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運転免許と家具の組み立て 中

⭐️⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

昨日から『勉強』というテーマで
長い記事を書いておりまして
今日はその続きです。

この記事から読んでも
何のこっちゃわからないと思うので
是非、昨日の記事から
お読みください。









6、高校最後のテスト

前回まで色々とありまして
ついに高校最後のテストの時期に
差し掛かりました。

ここで僕は完全に
本気を出すことにしました。

もう大学は決まっていて
完全なる消化試合だったんですが
僕には1つやり残した事というか

やっておくべき事が
あったんですよ。

それは己の限界を知る事です。

この時期に僕は
生活の全てを勉強に捧ぐことに
しました。

おそらく毎日12時間以上は
勉強をしていたと思います。

仲が良かった友達に
「俺、東大目指すやつとか
司法試験受けるやつ以外で
そんな勉強するやつ初めて見たわ」

と半笑いで言われました。

勉強して
しんどいな、集中力切れてきたな
と感じたら
ご飯を食べてまた勉強して
しんどくなってきたら
またご飯を食べて
勉強をして

またしんどくなってきたら
風呂に入って

というような
完全なる勉強中心の
数週間を過ごしました。

そして、全テストが
終わりました。

正直、過剰勉強だったと思います。

高校の定期試験の
1つのテストで95点を
とるために必要な時間は
そこまで長くありません。

ただ、95点を確実にとるために

そして
100にするために
ほぼ不必要な知識まで入れました。

100点対策をしてくる
先生がいるかもと
念には念を入れました。

最後のテストが返ってきました。

100点が5教科
全教科の平均点が96点くらい
だったと記憶しています。

色んな先生が褒めてくださいました。

ただ、これでは意味が無いな
と思いました。

そもそもね、
僕は100点取れるテストなんて
作ったらあかんと思うんですよ。

だって、100点を取れるテストを
作ってしまったら
順位をつけられない
可能性が出てくるじゃないですか

100点をとる生徒が複数いる可能性を
考えていないんですね。

100点取る生徒が2人いたとして
その2人が全く同じ
学力であるはずが無いのに

全く同じ学力である
という評価になってしまうわけですよ。

M-1などの賞レースでも
似たような部分があるかもしれないですね。

決勝って100点ほとんど
出ないじゃないですか

もっと面白い組が出てくる
可能性があるから

先生はね、
100点をとる生徒がいることを
想定していたはずなんですよ。

それなのに
そのまま直行してしまったから

結局
限界を知れたのか
知れなかったのか
よくわからないまま
僕は立命館大学法学部に進学しました。



7、弁護士になりたい同級生

色々ありまして
大学に入学しまして

1回生、
僕は割と真面目に講義を受け
試験も受けていました。

しかし2回生になった頃ですね

途端に講義をサボるように
なっていました。

高校生の頃の自分に
申し訳無さを感じながら

落語も忙しいし
漫才も忙しいし
と勝手に思っていましたが
普通に逃げただけです。

高校生の時点で
ほぼ完全に燃え尽きてしまっていたのです。

3回生も引き続き行かず
いつの間にか
留年が確定していました。

このまま中退するのかな
なんて考えたり
しながら過ごしていると

どうしても避けられない
イベントが迫ってきました。

ゼミです。

2回生になってから
ほぼ全く講義に出ていなかった僕ですが

その理由の1つとして
この講義を落とすと
100%卒業できない
というものが無かった事が
大きかったんですよ。

ここで落としても
どこかで取り返せばいいんだ
