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脳に埋めた電極で鬱病が数分で治る

脳に埋め込んだ電極でその人に合った部位を刺激すると、鬱病が数分で治ったという論文が発表された。

これまでは脳全体に電流を流すことで患者の鬱状態を改善しようとしたが、効果は薄かった。

そこで、患者一人一人の神経回路の特性を認識し、その患者にとって最適な治療部位をピンポイントで探し出す技術が開発された。

この技術をもとに、5年間一度も笑ったことがない患者の脳内の最適部位に電気刺激を行ったところ、「突然、心の底から本物の歓喜と多幸感を感じ、世界に色が戻ったように感じて笑みが絶えなくなった」とのこと。

実験は大成功だったが、治療が研究者たちの手動で短期間行われるだけでは、鬱状態は恒常的に改善しない。患者が日常生活を取り戻すためには、電気刺激を自動化する必要がある。

そこで研究者たちは、患者の脳に埋め込まれている電極からのデータで気分の落ち込みを検知すると、電極に対し電気刺激を行うよう設計された制御チップを新たに開発した。

このチップを埋め込まれた患者は、車の運転すらできないほどだったが、健康な人間と同様の生活を送れるようになった。

脳に電極を埋めて感情を操るなんて、SF小説のディストピアを彷彿とさせるが、健全な医療目的で使用される限りでは素晴らしい成果だと思う。

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