山本伊織のサッカーノート

Challenger.

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黒瀬俊哉が、夢チャレンジに残したレガシー

魔法の様な9年が、北摂という地域と全国区を結び付けた。 誰もが、驚いただろう。 その噂は、瞬く間に広がった。 筆者である私も全く想像もしておらず、本当に驚いたことであった。 13年。 最後の1週間、親御さんたちが次から次へと訪れ、感情を抑えきれず、涙し、沢山の大きな花束を受取るその光景に、黒瀬さんが子どもたちと過ごした時間の重みと厚みが、ジワジワと伝わってきた。 夢チャレンジという名の啖呵。始まった9年というのは自由とは程遠く、あまりにも長く険しい道のりであった。

    • 未来エンデバーって。

      今日で3回目。もう3回目。 これからも1回1回を大切にしていく中で、感じたのはもっと皆んなには成長に貪欲になってほしい。 数名、本当に僅かだけどこのクラスで変わろうとする鼓動が聞こえてくる。 何かを掴み取りにいく様なそんな音が。 一方で、表現しきれていないのか、それとも意識が低いのか、自分の調子に左右され、あるいは雰囲気にのまれ、やるべきことが見えなくなっている選手も見える。 やるべきことは、一生懸命? そんなの全員やってると思う。 殻を破らないと。 同じステージ

      • 山本伊織からの、お願い。

        夢チャレンジTOP4年 トレーニング総括 今日感じただろう。 普段どれほど自分が闘えていないのかを。 普段からやれてる選手はもちろん知ってる。 これまで自分がどういった一年を過ごしてきたのか。 振り返って欲しい。 そしてそれらの感情を感じる機会はこれからも惜しみなく作り続ける。 自信を持つために、思い返せる時間にするために、そして勝つために。 一度自分の中の常識は捨ててくれないか。 前任者を否定しているわけじゃない。 今まで「自分たち」が、どれほどフットボー

        • エリートプログラム総括

          4/1〜4/7の期間に、育成強化コース 春期エリートプログラムが開催されました。 ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。 今回一番感じたことは、どんな選手であれ7日あれば劇的に生まれ変われるということでした。 これは間違いなく、6.7日間来た選手にはもれなくどの選手にも言えます。 スケジュール上、3日間の参加や4日間の参加をいただいた選手たちも進歩を見せてくれ、積極的に取り入れようとする選手が多く本当に充実した時間となりました。 さて、サッカーの話ですが

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        黒瀬俊哉が、夢チャレンジに残したレガシー

          止まっていた時間が再び。

          4月3日 2024年度、夢チャレンジ9期生1日目。 鳥肌が立った。 熱量、集中力、殺気、そして遊び心。 生きていて、こんなに楽しい時間があるのかと、想像するだけで愛おしく、待ち遠しい。 頑張るとか、誰かが上手いとか、もはやそんなものではない。 沢山の見ていて楽しい、ゲームやトレーニングを犠牲にし、ステップワークから、あらゆるスピードの確認、そして闘志。 心を整え、技を磨き、身体に染み込ませる様に。 そして何よりも、あの保護者様の数。 期待を喜んで背負い。 皆

          止まっていた時間が再び。

          2024/ベースアップアカデミー

          2024/4/4 育成強化コース ベースアップアカデミーの2024年度がスタート。 今年も沢山のご応募ありがとうございました。 クラス創設者の黒瀬さんがこれまで創り上げてきたモノの大きさをひしひしと感じました。 今月のテーマはボールアタック。 どれだけボールに対して身体を合わせてディフェンスできるかという内容だった。 また動画等も撮影しながら動きの確認をしていきたいが、何より選手それぞれがテーマを理解し、ゲームの中でも求めて合っているのが印象的だった。 選手たちにはデ

          2024/ベースアップアカデミー

          ピッチから、風が吹く。

          朝、学校の準備をして朝ごはんを作り、見送り、仕事に出かける。 一方、貴方は16時ごろ、ランドセルを放り投げ、宿題をめんどくさそうに終わらせ、サッカーの準備に取り掛かる。 貴方を送り届け、家事を終わらせたのち、貴方の頑張りを見に行こうかと、車を走らせ、階段を上がる。 ふと、どこにいるかと、緑のネット越しに探すと、 貴方は洗練された雰囲気の中、目を輝かせ、必死にボールを追いかけ、声を枯らし、闘う。 そんな瞬間、ママとパパの心に、ピッチより風が吹く。 帰り道。 貴方は自

          ピッチから、風が吹く。

          ベースアップアカデミー総括

          今年度、最終日。 どうしようか少し迷ったけど、やっぱり毎回が良いトレーニングになっていることがプライドで、今日も変わらずこだわってしまって申し訳なかった。(笑) 文句一つ言わず、取り組んでくれた子どもたちに心から感謝している。 ゲーム自体、もちろん悪い分けじゃ無いけど、テーマにこれだけこだわってきたのだから、最後もたっぷりとこのスクールの旨みを受け取ってもらいたかった。 限られた時間の中で子どもたちには、何度も何度も繰り返し様々な状況でチャレンジをしてほしい。 この