くらいに思っていました。

しかしゼミに関しては
必修なため

どこかに絶対に所属しなくては
いけません。

しかも割と面倒くさい
幾つかの手続きを
済ませないといけないのです。

ここのゼミは教授が優しい
ここのゼミは飲み会が多い
ここのゼミは女の子が多い

などの情報をなんとか集め
応募するのですが
僕の成績で
希望のゼミに入れるはずもなく
途方に暮れました。

その中で
ある教員が僕を拾ってくれたのです。

ゼミ選択は確か
一次募集があってほとんどの学生が
所属ゼミを決め
二次募集でまたほとんどの学生が
所属ゼミを決め
という感じでした。

僕は四次くらいでやっと決まりました。

四次の面接では

なんかわからんけど
この人がゼミにおったら
楽しくなりそう

と思ってもらえるように
全勢力を注ぎ込みました。

賢いと思われる気など微塵もなく

全員の面接が終わった後に

そういえばあの子…
となるよう印象付けることに
必死でした。

今とやってる事は
さして変わらないかも知れないですね。

無事ゼミが決まり
毎週1回授業がありました。

ゼミメンバーには
僕の高校の同級生と
1回生の時から仲の良い友達が1人
いましたが
他のメンバーは
面識の無い人ばかりでした。

おまけに女子はたったの2人

馴染めるかなぁ
と不安だったのですが

ある授業の途中で
ある同級生に対して

この人ホンマに凄いな
と思うような出来事が
あったのです。

その日は確か
死刑制度について
討論をする

というような
かなり重めの授業内容でした。

教員はほとんど口を挟まず
学生同士で
議論し合います。

僕は半分上の空で
参加していたのですが

思わぬ状況で
パスが回ってきました。

それは弁護士を目指している
という同級生からの質問でした。

法学部というと
弁護士や裁判官を目指す人が
多いイメージがあるかと思いますが
決してそんなことは
ありません。

僕の通っていた法学部では
公務員になる人が非常に多かったです。

他には銀行員も多かったですね。

僕のように芸人になる人など
さまざまな進路があります。

僕が知っている限りでは
弁護士を目指している
という学生は
このゼミメンバーを含め
2人でした。

そんな稀有で高貴な存在、
弁護士を目指しているという
その同級生に質問をされ
僕はしどろもどろに
なりました。

話をあまり聞いていなかったのも
ありますが

こういう場合
例えば、

だって、死刑制度を廃止したら
遺族の人が可哀想じゃないですか!

的な意見を求められている
わけではないのです。

自分の考えを
法的な根拠、見解を交えつつ
述べなければいけないのです。

なんとなくクラスの中で
賢い発言をしなくてもいい
ポジションにいた僕は
意見がまとまらず
色んな主張もどきを口にしながら
時間を稼ぎました。

そんな僕を見兼ねてか
弁護士志望の同級生が
助け舟を出してきました。

一旦僕が止まったタイミングで
長文の質問を投げかけてきたのです。

しかし、その長文は
ただ長かったのでは無く
僕にとって必要な情報を
簡潔に詰め込んだ物でした。

僕はすぐに返答しました。

この時、僕は
この人はホンマにすごい
と思いました。

僕のことを全く傷つけること無く
助けた上で
更に円滑に議論を進めるために
僕にも答える機会を作り
場を支配するという
本当に頭の良い人にしか
できない行動でした。

僕がこのくらい賢ければ
もしかしたら相手を蹴落としたり
論破したりするかもしれません

なのにその同級生は
あくまで議論をより良くするため
成立させるための修正を
アホな僕でもわかるよう
恥をかかせないよう
絶妙なパスを出したのです。

何の得もなく
対して仲良くもなかったのに

何の得もないのにしたということは
相手にとっては
ほぼカロリーゼロの行動であったわけで
息を吸うように
思考回路が組み立てられているのだなと
感心しっぱなしでした。


