ジェントル息子に癒された自転車の帰り道
先日、自転車で保育園までお迎えに行った日の話。
その日私はシフォン素材のトップスを着ていた。暑さが半端ない毎日だから、涼し気で気に入っている。
息子を自転車の後ろに乗せて、「今日はどうやった~?」なんて言いながら自転車をこいでいた。
すると後ろから息子(5歳)の声が聞こえる。
「も~。お母さん、肌着見えてるよ~!」
え?肌着?
ほんまや。シフォン素材のトップスが風にはためき、下に着ていたタンクトップの下部分が見えている。
「あら~。ほんまやな~。ハハハ~やば~」
ハハハ~ちゃうねん。こちらとしてはまぁそんなにめくれてないし、誰も見てへんから大丈夫や、くらいの心持ち。
「も~。お母さんったら~。〇〇〇(息子)が押さえといてあげるから~」
後ろで息子が私の服がはためかないように手で持ってくれている。私が言うのも親バカ全開でキモくて申し訳ないが、息子は優男だ。
「お~。ありがとう~!助かる~!」
「ぎゅ~押さえ~!」
後ろから息子が手を腰に回し、ぎゅ~!としながら服を押さえてくれた。振り向くとニッコニコの笑顔。
1日バタバタしていた疲れが吹っ飛ぶ。心が浄化される。
ああ、子どもって本当に尊い生き物だなぁ。そりゃ、子どものアレコレで疲弊することも多々あるのだが、こんな純粋な気持ちで愛情を注いでくれる存在なんて他にいるであろうか。
『子どもは3歳までに親孝行を終える』なんて言うが、3歳をこえて5歳の息子も8歳の娘にだって、まだまだたまらん瞬間がある。
子育ての最終ゴールは子どもの自立。親からどんどん離れていくのは正常な姿。わかっちゃいるけど、寂しいことには変わりない。
息子が思春期を迎え、私の話なんか総スルーで、「うっせ~」やら「うざい」やらの言葉を投げかけてくることを想像したら心をえぐられる。意識が遠い宇宙へ飛んでいきそう。仕方ないとわかっていても、泣ける。
もし、そんな日が来てしまったら。
私は速攻でこの記事を読みにくることにする。
す~は~深呼吸をしながら、「こんなに可愛かったんやな。十分親孝行してもらってるな」と精神を安定させようと思っている。
その時noteを続けているかは謎だが、書いた記事は消えませんように。
そう祈りながら、我が子の成長記録をnoteに記す私なのであった。
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