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パリピ臭がする息子(6歳)の短冊

本日は7月7日、七夕。

少し前に保育園から、七夕に向けて短冊を書くように持ち帰ってきた。

「お~そんな季節か~。お願い事何にするん?」

去年はなんて書いてたっけな~。
“ぞうさんに会えますように”“きりんさんに会えますように”
なんて書いてた年もあったな。動物好きの息子らしい可愛い願い事。


そんなことを考えながら、息子が何を書いているのか短冊をのぞく。

そこにはこう書かれていた。

おかねもちになれますように


oh…。お金持ちに。なんか急成長やん。めっちゃ現実的やん。
物価が上がってるとか、お金の話しすぎてるかな?と少し不安がよぎる。

「まぁ、そうか。お金持ちね。大きくなって自分でいっぱい稼いでや~!」

そう声をかけると笑顔でうなずく息子。


短冊は2枚ある。もう1枚はなんて書くのだろうか。
息子は少し「え~っと何にしようかな」と考えてから、何かを書き始めた。


横から見てみる。

じんせいさいこうでいれますように


え。人生最高でいれますように……?


金持ちからの人生最高。

めっちゃパリピ臭がする。

そこそこ偏差値高めの私大(文系)にいそう。
(偏見。いや、自分がそういう大学にいたから、実体験でもある)
それまで人生うまく渡ってきて、まだ学生で自信がみなぎってるけど、社会に出て大体頭を打つ。そして色んな経験を経て、30くらいに会うと良い感じに丸くなっている、みたいなタイプ。


「ああ、人生最高、ね。おう、そりゃ最高の方が良いに決まってるよな」

そう言葉を絞り出すと息子は満足そうに笑っている。
パリピ6歳児。

彼は笑われると恥ずかしがって「も~!」と怒るので、笑ってしまいそうになるのをグッと堪える。

そういえば、少し前に万博公園に遊びに行った時、ボートに乗ったり迷路をしたり色々楽しんで、アイスを食べて「人生最高~!」って言ってたな。
ずっと人生最高な気分ででいれるなんて、それはもう素晴らしい。
うん、これは素晴らしい願い事や。パリピとか思ってしまってごめんやで。

一瞬、え?と思ったが、こんな願いごとを書くなんて、なんて最高な6歳児。まだまだ可愛い6歳児。ありがとう6歳児。ああ6歳児。
急に親バカ発言を繰り出し申し訳ない。読み流してください。

そういえば娘の願い事はまだ聞けてないから、学校から帰ってきたら聞いてみよう。


残念なことに大阪は夕方から雨予報やけど、織姫と彦星が無事会えますように。
そして、子どもたちの願いが叶いますように。

色んなことが起こるけど、“人生最高”と笑って生きていってくれたら、それは親としてこの上ない喜びだから。


どうかどうか、叶いますように。


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