以上が
僕ってそんなに賢くないんだな
と実感した
代表的イベント
5つでした。

他にもイベントはありましたし

決定的になった2つのイベントは
別にあるのですが
後述しようと思います。



8、学歴について

ここでは『学歴』というものについて
僕が感じてきた事を書いていきます。

学歴の話って
興味深いものもあれば
触れづらいものもあって
多種多様だと思うんですけど

僕が人生で
聞いた中で一番すごいなと思った
話をまず、書いていきますね。

これは僕が大学に入学した頃の学長
つまり前学長の話なんですけど

前学長は高校生の時に
京都大学に合格するため
勉強をしていたらしいんですね。

でも合格できなくて
仕方なく併願だった立命館大学に
入学したらしいんですよ。

卒業して、
今度は立命館の大学院に入って
また卒業して

数年後に立命館の講師として
働くことになるんですね。

で、教授になって
弁護士資格をとって

法学部の学部長になって

最終的に学長になられたわけですよ。

その話を僕ね、
ご本人から直接聞いたんですけど

受験失敗で
ここまで運命が変わる人を
初めて目の当たりにしたというか

こうなったら受験失敗とは
言えないかもしれないですね。

そんな事があるんや!
って心の底から思ったんですよ。

受験失敗して
すごく落ち込んで
何も手つかなくて
でも再起して
もう1回頑張ろうってなって
会社起こして違う分野で成功した

とかともまた違うんですよ。

ずっと勉強なんですよ。

そこがだいぶ違うと言うかね


ちょっと話が逸れてるような気がしますね。

元に戻しましょう

ここからはね、
言い方の良し悪しは別にして
学歴の上下の概念がある事を
前提にして書きますけど

人に何かを教える時にね
学歴が下の人は上の人に
教えづらい雰囲気って
少なからずあるじゃないですか

下の人から学べることなんか
沢山あるのに

感覚的に思っていた事なんですけど
大学の教授とかって
大体、自分が所属している大学よりも
偏差値の高い大学の学部を
卒業されているじゃないですか

こういう部分にも
現れていると思うんですけど

僕個人的には
学歴に対する偏見は
ポジティブなものだけが
残れば
こんなに便利なことは無いのにな
って思うんですよ。

例えば、色々な場面で
学歴を聞かれることって
あると思うんですけど

僕はバイトの面接とかで
自分の学歴を答えると

あ、この人は
ある程度ちゃんとしていそうだな
って勝手に思ってもらえたり
するんですね。

これってパスポートみたいなもので

本来ここから数ヶ月間かけて
得ることができるはずの信用を
一瞬で獲得できてしまうんですよ。

もちろんめちゃくちゃ賢くて
めちゃくちゃヤバい人もいますけど

『なんとなく』という
非常に曖昧な感覚や
日本にうっすら漂っている
様々な風潮のおかげで

無駄な時間を消費せずに
済むんですよ。

逆に答えが出ても
話が噛み合わない質問を
された時が結構困るんですよね。

僕が今までされてきた質問の中で
多かったのが

「なんで芸人なるのに大学通ってるの?」
とか
「なんで大学出たのに芸人なったの?」
とか

質問以外にも
「芸人の割りにはいい大学出てるね」
とか
「もう今は東大、京大の芸人が
バンバン出てきてるから
そのくらいの大学だと
珍しく無いよね」
とか

全部時代と環境が違えば正解なんですけど
全部時代と環境が違えば不正解なんですよ。

『古い』とか『新しい』で
まとめてしまうのも
何か違うんですよ。

『古い』としてしまうと
昔は正しかった意見
みたいになってしまうんで

こういう質問や意見が来る時点で
どんな返答を用意しても
真には納得されないんですね。

だって
高校卒業して当たり前のように
お笑いの養成所行く人は
今でもいますし

大学卒業して当たり前のように
お笑いの養成所に行く人は
増えていますし

どんな人にとっても
それが当たり前であったり
『しょうがなく』であったりするわけ
なんですよ。

だからこそ難しくて
だからこそ決して
混じり合わないんですよね。



9、賢さに関することまとめ

ここまで記事を読んでくださった皆様

長いなぁ
と思ったことでしょうし

何言うてんのこいつ?
と思った箇所もあったことでしょう

それでも
何とかここまで辿り着いてくださった
皆様にここで一度
御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

