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なぜ転職と結婚はセットなのか?(シン・時事恋愛)

最近友人が転職しました。そしてその勢いでプロポーズ。婚約もしてしまいました。

プロポーズってどうやるんだ? 婚約指輪は買うのかどうか? そんな話をしていたのはたったひと月前。それが急転直下の展開です。

人生の転機って一度に押し寄せるよね、というのは、世の大人達が口を揃えて言うことです。

逆に言うと、慎重で及び腰で優柔不断な現代の大人たちは、なにかの人生のきっかけでも背中を押されない限り、人生を動かせないということもかもしれません。

というわけで、今週の時事恋愛、テーマは「転職と恋」です。

●習いごとをきっかけに人生が動き出すのもよくある話(あ、別に恋とかそういうの抜きで)。文章教室「おとなの寺子屋」、今週金曜開講です。

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「恋をとるか仕事をとるか」ではなく、うまく仕事を充実させると恋の可能性がぐっと広がるというのは、動かぬ事実です。

 みなさん、こんにちは! 働き女子の”恋愛ポテンシャル”を開発する「時事恋愛」、今回のテーマは「転職」です。
 
 最近、「恋と仕事のキャリアカフェ」にうれしい知らせが届きました。以前キャリア相談を受けた女子が、このたびみごと転職が決まったとのこと。さらに、内定とタイミングを前後して彼氏もできたそうで、ダブルでおめでたいこととなりました!
 
 彼女のような例は、実際珍しいことではありません。出会いがなかった女性、あるいは彼との恋があまりうまくいっていなかった女性が、転職やキャリアチェンジをきっかけにうまく恋が回り始めたというケースを、キャリアカフェでは毎日のように目の当たりにしています。そしてもちろん、決して偶然ではないと私は考えます。
 
 まず、転職の理由が前の職場でのストレスだった場合、晴れてそのストレスから解放されることは恋愛的にはとても大きいことです。日々の鬱屈した思いや不満が女子の表情を曇らせ、会話のテンポをおかしくさせている可能性はみなさんが思うよりも高いのです。ふとした瞬間に仕事の愚痴が口をついて出てこないというだけで、モテる確率はぐっと高まります。さらに、そのキャリアチェンジが昔から抱いていた夢へトライするものだった場合、ライフワークへ挑戦する高揚感から表情はさらにぴかぴかと輝いているはずで、男性からすればまばゆいばかりでしょう。
 
 派遣・契約社員から正社員へといった雇用が安定する転職や、年収のアップが伴うキャリアチェンジの場合、その効果も見逃せません。精神的・経済的に男性に依存する気持ちが弱まり、自立して家庭を築いていこうというガッツが身体の中にみなぎると、「重たい女性」を嫌がるイマドキの男性はそのことを敏感に察知します。
 
 もちろん、みごと転職できたという達成感は何ものにも替えがたい魅力アップ要素。なかなか自分に自信を持てないでいた女子も、面倒で気持ちの折れそうになる転職活動をやり遂げると、「あれ、意外に私やるじゃん!」と驚き、小さくても確かな自信を得ます。これはなにも転職だけでなく、日々の仕事の中でもなにかを成し遂げると心に起こるいい効果ですよね。

 もう少しシンプルに、環境が変化すると恋の可能性が広がるということも言えます。みなさんもいままでの恋愛を振り返ってみると、クラス替えや引っ越し、大学入学や社会人デビューなど大きな環境の変化を伴う転機にこそ出会いが多かったことを思い出しませんか?
 
 冒頭の女性の場合、転職しようと思っている先の職場に男性社員が少なく、当初はそのことを気に病んでいました。いま以上に出会いが少なくなってしまっていいものだろうか、結婚や出産のことを考えると男性社員の多いいまの会社にとどまった方がいいのでは、と躊躇していたのです。
 
 確かに、環境の変化がマイナスに作用することもあるでしょう。ですが、条件がいいはずのいまの環境でなかなか出会いがないのであれば、むしろ新たな環境に身を置いてみたほうが、これまでとはまったく違うタイプの男性から見初められる可能性が広がるはず。
   
 そもそも、転職活動や資格取得のために勉強を始めることは大変なエネルギーを使います。面倒で手間で、挫けそうになることもあるでしょう。しかし、さまざまなハードルを乗り越えて実際に行動を起こした人には、きちんとごほうびが与えられるように、どうやら世の中はできているようです。
 
 ですからもし、いまの職場にウンザリしてしていて昔からの夢を追いたい気持ちがあるのであれば、実際にキャリアチェンジするかどうかはさておき、最初の一歩を動き出してみると、恋愛を含めた周囲の空気・ムードががらっと動き出します。
 
 新たな職場でモチベーション高く仕事に取り組み、エネルギッシュに動き回るうちに、そんなあなたを「いい」と認めてくれる人が現れる・・・。出会いの場で胸を張って「いま、昔からやりたかった~~の勉強を始めたんです」「最近、転職したばっかりで、ドキドキなんですけど楽しみです」と語るあなたに、男性陣が「お」と一目置く・・・。
 
 いかがでしょう? 多少出来すぎかもしれませんが、賭けてみるに値する成功イメージだとは思いませんか?
 
 みなさんの健闘を心から祈っています!! 


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