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子どもに期待する前に、まずは自分自身を振り返ってみる

今小学3年生の娘が生まれて半年くらい経った頃から、もう8年以上2週間に1回は通い続けている場所がある。

それは、図書館。

5歳息子を産んだ前後など、抜けていた時期もあるが、借りては返すを繰り返して早8年。

娘と初めていったのは、確か絵本の読み聞かせをしてくれる、という市のイベントに参加するためだったかと思う。
そもそも、私は本好きで図書館も好きなので、自然な流れで習慣になっている。

そして寝室のすぐ手が届くところに本をいれるカゴを用意して、何気なくすぐ手に取れるようにしている。その結果なのか、小3娘は現状本好き(漫画含む)に育ってきている。


だからなんやねん、という感じかと思うが、すみませんが続けます。


そんな娘の姿を見て、友人から「どうやったら子どもが本読むようになるんかなぁ」と聞かれたことがある。

それに対してこう答えた私。

「う~ん。まず親が本を読むことちゃうか」

「……ああ、そうやな。ほんまそれな」

私は随時本を読むので、部屋の片隅に積読が常にあるような状態。

本を読む姿はよく見せているかとは思う。環境と親の姿を見た結果、本好きになっているのだろうか。どうでしょう。




話は変わるが、私は仕事で取材をする機会が多い。

少し前に、英語教室を立ち上げられた責任者の方の話を聞く機会があった。

教室立ち上げの経緯、想いやコンセプトなどを興味深く聞いていく。元塾講師ということもあって、話が上手で惹きつけられる。裏話を交えながら英語教育の現状なども伺う。私にも子どもがいるということを明かしていたので、保護者目線のような質問も投げかけながら、取材を進めていた。

途中、その方がふと質問を投げかけてきた。

「しばまるさん。子どもが英語を身につけるのに1番良い方法って、なんだかわかります?」

「え~なんでしょう?なんやろ……」

「それはね。親も一緒に英語を勉強することですよ」

「あ~それですね。本当、そりゃそうですよね……」

自分ができないからこそ、子どもには!という親御さんは非常に多い、と。それは決して悪いことではないが、子どもにばっかり求めるんじゃなくて親も一緒に勉強する。そういうご家庭のお子さんの方がそりゃ伸びますよね、とのことだった。

いや~耳が痛い。けどこれって多分、真理ですよね。


子どもが将来困らないように。あれもこれもできるようになって欲しい。親なら多かれ少なかれ、誰でも願うことではないだろうか。

けれども。
子どもにあれこれ求める前に、まずは親自身。自分自身はどうかな?と、1回振り返ってみる。できてないのであれば、子どもに求めるのはどうなの?と立ち止まる。

そして、親自身ができるからといって子どもはできないということも、もちろんある。(その逆も当然山ほどある)


この記事の前半で、暗に私が本好きだから娘は本好きになっている、みたいな驕り高ぶったことを書きましたが。

5歳息子は、現状そこまで本は読まない。
いや、よく絵本や本を手に取って眺めているが、絵を見ている感じで読み込んではない。これからどうなっていくかは謎。わからない。

図書館に通って、本がすぐ手にとれる環境にして、親自身が本を読んでいたら100%子どもも本好きになるかというとそうではないだろう。



結論、何が言いたいかというと、なんやかんやと子どもにばっかり期待するのは良くないな、ということです。

子どもが大切で、1番優先したい。それは揺るぎない。
けれども、そればっかりにならずに、自分自身の人生を充実させていくことも同じくらい大事。

これ、自分に言い聞かせるように、忘れないように書いている。
仕事・趣味、何でも良いけど親自身も夢中になって楽しめたり、挑戦できる何かを見つけていきたい限りですよね。うんうん。


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