さて、ここでは
今までに書いた以外の
『賢さ』について
僕が思うことがあった出来事を
書いていきます。

いわば、
小事件の詰め合わせですね。

ゆっくりと
ストレッチでもしながら
読んでいただければと思います。

①将棋との出会い

noteでは何度か書いたことが
あるんですが
僕、小学校2年生の時に
遊具で遊んでいて
過って落ちてしまいまして

眼窩底骨折
と言うボクサーしかしないような
怪我を負ってしまったんですね。

そこから数ヶ月間、
外で遊ぶことが出来ない
となりまして

その当時の担任の先生が
将棋を教えてくれたんですよ。

そこからめちゃくちゃハマりまして

図書館で将棋の本を
借り続けるほどハマりましたね。

でも今考えると

ハマるのあそこまでで
良かったなって思います。

これを言うと
お前は何をわかってるねん
って思われそうですけど

将棋というのは
入り口だけが簡単な
ボードゲーム
だと思うんですよ。

ちょっと前に
藤井聡太さんの本とか
読んだんですけど

これもしめちゃくちゃハマってて
プロ棋士になろうとか
考えてたら
やばかったやろな
って思うんですよ。

それだけ魅力があるんでしょうけどね

ちなみに
僕に将棋を教えてくれたその担任は
学校の先生を辞め
将棋教室をしているそうです。

②初恋をして字が綺麗になる

これはね、
『賢さ』というテーマからは
ちょっとズレるんですけど
書きたいんで書きますね。

僕が、小学校2年生の時

だから①と同じ時期ですね。

初恋というものをしたんですね。

幼稚園の時にも好きな子はいましたし
小1の時もいましたけど

ちゃんとこの人のことを
好きだと初めて思ったのが
おそらく小2の頃なんですね。

結構長い期間
1人の子を好きだったんですけど

その期間の中でも
特に好きだった時

僕、漢字ドリルの文字を
めちゃくちゃ丁寧に
書いていたんですね。

おそらく、
字を綺麗に書こう
とあそこまで意識したのは
あれが最初で最後ですね。

何で綺麗に書いてたかって

そりゃモテたいからですよ。

今考えたらめっちゃアホですよね。

字が綺麗なくらいで
モテるわけないのに

字が綺麗なことが
小2女子にとっては
加点ポイントだと
勘違いしていたんですよ。

ちなみに、
人生で初めて漫才をしたのも
この時期でした。

③担任激怒!ボール落とし事件

小3になりまして
ある日の給食の時間中

僕にはGという悪友がいまして
そいつがね

3階にあるこの教室の窓から
ボール落としたら
おもろない?
いっぽ、下で取ってや

って提案してきたんですね。

おもろそう!
と思いまして

全然おもろないんですけどね

で、実際に
ふわふわのボールを落としたら

それを担任に見つかりまして

5時間目をつぶして
みんなの前に立たされての
大説教ですわ

ふわふわのボールですから
危険性はほとんど無いんですけど

担任は
もっと硬くて重いものを
落とす可能性を考えたんでしょうね。

ちなみにこのGは
数年前に結婚し
すでに子供もいるらしいです。

一緒にボールを落として
怒られていたはずなのに
どこで差がついてしまったのでしょうか

④髙橋壱歩 12歳にしてアンパンマンにハマる

小学校6年生の頃
放課後、希望者だけを集めて
特別授業というものが
週に3回ほどあったんですよ。

僕は塾に通うのが
嫌で
渋々これを受けていたんですけど

国語の授業が
毎週月曜にありまして

担当の先生が
ちょっとちょけてくるタイプの
先生だったんですね。

そもそも
めちゃくちゃ熱心な子は
塾に通うわけで

この授業を受けている同級生は
総じて
出来ればあんまり勉強したくない勢
だったので

ニーズにあってたんでしょうね。

その先生がね、
文章題で
選択肢のある問題が出ると
毎週同じようにボケてくるんですよ。

例えば
『この時、たかしが
悲しい気持ちになったのは何故か
最も当てはまるものを答えよ』

という問題だとしたら

1、母の帰宅が遅かったから
2、母の帰宅が遅く、
晩御飯の時間が遅れてしまったから
3、父の帰宅が遅かったから
4、晩御飯に嫌いなピーマンが出てきたから
5、アンパンマンがバイキンマンに
やられてしまったから

