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今年読んだ本 2

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2022年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書いていく記事の
第2弾です。

ちなみに第1弾がこちら


前回に引き続き今回も
読んだ順番に書いていきます。

めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ

みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書くものでも無いんで

タイトルだけ載せて
省きつつ進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと僕が関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。


それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)







『自意識とコメディの日々』 オークラ


これは久しぶりに借りて読んだ本ですね。

友達に借りた本ってね、
だいたい読まないんですよ。

僕も学生時代、
結構色んな同級生に
本貸したりしましたけど

大抵忘れたころに返ってきて
感想を聞いたら
「ごめん、途中までしか読んでないわ」
みたいな事が
頻繁にあったんですよ。

何冊かは返ってきてすら
無いかもしれないですね。

でもこの本は、
一瞬で読めました。

放送作家のオークラさんが
書かれた自伝で

僕が生まれた頃くらいの
東京のお笑いに関するエピソードや
ライブシーンの様子が
赤裸々に描かれています。

僕も元々は重度のお笑いファンだったので
大阪のお笑いシーンに関しては
割と詳しい方だと
思ってたんですが

東京で
なおかつ
自分が生まれたくらいの
時期の事となると
全然知らなくて

今有名なあの人が
この頃はこんな事をしていたんだな
というような

売れている方達の
エピソード0が垣間見えた気がして

今僕は東京の
お笑い養成所に通っているので

こういう時期に
読めてよかったなと
感じましたね。



『あさひは失敗しない』 真下みこと


これは小説ですね。

大学生の主人公、
あさひが色々な事に巻き込まれて
どんどん追い詰められていく様を
描いた物語なんですけど

なんかね、
「女の子特有のしんどい」
沢山出てくるんですよ。

やっぱりね、

「男の子特有のしんどい」
「女の子特有のしんどい」

ってそれぞれあると
思うんですけど

「女の子特有のしんどい」
の方が圧倒的にしんどいですね。

「男の子特有のしんどい」
って
時間が経てばどうにでもなったり
よく考えたら
取るに足りない事が
多いと思うんですよ。

それに比べて
「女の子特有のしんどい」
どうしようもないというか

読んでる途中
ずーっとしんどくて

で、読み終わって

これだけしんどい物語を
書く人っと
どんな人なんだろうと

著者の紹介文読んだり
ウィキペディアで
調べたりしたんですね。

まさかの同い年でした。

同い年にこんな
しんどい物語を書ける人がいるなんて

かなり衝撃でしたね。



『スモールワールズ』 一穂ミチ


これは短編集ですね。

とてつもなく面白かったです。

めちゃくちゃ
色んなところで話題になってますし
書く事ほぼないです。

飛ばします。



『死者にこそふさわしいその場所』 吉村萬壱


これも短編集ですね。

めちゃくちゃ変な人達が沢山出てきて

読んでいると
え、どういうこと?
って若干パニックになって

何度かページを遡りながら
読みました。

正直、
好き嫌いはかなり分かれると
思います。

僕はなんか癖になって
読み進めていったんですけど
決して読みやすくは無いですね。

理解できないまま進んでいる箇所も
いくつかあって

あとこれは完全に僕が悪いんですけど

一個前に紹介した作品と
同時に読み進めていたせいで

あれ?これどっちの話やっけ
って

読んでる途中に何度か
混同しちゃいましたね。



『52ヘルツのクジラたち』 町田そのこ


やっと読めました。

超話題作なので飛ばします。



『神様ゲーム』 麻耶雄嵩


これはちょっと感想書きづらいですね。

読みやすいのに読みにくい
というか

短いお話なんで
すぐに読めるんですけど

小学生が主人公のお話でね、
内容が全然小学生向けじゃないんですよ。

文章はかなり易しいんですけど
展開が全然易しくなくて

結末もね、

