提案をするお店が出てきているようです。一風堂も、ラーメンを食べるシーンが今後変化する、もしくは多様化する可能性を探るべくこのタイミングで、一部店舗で朝食としてのラーメンの提供を始めました。

また35年以上多くのラーメンを皆様に提供させていただいた一風堂ですが、朝ということで、ラーメンだけでなく「おかゆ」も独自に開発しました。「おかゆ」は朝に優しく食べられる食事として、日本でも永く親しまれてきた存在です。「朝に食べたいものといったら何だろう?」と思いを巡らせた結果、「ラーメンだけでなくおかゆも」というところにたどり着きました。ラーメンの気分の日もあれば、おかゆの気分の日もあると思います。ぜひその時の気分でお選びください!どちらもとても優しく、身体にスッとなじみますよ。筆者個人としてはどちらが好みか、正直に言わせていただきますと、、、、選べません!(笑)どちらもそれぞれ良さがあり、一度食べるとまた食べたくなります!

「朝がゆ朝ラー」の対象店舗は限られておりますが、一風堂が自信を持って提供させていただく朝食メニューです。ぜひ「朝にも一風堂」を、体験してみてください。

「朝がゆ朝ラー」についてはこちらもぜひご覧ください!


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