みたいな感じで
出してくるんですね。

5なんか無いんですよホンマは

これがね、
何故か毎回
教室内大爆笑状態だったんですね。

その先生もね、
言い方がうまかったんですよ。

1〜4までの
空気の作り方がうまいんですね。

今僕は教鞭をとってるだけ、
ただただ君たちに
勉強を教えてるんだよ
ていう言い方してくるんですよ。

で、5も
さも当たり前みたいな感じで
言うてくるんですよ。

小6でアンパンマン?
ちょっと幼くない?
って思うでしょうけど

その先生が
なんせ上手かったんですよ。

⑤髙橋壱歩 黒板に名前を書かれる

時は過ぎまして
中学2年生でございます。

前述した通り、
この頃には僕は
勉強大好きっ子ですから
毎日毎日ノートと黒板と
睨めっこをしながら
青春の日々を送っていたわけですよ。

理科の時間ですね、
担当の先生が特殊なシステムを
作っていまして

それが
1回注意されたら黒板に名前を書かれる。
2回目注意されると
名前の隣に2と書かれ
3回注意されると廊下に出される

と言うものだったんですね。

僕はその当時は
超真面目生徒でしたから
黒板に名前を書かれることなんて
一度も無かったんですけど

1回ね、同級生が
目に余るほど
うるさくしていた時に

注意したんですね。

お前うるさいぞ!
授業中なんやから
静かにせえよ
って

そしたら
僕も騒いでいたという扱いになって
その同級生の名前とともに
僕の名前も
書かれることになってしまったわけですよ。

そしたら
ありがたいことに
クラスで軽いブーイングが起きまして

いっぽ何も悪いことしてへんやん
みたいな

まあ、してないですよね。

そしたら先生が困ったような
顔をしまして

ここでみんなの意見を認めて
名前を消してしまったら

ルールを作った側が
破ったみたいな構造に
なってしまって
良くないと

でも僕が騒いだというのも
事実で

どうしようもない
みたいな

僕は僕で
1回書かれたところで
ノーダメージやし
みんなが庇ってくれるから
悪い気はせんなぁ
みたいな

迷って迷って先生ね

その日、たまたま
いつもは黒板の右端に
書いてあるはずの
日直の名前が書かれていなかったんですけど

その本来
日直の名前が
書かれているはずのスペースに
極限まで近づけて
僕の名前を書いたんですね。

そしたら、同級生のTが

「いや、いっぽ
名前書かれたんか
日直なんかようわからんやん!」

って言いまして

クラスがドカンと湧いたわけですよ。

一本取られたな
と思いまして

誤魔化したんですよ先生は

そして上手くこの状況を
乗り切ったんですよ。

そしたらすかさずTが

「先生、名前書いていいんで
トイレ行っていいですか?」

って言うたんですね。

そしたらTのキャラクターも
相まってさらに
クラスが湧きまして

先生がね、
「お前それは
逮捕していいんで万引きして良いですか?
って言うてるのと一緒やぞ」

って言いまして

更にもっと大きな笑いになったんですね。

これがおそらく
僕が人生で初めて
誰かが笑いをとっているのを見て
悔しいと感じた瞬間ですね。

あれ?

これはちょっとさすがに
『賢さ』全く関係ないですね。

まあいいか

⑥高校2年生 西遊記

また時が過ぎまして
高校2年生です。

この頃はもう完全に
先生方からは
いっぽはちゃんと勉強をする生徒
として認められていたんですけども

ある日の授業中、

国語の時間でしたね

担当は担任の先生だったんですけど

「よし、じゃあこれ聞いてみよか
よし、じゃあ物知りいっぽ!
お前は本とかよう読んでるから
色々知ってるやろ。
『西遊記』でな
沙悟浄って出てくるやろ
お前、沙悟浄が何か知ってるか?」

ってピンポイントに
質問されたんですね。

ちょっとドキッとしまして

この頃もうね、
僕はある程度
勉強してるし出来る人やと
思われていますから

授業中に間違えたりしたら

途端に
変なボケしてスベッた奴
みたいになるわけですよ。

マジでちゃんと答えないと
変な空気になったりするんですね。

頭の中を検索して

「河童ですよね?」
って言いましたら

「おぉ〜
沙悟浄ってな、河童のイメージがあるやろ
でも実は違うねんな」

って言われまして

はずっ!
と思いまして

こんなもん吊し上げというか

公開処刑じゃないですか

その時はそう感じたんですよ。

でも今改めて考えるとね
先生は
僕のことを本当に
信頼してくれていたのだと
思うんですよ。

本当の答えが出れば
それでいいし
河童と間違えれば
それはそれで

実はこうやねん
いっぽが知らんくらいやから
みんな知らんと思うねんけど

って解説に続けやすいし

そういう確かな
信頼のもと
僕に質問してくれていたんですよ。

その時は期待を裏切ってしまったな
という気持ちも強かったですけど

学習とか授業って
これで良いんですよ。

僕はこの経験があるから
おそらくお墓に入るまで

沙悟浄は河童じゃない
って記憶してますし

そこから間違えなければ良いんですよ。



はい、今日はこの辺に
しようと思います。

今考えると
小6の時に
アンパンマンにハマっていた時点で
全進路が決まったようなものの
ような気もします。
心の底では
高い学歴や進路に何の興味も無かったんでしょうね。

賢い学校に行って
勉強しようという人が
小6の時点で
アンパンマンなんて言わないですもん

勉強に歳は関係無いとは
思いますけど

結果論の部分もあるんで

この時点で僕は
相当出遅れていたのだと思います。

明日がいよいよ本題です。

本当にここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。

続く

今後もどんどん楽しく面白い記事書けるよう頑張ります! よければサポートお願いします😊