なんというか

書かないですけど


読んだ後の見解とかが
結構分かれるみたいですね。

あらすじとかは
調べてもらったら出てくるんで
気になった方は
是非読んでみてください。



『万事快調 <オール・グリーンズ>』 波木銅


これは簡単に説明すると
女子高生たちが
大麻を育てる

という物語なんですけども

犯罪小説特有の爽快感というか

青春小説の側面もあるからでしょうか

とにかくテンポが良くて
大麻の話のはずなのに
なぜか爽やかなんですよ。


更にこの小説の魅力はね

これデビュー作らしいんですけど

否定されそうな技法
どんどん出てくるんですよ。

僕全く詳しく無いんで
わからないですけど

新人作家さんとかって

なんか奇を衒った事したら

あいつのあの文体はダメだ
とか

もっと基本に忠実にしないといけないよ
みたいなね

上からの
批判を受けるんじゃ無いかと
思っていたんですね。

でもこの作品は
どう思われようとそんなん関係あるかぁ!!!
みたいな感じで

どんどん
みた事ない技を
使ってくるんですよ。


例えば

AさんとBさんが
会話してて

Aさんが自分のターンで
必死に喋ってる時に

Bさんはほとんど
Aさんの話聞いてなくて

勝手にBさんの頭の中だけで
話が進んでいって

途中で
あれ?これ結局、何の話してたっけ?
ってわからんようになる時
たまにあるじゃないですか

これって
小説の文章に落とし込むの
相当難しいと思うんですけど

そういう技法をガンガン
入れてくるんですよ。

次の作品も読みたいなって
思いましたね。



『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』 鈴木忠平


今日はこれで最後にしようと思います。

僕ね、今
野球ってテレビでも全く観なくて

去年プロ野球で優勝したチームを
かろうじて把握しているくらいで

サウナにいる時に
中のテレビでやってたら
観るかなくらいの感じなんですけど

昔から
周りの人間もね
野球観る人が全然いなかったんですね。

中学生の時に
ちょっとだけ野球部に所属してて

その時は周りの人間
みんな野球観てましたし

実際に同級生と京セラドームに
2回くらい
野球観にいったりもしましたけど

両親もホンマに野球観ない人で

母親に至っては
何人でやるスポーツかも
知らないんじゃないでしょうか

そんな環境の中で
僕は育ったんですけど

父方の祖父は
熱狂的な中日ファンでして

祖父の部屋に行くとね
中日のカレンダーがかけてあって

優勝した時の記念写真が
飾ってあって

ミスタードラゴンズとも呼ばれる
立浪選手のバットが
置いてあったり


小さい頃、
何度か甲子園にも
連れていってもらいましたけど

全部
阪神 対 中日
でしたね。

見に行く前も

「阪神戦見にいこか」
って言ってました。

甲子園なんで
阪神が出るのは当たり前で

中日戦
っていうのが正解だと思うんですけど

完全に中日中心の考えだったので

阪神戦って言ってましたね。


なんでこんなに
中日が好きなのか

よく考えてみると謎なんですよね。


祖父は大阪生まれ大阪育ちですし

大阪人は皆さんのイメージ通り
多くが阪神ファンで

ちらほら巨人ファンがいたり
オリックスのファンがいたり

ソフトバンクファンとかは
割といましたけど

中日ファンって
実際には
祖父以外見た事ないかもしれないです。

でもその影響でね、
落合さんが監督を務めていた時代の
中日の知識だけは
なんとなくあるんですよ。

その当時のスタメンとかも
大体覚えていて

で、この本はね
元スポーツ紙の記者の方が
12人の落合監督に深く関わった人間の
証言を元に
落合監督の人間像を描いていくという
ノンフィクションなんですけども

奇跡的にほぼ全員知ってる方
だったんですね。

僕が小さい時に
祖父から話を聞いたり
試合に連れていってもらった時に

実際に見た
選手たちの話が沢山出てくるんですよ。

だからこそ
かなり引き込まれましたし

多分ね、僕
祖父がいなかったら
この本を手に取ることは
なかったと思うんですよ。

野球の知識が全く無くても
楽しめるような
様々な出来事が

フィクションなんじゃないかと
思ってしまうほど
ドラマティックに

圧倒的な文章力で描かれているんで
是非読んでみてください。


読み終わった後、

なぜ祖父がここまで中日を
応援してたか
とかね

まだ生きてるうちに
改めて話してみたいなって
思いましたね。





はい、今日はここまでです。

またね、
読んだ本が溜まってきたら
書こうと思います。

ではまた明日


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