依織

恋愛小説が書きたくなって、ブログを始めました。 応援してもらえると嬉しいです(*´ω`…

依織

恋愛小説が書きたくなって、ブログを始めました。 応援してもらえると嬉しいです(*´ω`*)

最近の記事

この恋が運命に変わるまで第13話~Hside~⑦このままキスしてもいいだろうか

こんなに彼女と長い時間一緒の時間を過ごせるなんて ホントにホントに夢みたいだ。 彼女は楽しんでくれているかな。 まぁ、わかりやすい彼女だから、今見る限りは、楽しそうだけど。 いよいよだ!いよいよ、彼女を連れていくぞ! 喜んでくれるといいな。 いつか機会があれば、彼女を連れていきたいと思ってた。 「ちょっと寄りたいとこあるんだけどいい?」 「どこ行くの?」 「ついてからのお楽しみ♪」 「めっちゃ気になる~!」 なんて話をしながら、駐車場についた。 「あのさ、ちょっとあの

    • この恋が運命に変わるまで第12話~Mside~⑥楽しい時間はあっという間

      あ~…言わなきゃよかった。 うちの親に話すと、すぐに値踏みされるから嫌なのよ…。 恋人のことを話した時も ものすごく感じが悪かった。 絶対に公務員と結婚しろって言われてるから 普通の会社員、しかも中途採用だなんて めちゃめちゃダメ出しされまくりで 全然いい顔しないし… 今日だって、家に車を置いたまま出かけると 絶対にあれこれ聞かれるだろうと思って 先に、「職場の先輩と映画に行ってくる」って言っただけなのに 相手はどんな人なのか、そりゃもう根掘り葉掘り 馬鹿正直に答えた

      • この恋が運命に変わるまで第11話~Hside~⑥緊張するふたり…彼女の距離感と僕の理性

        なんだかんだ仕事が忙しくて ゆっくり彼女と会話をする時間もないまま、約束の日になった。 僕は彼女を迎えに行くために、彼女の家へ向かった。 彼女は実家暮らしでちょっと厳格そうな家柄だ。 かくいう僕の実家も同じくらい厳格な感じ。 小さいころからの苦労はよくわかる。 彼女の口は悪いけれど、育ちがいいところは 小さい頃からしっかりしつけられたことがよくわかる。 とはいえ、根っこは真面目で一生懸命なんだけど コミュニケーションの下手さがすごく目につく。 生き方が不器用というか

        • この恋が運命に変わるまで第10話~Mside~⑤彼が私に気がある?

          すごく頭がぐるぐるする。 恋人がいても男性と映画に行ってもいいものなのか? いや、そもそも恋人といっても 相手は浮気してるっぽいし ちょっと距離を置こうって 全然連絡なんか取り合ってないし ほぼほぼ、もう別れているに等しいけど…。 とはいえ、こんなに『男性』として意識しているけど 彼からしたら ホントにただの同僚として いち友人として誘ってくれているのかもしれないし ただ妹のように可愛がってくれているだけかもだし そもそもチケットが余ってただけかもしれない。 いや

        この恋が運命に変わるまで第13話~Hside~⑦このままキスしてもいいだろうか

        • この恋が運命に変わるまで第12話~Mside~⑥楽しい時間はあっという間

        • この恋が運命に変わるまで第11話~Hside~⑥緊張するふたり…彼女の距離感と僕の理性

        • この恋が運命に変わるまで第10話~Mside~⑤彼が私に気がある?

          この恋が運命に変わるまで第9話~Hside~⑤僕のペラペラ流暢な話術

          いただいた映画のチケットを ノートパソコンにたてかけて それを見つめながらうんうんうなっていた。 誰かが見たら、さぞかし仕事に集中しているように見えるであろう。 が…仕事はなかなか進まない。 もし、もしも、彼女が来たなら… なんて誘えばいいんだ? っていうか、誘ってもいいのだろうか。 ただただ彼女を見守る 笑顔を見られるだけでいい そう思っている僕が、そこまで親しくなっていいものだろうか。 というか、ずっと一緒にいたら 理性を抑える自信がなくなる。 そんなことをぐ

          この恋が運命に変わるまで第9話~Hside~⑤僕のペラペラ流暢な話術

          この恋が運命に変わるまで~Mside~④ポンコツな脳みそ

          最近、全然彼とゆっくり話せていない。 仕事が忙しいだろうと気をまわして 彼の部署に顔を出さないようにしていたけれど… そろそろ限界… 禁断症状だわ…"(-""-)" 彼に会いたい いろいろと聞いてほしいことがある いつものように相談したい そして彼の冗談が聞きたい 彼の意地悪く笑う顔が見たい あ~~~~~~~~!!! もうやめよう! 彼のことだ。 どんな状況だってプロフェッショナルに仕事する。 だからたまに私が来て話すくらい 彼にとってはどうってことないはずだ!

          この恋が運命に変わるまで~Mside~④ポンコツな脳みそ

          この恋が運命に変わるまで~Hside~④神さま、お願いします!