          ベースアップアカデミー総括

          月曜日未来エンデバー総括

          前回の課題で出た部分から、相手の変化に対して、立ち位置を変えていく中で相手のブロックをどう解釈すれば位置的優位を確保できるのかというところに焦点を当てた。 課題は今回、相手の形成する「ブロックの間」という考え方から、「ブロックの中」という捉え方で受けて側の目を揃えた。 出し手の選手は、常に変わる相手のブロックを見ながら、脇のライン、ブロックの中央、ドリブルライン、ポケットに対してなど、正確にジャッジしながらプレーすることを求めた。 1ヶ月、やっと相手を見れる様になってきた

          月曜日未来エンデバー総括

          確かな手応えと、明確な課題

          このチームの良い部分と弱点。 両方、沢山見ることができた。 ただ、今日は選手に拍手を贈りたい。 最後まで良くやった。 理由や細かい話は、またピッチで面と向かって話をさせてほしい。 1年間100%続けてとゆうのはプロでもありえないし、負けた日が失敗ではないだろう。 勝つ時もあれば負ける時もあるが、「なぜか?」という部分は丁寧に正確に振り返る必要がある。 チームとしても個人としても「狙い」が無い時を1秒足りとも許したくはないものだ。 目的はブレることなく、基準を高めてい

          確かな手応えと、明確な課題

          育成強化ベースアップ総括

          3/14 今回は前々回から取り組んでいる待つ場所と受ける場所を変更していくということをメインにトレーニングを構築した。 その上で前回でた課題として、自陣ゴールに向いた状態で足元への要求に偏った場面が多くみられたので、1列目、2列目関係なく背後へのアプローチを意識的に試みた。 そのアクションにより、相手がどうなったかというリアクションを確認しながら、生まれたスペースを使うということ、死角で顔を出すということを行い、出し手と受け手の関係の中でどういった形でパスラインとドリブ

          育成強化ベースアップ総括

          トップチームに入る選手へ

          本日は、セッションを分けてトレーニングに臨んでもらった。 カイトコーチの方では基本が奪われないということを念頭に、ボールコントロールに関しての技術指導を行った。 かたや、山本伊織のセッションでは、ディフェンスの構築にチャレンジした。 内容としては、いかにボールの移動中にファーストディフェンダーは距離を詰められるか、相手にエリアを変えさせないという点、奪ってから攻撃に繋げられるか、という部分に取り組んだ。 トレーニング内容の中で、テーマになっている部分がコーチングの中で繰

          トップチームに入る選手へ

          心技体

          夢チャレンジ 育成強化 未来エンデバークラス               年度総括 ①良いトレーニングは、良い心構えから。 ではないだろうか。 別に何かスペシャルなことではない。 ただ、何をしにきているのかわからない選手になっていないだろうか。 目的を見失った行動、狙いのないトレーニングなど、やる意味はない。 基準を明確にし、環境を整備する。 責任の所在を明らかにし、できていないことはできていないと分かるように。 私の責任は、誤魔化しの効かない環境を作ることだ。

          Why?

          この感覚だけが、自分を磨き、自分を高めていく。 いかにしつこく、何度も何度も自分に突きつけることができるのか。 理想に最適化し、自分に矢印を向け、成長していくこと。 今日、子どもが付いていけていないとお父さんからの相談。 これが通常スクールならクラスの変更はどうか、どんなことが難しいか、何がそうさせているのか、こちら側が、 Why?を持ち、一緒に探す作業を行う。 しかし、夢チャレンジに来ている選手、あるいはどんなレベルであれセレクトされた選手の相談となれば話は変わる

          見返すしかない世界で。

          今日で第9期夢チャレンジのセレクションが終了した。 様々なスクールやチームがある中、「夢チャレンジ」という、私の大好きな人が9年間作り上げてきたものがきっかけとなり沢山の選手に出会えたことに本当に感謝したい。 サッカー自体、チームスポーツであるという特性から、そういった出会いは時に大きな影響を自分の人生やチームの将来に及ぼすことがあるが、みんなの中で良い出会いとなりそうな出会いはあっただろうか。私は沢山感じさせてもらった。 もしそうであれば、そういった場所を提供できてい

          見返すしかない世界で。

          3/6 セレクション総括

          まず、皆様に今年度も夢チャレンジを選んでいただけたことを光栄に思います。 来年度の準備を的確に、丁寧に行い、大きな成長を提供できる様取り組んで参ります。 さて、本日はセレクション全体を通して、近年の選手たちに感じることを少し。 今後皆様に良いサッカーライフを過ごしていただくためのヒントの一つにしていただければ幸いです。 1.コミュニケーションの重要性今回一番感じることの一つが、伝える力、伝えようとする選手が極端に少ないことだ。 様々なスクールで沢山の言葉を聴いている