          突然、同じプロジェクトチームの女性に 映画の券を、しかも2枚、渡されてしまった。 これは、僕にどうしろと? 頭が混乱している僕に女性は話しかける。 これで、好きな女性を誘って行ってください。 いつもお世話になっているので、差し上げます。 いや、自分で使えばいいのに。 そう僕が言うと、 私には必要ありませんから。 そう言って、去っていった。 なんだ?なんだ? これは一体、どうしたらいいのだ? 好きな女性。 そう言われて、パッと思いつくのは彼女の笑顔だ。 いやいや

          この恋が運命に変わるまで~Hside~④神さま、お願いします!

          この恋が運命に変わるまで~Mside~③どうすればいいの?

          最近彼は、新プロジェクトのことで忙しそうだ。 彼が、考えた企画だから、リーダーである彼中心で回ってはいるけれど 彼の専門外な部分を補うために、その道のプロが中途で引き抜かれてきた。 めっちゃできる女性だ。 新人2年目の私は、新しくやってきたその彼女に いろいろと会社の中のことを教えることになった。 というのも、たまたま、休憩中に困っていた彼女に声をかけてから、そんなことになり、お局様ばっかりのこの会社では、珍しく同年代ということもあって仲良くなり、日が経つうちに、コイ

          この恋が運命に変わるまで~Mside~③どうすればいいの?

          この恋が運命に変わるまで~Hside~③どういうこと?

          今僕は特別任務のためにチームを組んで、ある女性と仕事をしている。 なので、残業もその女性と一緒。 だから、いつものように彼女の相手ができない。 彼女が僕のところに来てくれたり 僕が彼女のところに様子を見に行ったり そんな関係がとても心地よくて、残業も全然苦じゃなかったし むしろ、そのために仕事を頑張っていた といっても過言ではないくらい その時間は僕にとって最高だったのだ。 いや、まぁ、彼女命名の『外面良男(そとづらよしお)』だから いろいろな人に頼まれた仕事を断れ

          この恋が運命に変わるまで~Hside~③どういうこと?

          この恋が運命に変わるまで~Mside~②勘違いしちゃうじゃん!

          最近、恋人とうまくいっていないせいなのか、周りに目がいってしまう。 周りの男性の優しさについついホロッと甘えたくなってしまう。 特に、残業仲間の隣の部署の彼。めっちゃめちゃ優しい人。 どんな話をしても絶対に否定せずに、話聞いてくれて励ましてくれる。 時にはアドバイスもくれるんだけど、 それが押しつけでもなく上からでもなく、わかった!って聞きたくなるような感じ。 出来ない時はすぐに助けてくれるから、ついつい何でも相談しちゃう。 さらには、遅くまで残っていると、ご飯に誘

          この恋が運命に変わるまで~Mside~②勘違いしちゃうじゃん!

          この恋が運命に変わるまで~Hside~②胃袋をつかむのは僕の方

          彼女はどうやら体調が悪そうだ。 彼女は必死に普通にふるまって仕事をしているが、僕にはわかる。 喉の調子が悪いのか、喉を気にしているのがバレバレだ。 僕は、昼休みに、わざわざのど飴を買いに出かけた。 もちろん、彼女にはそんな恩着せがましいことは言わない。 他の買い物のついでに買ったかのように装って、僕の食べ物もついでに買った。 偶然すれ違った廊下で、「はい!」と手渡した。 彼女はビックリしていたが、とても喜んでくれた。 やっぱり、彼女の笑顔は可愛い。 この笑顔に僕はどうし

          この恋が運命に変わるまで~Hside~②胃袋をつかむのは僕の方

          この恋が運命に変わるまで~Mside~①ついてない時はとことんついてない

          最近、なにかとついてない。 4年付き合ってる恋人はどうも浮気をしているようで… 先週のクリスマス、忙しいとか言いながら、私たちは会う約束をしなかった。もう4年もたつと、そんなもんか…と寂しく思っていたが、 恋人の車から、クリスマスイブの夜に2人で食事をしていたレシートが出てきた。 そういうことか。もう別れようかな…。 そう思うけれど、4年も付き合っていると、情だの、独り身の寂しさだの、いろいろな感情が湧いてきて、なかなか踏ん切りもつかない。 だれか他に私を好きだっ

          この恋が運命に変わるまで~Mside~①ついてない時はとことんついてない

          この恋が運命に変わるまで~Hside~①彼女は猫

          ホントに彼女は忙しい。 さっきまで怒っていたかと思えば、今は僕の隣で笑い転げている。 ホントによくくるくると表情が変わる。まるで猫のようだ。 僕はあまり感情が外に出ないタイプだから、少し羨ましいくらいだ。 上司に向かっても物怖じせず、言いたいことを言う。 気が強いのかと思いきや、裏でコッソリ泣いている。 毎日くるくるかわる表情、ホントに忙しい。 ホントにジェットコースター並みなテンションの上がり下がり具合だ。 コミュニケーションが下手くそだなぁって思う。 もっとうまく

          この恋が運命に変わるまで~Hside~①彼女は猫